1979年4月7日にアニメ放送がスタートした『機動戦士ガンダム』。そこから「ガンダム」シリーズは90作品以上が制作されて、作品を中心に、商品、ゲーム、アミューズメント、音楽などさまざまな分野で展開されて世界中で支持される作品になった。
プラモデルの「ガンプラ」は累計出荷数8億個を突破して、「ガンダムカードゲーム」は6.3億枚以上を発行する大ヒットを記録。2025年にリリースされたゲーム『SD ガンダム ジージェネレーション エターナル』は、1年間で全世界800万ダウンロードを超えるなど世界中で人気を集めている。
2029年に「ガンダム」シリーズはアニメ放送開始から50周年を迎えるが、バンダイナムコグループの横断プロジェクトである『ガンダムプロジェクト』は、それを記念して『ガンダム50周年プロジェクト』を始動させたことを発表した。2026年5月15日に行われた「ガンダムカンファレンス 2026 SPRING」では、今後の作品展開や商品・サービス、イベントなどの情報が公開された。
『少年とガンダム 機動戦士ガンダム50 周年 -Road to 50- プロローグムービー』を公開!
『ガンダム50周年プロジェクト』の始動に合わせて、『ファーストガンダム』から続く「ガンダム」シリーズの名シーンやモビルスーツが登場して歴史を振り返ることができるアニメが公開された。ファンの記憶や想いが重なり合うようなイメージで制作されており、あらゆる世代のファンがグッとくる映像になっている。
『少年とガンダム | 機動戦士ガンダム50周年 -Road to 50- プロローグムービー』
監督:ハヤカワツクロ
音楽:PEOPLE 1『金字塔』
2029年までの「ガンダム」シリーズの作品展開を発表!
・『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO』劇場公開が決定
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO』は、2024年1月26日に劇場公開された映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の前日譚で、『SEED FREEDOM』企画中にシリーズ構成の両澤千晶氏と森田繁氏、福田己津央監督がシナリオを担当して制作される。「ガンダムカンファレンス」で特報映像が初公開されて、劇場作品として公開されることも発表された。
・実写映画版『GUNDAM(仮称)』のジム・ミックル監督のメッセージ動画も公開
バンダイナムコフィルムワークス、『Netflix』、レジェンダリー・ピクチャーズが共同で制作している『GUNDAM(仮称)』は、人気ハリウッド女優のシドニー・スウィーニー(『恋するプリテンダー』『ユーフォリア/EUPHORIA』)とノア・センティネオ(『ブラックアダム』『ストリートファイター/ザ・ムービー』)が主演で、ジャクソン・ホワイト、忽那汐里、ノンソー・アノジー、マイケル・マンド、ジャヴォン・“ワナ”・ウォルトン、オレクサンドル・ルディンスキー、アイダ・ブルック、ジェンマ・チュア=トラン、ジェイソン・アイザックスなどが出演する実写映画。「ガンダムカンファレンス」では、監督のジム・ミックル氏(『スイート・トゥース: 鹿の角を持つ少年』)のメッセージが公開された。
・ファーストガンダムのリマスター制作が決定!
『ガンダム50周年プロジェクト』に合わせて、原点である『機動戦士ガンダム』のリマスタープロジェクトも始動した。こちらは2029年の展開を予定しており、当時の映像を現代のリマスター技術でどう蘇らせるのかリアルタイム視聴世代も注目しそうだ。
・『新機動戦記ガンダムW』新規映像の制作も決定
2025年に30周年を迎えた『新機動戦記ガンダムW』についても新規映像の制作が発表された。新規PVの公開やイベント、再上映などがファンから好評だということで、新規映像についても楽しみだ。
2029年までの「ガンダム」シリーズのイベント展開
・50周年記念イベント「GUNDAM-Con」 27 年1 月幕張で開催 各種世界大会が集結
「ガンダム」シリーズ50周年に向けて、2027年1月には幕張メッセでセレブレーションイベント『GUNDAM-Con』が開催される。“ファンの皆さまと共に創る”をコンセプトに、第1回以降は世界各地で実施する予定だという。イベントには、「ガンダム」シリーズを手掛けるクリエイターの参加や作品を深く楽しめる展示や体験コーナー、プラモデル、カード、ゲームなど各分野が個別で実施していた世界大会をイベント内で開催する予定だ。
日時:2027年1月9日~2027年1月11日(予定)
会場:幕張メッセ 国際展示場 展示ホール10・11
入場料:有料/事前抽選(予定)
主催 バンダイナムコグループ ガンダムプロジェクト
・「富野由悠季展(仮)」を2029年に東京国立博物館で開催!
