ハハハでもなく、フフフでもなく、ムフッ。そんな笑い声が聞こえてきそうなモノづくりを発信するプロダクト開発チーム・専業ムフが、「月刊ムフ」と題して“ありそうでなかった変な商品”を妄想してお届け。
企業によるコラボや、実際の商品化の検討も大歓迎。「これは!」というプロダクトを見つけたら、専業ムフまでお問い合わせを。
【月刊ムフ】骨の傘
みなさんこんにちは。専業ムフです。5月に入って急に夏っぽくなってきました。沖縄はもう梅雨入りしたそうです。
そんな中、ビニール傘って便利です。透明だから視界も確保できるし、比較的安くどこでも買える。雨の日の人類を、かなりの数救ってきた存在だと思います。
しかし明確に弱点があります。見た目、全部一緒過ぎだろう。
そのことが原因で、「新しく買ったばかりの傘がなくなっていた」「間違えて人の傘を持って帰ってきてしまった」といった悲劇がビニール傘の周辺で無数に起こっています。
持ち手に名前を書いたり、輪ゴムを巻いたりすることでトラブルを未然に防ぐ、素晴らしい工夫をされている方もいますが、未だ根本的な問題解決にはなっていません。
そこで専業ムフは、梅雨に先駆けて、もっとラディカルにビニール傘の取り違えを防ぐ新商品を開発しました。その名は「骨の傘」です。
アイディアはシンプル。
「傘の骨」を「生き物の骨」に置き換えたビニール傘。だから「骨の傘」です。
今回まず開発に着手したのは、鳥類の骨の傘でした。
鳥の骨格を模した細いアイボリーの樹脂フレームで傘の骨を構成し、石突き(傘の先端部)には頭蓋骨を配置。持ち手は持ちやすいようにゆるやかに湾曲させました。尾の骨のように。
検証の過程で難しかったのは、傘としての機能性を損なわず、実際の生物の骨格を追求することでした。しかし試行錯誤を経てなんとか納得のできる商品になったかと思います。見た目も案外スタイリッシュですし、しっかり弾性があるので強風にも強い設計です。
そして、「骨の傘」を傘立てに入れてみる検証を行いましたが、効果は明らかでした。
普通のビニール傘が何十本も並んでいようが、「骨の傘」は一目瞭然。これなら間違えて持っていかれる可能性はかなり減るはずです。というより、間違えて持っていくには、それなりの覚悟が必要になります。深刻な社会問題に一筋の光が差しました。
「骨の傘」はレパートリーが豊富なところも魅力です。
まずは、魚の骨の傘。頭蓋骨は鯛をイメージしています。傘の内側に長い肋骨が並び、持ち手の先には尾びれのような骨がついています。焼き魚をきれいに食べたあとのようなデザインですね。骨が刺さらないように気をつけてください。
こちらは人骨バージョンです。傘を開いた時、頭上にもうひとつ骨格がある感じ。邪気を払ってくれます。
「ワニの骨の傘」もあります。もちろん爬虫類好きがターゲット。
そして、コウモリバージョン。これぞまさにコウモリ傘です。もっとも無理なく、傘の骨格と生き物の骨格が融合した仕上がりになっています。専業ムフ一番のお気に入りです。
お子さんに人気が出そうなのは、この恐竜シリーズ。ティラノサウルス、プテラノドン、トリケラトプスの3種類。骨格の勉強になります。雨の日の登下校で、恐竜好きのクラスメイトと差をつけて欲しいです。先生に怒られても、専業ムフは責任を一切負いかねます。
ちなみになかなか奇抜なデザインではありますが、実際にさしてみると意外とオフィス街に馴染みます。
スーツやジャケットのフォーマルなスタイルにもマッチし、雨の日の通勤姿に品格をプラスしてくれます。
おや、新入社員たちでしょうか。仲良く並んで歩く姿が微笑ましいです。
「トリケラトプスの傘の〇〇くんだね」と上司に早めに覚えてもらえるかもしれませんね。
傘によって個性を出す時代がすぐそこまで来ています。
【今月のNGカット】
調子に乗って、傘立ての傘を全部「骨の傘」にしてしまいました。取り違えは少なくなるかもですが、何か別の問題が発生しそうです。
専業ムフとは?
ハハハでもなく、フフフでもなく、ムフッ。専業ムフは、思わずムフッと笑っちゃうモノづくりを行うプロダクト開発チーム。暮らしにムフッがあると、毎日がもっと楽しく、ドキドキするものに変わるはず。“なくてもいいけど、あると楽しい”をお届けします。
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