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車載のGoogleシステムがもたらす最新のコネクティッド機能がカーライフを一変させる可能性

2026.06.02

車載Googleインフォテイメントシステムの便利さは感動モノだった!!

このところ、モータージャーナリストの仕事として新型車に試乗した際、走行性能や快適性、先進運転支援機能などとともに感動、感心できるのが、Google搭載のインフォテイメントシステムだ。これまで、走行中に操作できなかった新しい目的地の設定を、運転しながら「OK、Google」で設定でき、ルート上の交通状況をリアルタイムに反映した最適なルートを常に設定してくれるのだから初めての目的地へのドライブも安心・快適そのもの。

すでにスマートフォンのGoogleマップに保存してある目的地を呼び出すこともでき、エアコンの温度設定も「OK、Google」から操作できるため運転に集中できるのだ。さらに地図アプリを更新料なしで随時更新してくれるほか、スマートフォンに入っているアプリまで、クルマのディスプレイに取り込めたりするのだから便利この上ない。これも、クルマに通信機器、通信環境(SIM)を搭載しているからこそなせる業だが、カーライフをより豊かにしてくれることは間違いなく、運転初心者も安心してドライブを楽しめることになるはずだ。その通信料も、自動車メーカー、車種によって、1~5年間無料というのも嬉しいではないか!! もちろん、何年か経てば通信料は有料になるものの、Googleそのものはいつまでも無料であり、地図更新はWI-FIやデザリングでも可能で、スマートフォンの通信環境を使い、自動車メーカーの通信料無料期間をすぎても無料で使い続ける(リアルタイムの地図更新はできないが)ことも可能なのである。

多くの新型車にGoogleインフォテイメントシステムが搭載され始めた

クルマにGoogleが搭載され始めたのはここ最近だが、ボルボなどがその先駆者だった。しかし今では多くの新型車に搭載され、例えば軽自動車の三菱デリカミニ、日産ルークスなどにも用意されるほか、ボルボ各車種、ホンダ各車、日産リーフ、最新の日産エルグランド、マツダCX-5などにも搭載されている。

ボルボEX30 撮影 雪岡直樹
ホンダCR-V
日産リーフ
日産エルグランド
マツダCX-5

Googleインフォテイメントシステムの便利さは多彩

それでは、その機能、便利さを項目別に紹介しよう。ナビゲーションだけではない先進的かつ多彩な機能を持っていることが分かるはずである。

ボルボEX30撮影 雪岡直樹
ボルボEX30撮影 雪岡直樹

●Google アシスタント

1.Google アシスタントに話しかけ、エアコンの温度やデフロスターを操作して車内を快適に保つことができる。
2.運転しながら開いているカフェなどを検索し、目的地設定してくれる。
3.スマートフォンに触れることなく、メッセージや電話の着信を確認したり返信することができる。
4.お気に入りのメディアを音声で操作し、車内での時間を楽しむことができる。
5.最新の天気や道路状況や1日の予定を確認したり、リマインダーの設定などが音声でできる。
6.自宅のスマートホーム デバイスに接続し、クルマから操作することができる。

●Google マップ

1.OK Googleから、運転中でも音声だけで安全に目的地設定ができる。
2.ルート上の交通状況の変化をリアルタイムに反映し、最適なルートを案内してくれる。
3.Googleの膨大なデータから、最新のレストランやショップの情報を簡単に見つけることができる。
4.スマートフォンやパソコンの Google マップで保存した場所を目的地に設定できる。
5.地図データの更新料は不要。通信によって常に新しい地図データが利用できる。

マツダCX-5運転中にGoogleに呼びかける筆者
CX-5のGoogle搭載15.6インチディスプレイ

●Google Play

スマートフォンと同じように、お気に入りのアプリをクルマで簡単にダウンロードすることができ、お気に入りの音楽、ポッドキャスト、オーディオブックをクルマで楽しむことができる。

以上はGoogle搭載のインフォテイメントシステムでできる機能の一例だが、やはり運転中に、安全な運転視界そのままに新しい目的地を音声で設定できるあたりは、筆者のこれまでのGoogle搭載インフォテイメントシステム利用時の大きなメリットと感じているし、できたばかりの道に対応してくれる適応性は、メーカー純正の非通信型ナビゲーションでは到底敵わないメリット、便利さと言っていいだろう。新型マツダCX-5に見られるように、ディスプレイの大型化もその使い勝手、有難みに大きく影響していることは間違いない。筆者の愛車のナビゲーションの地図データ更新には数万円かかるのだが、そうした出費もGoogleマップの自動かつ無料更新によって不要になるというわけだ。

三菱デリカミニのGoogle搭載インフォテイメントシステム

Googleインフォテイメントシステムは便利なだけでなく安全運転にも直結する

現時点でGoogle搭載車種は限られているものの、これからのクルマ選びのポイントとして、先進運転機能の充実度とともに、Google搭載車を候補に挙げることがトレンドになるかも知れない。「ドライブ先はいつも決まっている」というような人には宝の持ち腐れになるかも知れないが、「見知らぬ土地にドライブする機会が多い」、「運転中にナビゲーションやエアコンの設定をするのが面倒、怖い」という人にも、Google搭載インフォテイメントシステムはうってつけではないだろうか。現在、2023年に地図データを更新して以来、更新していないインフォテイメントシステム、ナビゲーションを使っている筆者としても、次期愛車の候補として、スマートフォンでお世話になっているGoogleの便利さを車内に持ち込めるGoogle搭載車が上位に挙がることは間違いなさそうだ。ただし、同一車種でも、あるいは搭載インフォテイメントシステムによってGoogleが未対応であることもあるので、注意したい。

高速走行中でも目的地設定などが安全に可能
マツダCX-5のGoogleインフォテイメントシステム

文/青山尚暉

プロミュージシャンからいきなり自動車専門誌の編集者を経験した後、モータージャーナリストに。新車試乗記や自動車関連コラム、防災記事などを幅広い媒体で執筆。クルマのパッケージング、洗車”オタク”でもある。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動。愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿厳選紹介、ドッグフレンドリーカー選びについて多方面で情報発信中。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」(リヨン社刊)、「すごい海外旅行術」(講談社刊)、「愛犬と乗るクルマ」(交通タイムス社刊)など。輸入車の純正ペットアクセサリーの開発にも携わっている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~。現在は小学館DIME推薦)。

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