2029年には、東京国立博物館で「富野由悠季展(仮)」を開催。1979年に放送を開始したテレビシリーズ『機動戦士ガンダム』をはじめ、「ガンダム」シリーズを手掛けた富野由悠季の軌跡を振り返る展示会で、詳細は後日発表される。
・ガンダムランドマーク構想
ガンダムランドマーク構想も発表された。これは世界中の「ガンダム」ファンが足を運びたくなるような“ガンダムの新しい施設”を日本に作るプロジェクト。詳細は後日発表される。
・「実物大ユニコーンガンダム立像」フィナーレ
2017年9月から8年11か月にわたってお台場の名所として人気だった「実物大ユニコーンガンダム立像」(東京都江東区)が2026年8月末で展示が終了することも発表された。2026年8月末のフィナーレでは、新たなデカール装飾を施した姿で展示されて、さまざまな催しも予定されている。
・ガンダムIP×地域活性「ガンダムお祭りプロジェクト」がスタート
「ガンダム」シリーズは、2024年以降に「福岡 博多祇園山笠」や「北海道 さっぽろ雪まつり」などIP×地域活性の一環として地元のお祭りへ出展して、各地の「ガンダム」ファンと交流してきた。2026年度は、これを「ガンダムお祭りプロジェクト」として拡大して、郷土で愛されるお祭りに「ガンダム」が出展することで、地域の魅力を引き出して、ご当地で愛される「ガンダム」を目指すという。今後の開催予定は公式サイトで告知される。
・毎年4月7日を「ガンダムの日」に制定
「ガンダム50周年プロジェクト」の一環として、アニメの放送開始日である4月7日を「ガンダムの日」として一般社団法人 日本記念日協会に申請して、記念日として正式に登録認定された。今後は、毎年4月7日にはさまざまな施策を展開する予定だという。
「GUNDAM」×「hololive production」スペシャルコラボレーション企画
カバーとバンダイナムコグループ横断で企画・コンテンツを展開する「GUNDAM」×「hololive production」のスペシャルコラボレーションでは、情報解禁第2弾としてコラボタレントとオリジナルカラーのモビルスーツが発表された。
「GUNDAM」×「hololive production」スペシャルコラボページ
日本企業初となる使用済ランナーを配合したプラモデル原料が「SGS グリーンマーク認証」を取得
バンダイナムコグループは、2021年4月から「ガンプラリサイクルプロジェクト」を推進しており、「ガンプラリサイクルプロジェクト」では、ガンプラのランナー(プラモデルの枠の部分)を回収して新たなガンプラへ循環させる取り組みを行っていた。この取り組みでは、2021年4月から2026年3月までに約174トンの使用済ランナーを回収したという。その活動の使用済ランナーを配合した原料が「SGS グリーンマーク認証」を取得したことも発表された。SGSグリーンマークは、品質に関わる試験、検査、認証を行う国際的な認証機関であるSGSが、製品の環境への配慮や安全性を証明する認証マークだ。日本企業がリサイクル原料に関するSGSグリーンマーク認証を取得するのは初の事例だという。
これまでは回収したランナーは主にダーク系の単色エコプラを用いた体験キットに活用してきたが、原料の開発を進めて通常のプラスチック原料に回収ランナーを10%配合して、再着色した原料を使うことで多色エコプラの量産もできるようになった。今後は、新開発の原料でもSGSグリーンマークを取得して、さまざまな商品に活用していく予定だという。
2029年の50周年に向けて作品展開や商品・サービス、イベントなど多くのプロジェクトを始動させて、IPの可能性を拡大する施策を加速させていくという。続報が楽しみな発表も多かったので、メモリアルイヤーに向けてファンにとっては楽しみが続きそうだ。
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構成/KUMU







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