スキンケアと聞くと、顔に対するアプローチを思い浮かべる。しかし、頭皮がスキンケアに影響しているとしたら、日々のシャンプーを変えることで違った働きかけができるかもしれない。
育毛シャンプー『スカルプD』などで知られるアンファー株式会社は、5月22日からメンズスキンケアブランド『DISM(ディズム)』のヘアケアシリーズ『DISM スキンケア&リフトシャンプー・トリートメント』を発売する。
DISMブランドリーダーの浅井祥太氏は、「私たちが目指すのは、医学的発想に基づき、見た目も体も『マイナス10歳』の未来へ導くことです。これまでのスキンケア領域を超え、今年度からは頭皮ケアやインナーケアを強化し、トータルビューティーブランドへと変貌を遂げます」と語った。
頭皮は“顔の一部”!欧米発のトレンド「スキニフィケーション」という考え方
その戦略の核となるのが、欧米で注目されている「スキニフィケーション(頭皮を顔と同じようにケアする習慣)」だ。
DISM商品開発責任者・飯田美佳氏は、「スキニフィケーションのトレンドにより、スキンケアと同じように頭皮や髪も複数のアイテムでケアするようになったり、スキンケアに使用されている成分がヘアケアにも配合されるようになったり、成分や技術を訴求した高単価のヘアケアが市場で売れたりと、ヘアケア市場が変化しています」と、近年の美容アプローチの進化を解説。
2021年からスキンケア展開を行っている『DISM』だからこそ、スキンケアで培った皮膚科学、成分、テクスチャーへの知見を活かすことができる「ヘアケア」のカテゴリーに注目。
頭皮を“顔の延長”、“顔の一部”として捉え、スキンケア発想で頭皮からの顔のエイジングケアをすることに着目したという。
頭皮と顔は一枚の皮膚や共通の筋肉、筋膜で繋がっている。飯田氏は「健康な頭皮は重力に負けずに自然に張っている状態です。実は、頭皮の硬さ・凝りはフェイスラインのたるみやほうれい線などの顔のエイジング悩みにも影響しています」と明かす。
しかし、市場のメンズシャンプーは「頭皮や髪の悩みの解決」を目的とした商品が多く、顔への波及効果を訴求する商品は見かけない。
飯田氏は「頭皮のスキンケア×リフトアップ」という新しい価値を『DISM』のヘアケアラインで提供するといい、「“ヘアケア、スキンケア発想のヘアケア”でフェイスラインの印象を変える」とコンセプトを説明。
「硬くなりがちな頭皮を引き上げ、しっかりと洗いながら肌をいたわり頭皮と顔の印象を引き上げる、“第三のヘアケアシリーズ”となります」と語った。
「洗う・鍛える・整える」の3ステップが理想のフェイスラインを作る
『DISM スキンケア&リフトシャンプー・トリートメント』のラインナップは、しっとりとした使用感でさらさらな髪の仕上がりになる乾燥肌向けの『モイスト&スムースタイプ』と、さっぱりとした使用感でふんわりとした髪の仕上がりになる脂性肌におすすめの『リフレッシュ&エアリータイプ』の2種類。
それぞれ5種のセラミドとナノカプセルダブルレチノール、炭やスクラブなど、スキンケアに使用される成分を配合している。どちらもしっかりとクリーミーに泡立つ。
また簡単に時短でリフトアップしたい人には、EMS付きの頭髪用美顔器『DISM EMS スキンケア&リフトプロヘットデバイス』がおすすめだ。防水タイプなので浴室でシャンプーと一緒に使うことができる。
飯田氏は『DISM』のスキニフィケーション理論として、「(1)シャンプーで洗う」→「(2)ヘッドデバイスで鍛える」→「(3)トリートメントパックで頭皮を整える」という独自のメソッドを提案。
(1)では独自の洗浄成分「DISMアミノクレンズ」を採用している『DISM スキンケア&リフトシャンプー』で、頭皮のバリア機能を守りながらタンパク質変性を抑えて洗い上げる。
(2)は100Hz超の強力なEMSやマイクロカレント、赤・青2色のLEDを搭載した『DISM EMS スキンケア&リフトプロヘットデバイス』を用い、SMAS(スマス/表在性筋膜系)を引き上げる。また「人の指」を再現した突起が頭皮を掴み上げ、筋肉を刺激する。
そして(3)のトリートメントパックは、塗布後すぐに洗い流さずに直接頭皮につけて3分パックする方法を推奨している。
