DIME2026年7月号では、「不動産のウソ、ホント」を大特集。映画『正直不動産』と大コラボし、不動産の買い時を徹底検証!住宅価格高騰の今知るべき不動産の「ウソ・ホント」を専門家と解き明かしていく!
賃貸か、購入か。幾度となく議論されてきた永遠の問いだが、2026年に限定すると「賃貸優勢」の風向きだ。不安定な情勢下で、あえて持たない選択肢が最強のリスク管理になる理由とは?ニッセイ基礎研究所の渡邊布味子さんに聞いた。

ニッセイ基礎研究所
渡邊布味子さん
不動産市場や不動産投資を専門とする。東海銀行(現三菱UFJ銀行)、総合不動産企業などを経て2018年5月より現職。
家賃=利息なら借地借家法で守られている賃貸が手堅い
昨今のように経済的・地政学的変動が激しい時期ほど「賃貸が安心」だとニッセイ基礎研究所の渡邊布味子さんは断言する。その理由として借地借家法を挙げる。
「借主の権利を保護する法律で、家賃値上げや立ち退きへの拒否権があるのが特徴です。昨今はオーナー側が値上げに積極的ですが、借主が合意しない限り、家賃は簡単には上がりません」
一方、ローン金利の上昇は拒否できない。その結果、利息が家賃並みになる事例も起きている。
「利息が家賃と同等、もしくはそれ以上になるのであれば、借金リスクのない賃貸の方が合理的です」
最終的に決めるのは自分。不透明な時代だからこそ、経済的合理性に基づき正しい判断を下したい。

【結論】「安心」の賃貸か「一期一会」の購入か
総合的にみれば2026年は賃貸が賢明ですが、魅力的な物件も当然あります。心から買いたいと思える物件に出合えたなら、購入という選択もひとつの正解です。
取材・文/桑元康平=すいのこ 編集/千葉康永
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