新型コロナウイルス感染症拡大を経て、不特定多数の人との接触せずに出かけられるクルマの利便性が再注目を集めている。とくにペットを飼っている人は周囲の目を気にせず出かけることのできるクルマは非常に重宝する。高速道路でもそういったペット連れオーナーも利用しやすい工夫を展開している。今回訪れた山陽自動車道・三木サービスエリア(以下SA)もペット連れオーナーが過ごしやすい空間を提供している休憩スポットだ。
兵庫県三木市にある山陽自動車道三木SA下りは、大型車138台、小型車194台駐車可能な駐車スペースに加えて、ガソリンスタンド、電気自動車用の急速充電器を備えた大規模な休憩スポットだ。現在、三木スマートインターチェンジ(仮称)工事を行っており、リードなしでペットが自由に走り回れるドッグランは、これまで入口側のスターバックスコーヒー奥にあったが、現在は出口側へ移動している。
三木SA下りには24時間営業のスナックコーナー・フードコートに加えて、朝7時から夜9時半(ラストオーダー9時)という長時間オープンしているイタリアンレストラン「il Cane Italiano」が旅行者たちを待っている。2019年にリニューアルオープンしたイタリアンレストラン「il Cane Italiano」は、ドッグランを併設していることから、愛犬家のターゲットも多く訪れることを考えて、カワイイ子犬をイメージしたマスコットキャラクターを採用している。
高速道路のSAで本格的なイタリアン料理を食べられるだけでも大注目だが、この「il Cane Italiano」は、店舗で提供しているメニューのほとんどをテイクアウトできるのが特徴。テイクアウトでオーダーすれば、ペット連れのユーザーはテラス席で一緒に食べることができる。またこの三木SA下りには屋外にテーブルとベンチが多数用意されているので、ピクニック気分で食事を取ることができ、リフレッシュもできる。
「il Cane Italiano」は5種類のピザ(1200円~1600円)をはじめ、6種類のパスタ(1200円~1600円)。1200円のビーフカレーから7500円の黒田庄和牛サーロインステーキ180g+ライスセットまで高速道路のSAとは思えないメニューの充実振りを誇る。食材にもこだわっていて、サーロインステーキだけでなく、ハンバーグにも黒田庄和牛を使用。黒田庄和牛は兵庫県西脇市黒田庄街で肥育されている高級但馬牛ブランド。神戸ビーフの素牛として知られていて、こだわりぬいた飼料と徹底された検査体制のもとで育てられている。
また、ロースカツレツなどに使用されている豚肉は兵庫県南あわじ市でバナナを飼料に育てられた、甘みのある脂と柔らかい肉質が特徴のえびすもち豚。そして鶏肉は、卵から孵化しておおむね100日間肥育される播州百日どりを使用。播州百日どりは、広々とした鶏舎の中を走り回って大きくなり、出荷時の生鳥の平均体重は4kgを超える。鶏が大きいゆえに肉厚は充分で、大きくほおばって噛んだ瞬間、口中にジュワーっと肉汁が広がりる。またむね肉もしっとりふっくらしていて唐揚げにしてもおいしいと評判が高い。
今回食べたのは、黒田庄和牛を使用したハンバーグ+ライスの1980円と淡路島産えびすもち豚を使用したロースカツレツ+ライスの1800円。テイクアウトの入れ物にはいるハンバーグは野菜との彩りがきれいで食欲を誘う。230gのハンバーグには、フライドポテトやフライドオニオン&トマトそしてサラダが添えられている。黒田庄和牛を使用したハンバーグはとてもジューシーで甘さが際立っており冷めてもおいしい。赤ワインの効いたデミグラスソースとの相性もバッチリで、箸が進む。
一方、えびすもち豚を使用したロースカツレツは一般的なとんかつとは全く違う。衣が薄く、カツレツを揚げる油にもこだわっていて非常に軽いので、胃もたれなどの心配もない。さらにえびすもち豚の特徴である甘みと柔らかさとサルサソース、デミグラスソースという2種類のソースとの相性も抜群。カツレツだけを楽しむならサルサソース。ライスとの相性はデミグラスソースと味変を楽しめるのは魅力だ。ドッグランやスターバックスもあり、一度立ち寄っただけでは魅力を堪能できない三木SA下り。リピーター必至の休憩スポットといえるだろう。
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取材・文/萩原文博







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