解剖学の専門家が指摘する「男性美容の盲点」とリフトアップの鍵
ゲスト登壇した新潟大学医学部客員研究員の髙見寿子先生は、解剖学の視点から「顔がたるむメカニズム」を解説。男性が陥りがちな美容の盲点を指摘した。
「顔と頭皮は『SMAS(表在性筋膜系)』という一枚の膜で繋がっています。頭皮の柔軟性が失われると、それが顔のたるみやほうれい線の原因になるのです。実は、表情筋は体の筋肉と違って負荷をかけにくいため、鍛えて大きくすることはできません。大切なのは、柔軟に動かして血流を促し、若々しく保つこと。特に耳の上の側頭筋をほぐすことが、リフトアップの鍵となります」
“縦の動き”が印象を変える!劇的な変化を生むシャンプー&マッサージ術
髙見先生は、日々のシャンプー習慣についてもアドバイス。
「下を向いて洗うのではなく、筋肉の向きを意識して、頭頂部(帽状腱膜)に向かって引き上げるように洗うことで、顔の印象は劇的に変わります」と、今日からできる習慣を紹介した。実際にモデルを用いて、ヘッドマッサージや『DISM EMS スキンケア&リフトプロヘットデバイス』の使い方も実演してみせた。
頭頂部、前頭部、生え際、後頭部など、各部位で重要なのは横の動きではなく縦の動き。指の腹やデバイスを使用して、下から上に引き上げていく。
髙見先生は、「解剖学をしている身としては、やっぱり血流が大事。擦ること(摩擦)はよくないですが、血流を動かした方が絶対にいい」と語り、「今回のDISMさんのシャンプーは頭皮も健やかにしながら潤う。泡がすごくクリーミーに立つので、(摩擦の)負担はないと思います」と太鼓判を押した。
“肌の焦げ”を防ぐ!糖化ストレスに立ち向かう新発想プロテイン
さらに『DISM』では、“肌の焦げ”とも呼ばれる「糖化」に着目。インナーケアのための機能性表示食品『ディズム スキンケアプロテイン クリア(ピーチ風味)』を発売する。
機能性成分「ロダンテノンB(マンゴスチン由来)」を配合し、糖化ストレスを軽減して肌の潤いを守る。WPI製法による高純度タンパク質を使用し、プロテイン特有の濁りがないピーチ風味のクリアな飲み心地を実現した。実際に試飲してみたが、臭みもなく爽やかな飲み心地だ。
飯田氏は「男性にとって、毎日のシャンプーやプロテイン摂取は日常的な動作です。その2~3分の習慣を『顔の印象を変える時間』に置き換えるだけで、無理なく自分をアップデートできます」と、現代男性に向けたライフスタイル提案した。
AIが10年後の肌を予測!?「未来型肌分析」でスキンケアのモチベーションを可視化
また『DISM』では、未来型肌分析サービスもローンチ予定。スマートフォンでいくつかの質問に答えながら自分の顔写真を撮影するだけで、現在の肌の状況や糖化の進み具合などをチェックしてくれる。さらに現在の肌状況に合わせたオススメの『DISM』アイテムの紹介や、ケアを継続することで10年後に自分の肌がどのように変化するかもシミュレーションしてくれる。
筆者も実際に会場で先行体験してみたところ、顔写真を撮影しただけでシワやたるみ、水分量などを自動でスキャンしてもらえた。
シミ、シワなどの肌悩みの点数が水色の項目は良い状態、黄色の項目はあまり良くない状態として表される。そのため、黄色の項目を見れば、今後自分がどういったスキンケアに力を入れていけばいいか分かる(筆者の場合は目元のハリ、水分量、毛穴など)。
また、ケアを継続することで10年後の肌状況の変化も見ることができるため(筆者は52歳になった場合の肌)、スキンケアのモチベーションにもつながる。クリニックに通ったり専用の機械を使用したりしなくてもスマホで簡単にチェックできるため、男女年齢問わず、自身の肌状況を知るキッカケになるだろう。
『DISM』が提唱する「頭皮からのリフトアップ」と「糖化対策」、そして自身の肌状況を把握できる「未来型肌分」は、単なる表面的なケアではなく、体の内側と構造から若々しさを維持するための新しい健康・美容指針となりそうだ。
取材・文/コティマム







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