受注データを開いた瞬間、思わず二度見した。
「男の生き様」を描いた任侠ゲーム『龍が如く』をモチーフに、DIMEが日本のアウトドア界を牽引するシュラフメーカーNANGAに発注したコラボブルゾン。価格やデザインからして、購入者は男性がメインになるだろうと想定していたが、蓋を開けてみると購入者の43%が女性だったのだ。
しかも同じくコラボ工具箱にいたっては、購入者のうち女性が52%。「龍が如くファンは女性も多い」は、データが証明していた。販売ページでは男性モデルを起用して撮影していたが、女性にもきちんとアピールせねば……ということで、50代女性(筆者)と20代アルバイトNちゃんで、着用してみることに!
龍が如く×DIMEコラボアイテム特設ページ『龍が如く』グッズ購入者の「半分」は、女性だった

今回DIMEが販売したコラボアイテムの申込内訳を調べてみると、目玉商品であるNANGA製リバーシブルバーシティブルゾンの購入者は、定価59,400円(税込)という価格にもかかわらず、女性43%、男性52%。ほぼ半々という驚きの結果が出た。
『龍が如く』リバーシブル ソフトダウン バーシティブルゾン
さらに衝撃だったのが、真島吾朗モチーフの「真島建設トランク型工具箱」だ。工具箱の購入者、女性52%。男性を逆転している。
『龍が如く』シリーズは2005年の初代から一貫して「男の世界」を描いてきたゲームだ。極道の世界を舞台に、主人公・桐生一馬の熱い生き様と仁義を描いたストーリーは、シリーズ累計販売本数2770万本を突破した一大IPへと成長した。
そのファンの中でもグッズを購入する温度の高いファン「半分」が女性だというのは、ゲームをよく知る人にとっては「やっぱり」という感覚かもしれないが、購入データとして可視化されるのは、なかなか興味深い。
ちなみにシリーズで女性に最も人気の高いキャラクターは、主人公・桐生一馬と、その永遠のライバル・真島吾朗の2人。どちらも「一本筋の通った男」として、ファンから絶大な支持を受けている。今回のコラボブルゾンは、その2人をモチーフにした両A面仕様なのだ。
1枚で2度おいしい。リバーシブルという最大の特長

改めてこのブルゾンについて説明しておこう。スポーティーなバーシティブルゾン(スタジャン)をベースにしたアウターの最大のポイントは「リバーシブル」であること。表裏で全く異なる2つの顔を持つ。
【桐生面(表)】
シンプルな黒のナイロン地に、背中に「応龍」の白プリント。桐生一馬の背中の刺青をモチーフにしたデザインで、ゲームを知らない人が見ても「かっこいいブルゾン」として成立する一面。
【真島面(裏)】
真島吾朗を象徴する蛇柄を、大胆にもブルゾン全面にオン。ファンにはお馴染みのあのアイコン的アイテムが、洗練されたコラボ仕様となって登場した。
中身はスペイン産ホワイトダックダウンをNANGAが国内で洗浄した「DXダウン」を封入。750FPという高品質な素材で、軽くて暖かい。春秋はアウターとして、冬はインナーダウンとして使える実用性の高さも魅力だ。
価格:59,400円(税込) サイズ:S / M / L / XL 日本製 2026年10月頃お届け予定
真島面(蛇柄)× 20代:「主役は蛇柄、それ以外は黒でまとめる」

まずは蛇柄面から。真島吾朗のイメージそのままの強烈なヴィジュアルを20代が着こなすとこうなった。身長164cmでメンズのMサイズを着用している。
コーデのポイントは「蛇柄以外は全部黒でシンプルに」。インナーもパンツもブーツもすべてブラックでまとめ、蛇柄を主役に据えるのが正解だ。ややオーバーサイズのシルエットが今っぽく、脚を見せることでバランスよく。
着てみると、生地はしっかりしているのに柔らかく、軽い着心地。ダウン量を絶妙に抑えることで、ダウンジャケット特有のもたつき感がなく、羽織りもの感覚で春や秋にも気軽に着られる。アウトドアブランドであるNANGAの技術力をタウンユースに発揮している。

背中には龍が如くシリーズ20周年×NANGAのコラボワッペン。このワッペンがあることで、このブルゾンが「ただのキャラクターグッズ」ではなく「ブランドコラボアイテム」として機能し、アクセントにもなっている。
『龍が如く』リバーシブル ソフトダウン バーシティブルゾン桐生面(応龍バックプリント)× 50代:「さらっと軽やかに着こなす」

桐生一馬の「応龍」を背負った黒面は、着る人の年齢を選ばない。シンプルな黒のブルゾンとして見れば、どんなコーデにも合わせやすい懐の深さがある。
50代の筆者は「ウェアに黒を使わない」しばりのコーディネートに挑戦してみた。カモフラ柄の変形ヘムスカートに、インにはカーキのスウェットを組み合わせて「ミリタリー×ストリート」の文脈に。謎の圧が強いおばちゃんにならないよう、軽やかに仕上げることを心掛けた。

背中の応龍プリントは、正面から見ているときは気づかない。振り返った瞬間に龍が現れる??この「見せ方の計算」がなんともいい。桐生一馬という男の「表と裏」を体現しているようである。言い過ぎか。
こちらも身長165cm、メンズMサイズを着用。メンズMサイズは通常だと大きすぎるのだが、アウトドアブランドなだけに、もともとがコンパクトめなシルエット。少しゆったり着られて、ちょうどよかった。
『龍が如く』リバーシブル ソフトダウン バーシティブルゾンコラボTシャツも見逃せない

コラボアイテムはブルゾンだけではない。「エコハイブリッドボックスロゴTシャツ」(7,700円・税込)も、デイリーで使えるアイテムとして見逃せない。
バックには神室町の街並みをモノクロプリント。ややフェミニンなサーキュラースカートと合わせると、「甘辛ミックス」のコーデが完成する。リサイクル素材を使ったボディは吸汗速乾性も高く、夏のデイリーTとしても優秀だ。フロントの胸元には、NANGAのロゴ刺繍が高級感を添えている。
『龍が如く』エコハイブリッド ボックスロゴ エンブロイダリーTシャツ「男の生き様」を纏う――それは、性別を問わない。
今回、コラボブルゾンを実際に着用してみてわかったのは、『龍が如く』の世界観を2パターンで纏えるだけでなく、ファッションアイテムとしても機能・デザインともにポテンシャルが高いということだ。
筆者もなかなかのお値段だなとは思っていたが、コラボアイテムでありながら、普通に3シーズン着たくなるアウターでもあったので、これは本当にアリだと思う。受注は現在も受付中。2026年10月頃のお届けを予定している。ご興味がわいた方は、ぜひ。
撮影/五十嵐美弥 文/安念美和子(DIME編集部)
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