シャオミの最新スマホ「Xiaomi 17T」シリーズが2026年5月28日より予約開始、6月4日より発売される。Xiaomi Tシリーズは、上位モデルに匹敵する処理能力やカメラ性能を備えながら、価格を抑えたモデルであり、物価高騰が嘆かれる今、まさに注目したい最新機種だ。
標準モデルのXiaomi 17Tは8万9980円から、上位モデルのXiaomi 17T Proは11万9800円からとなっており、ハイエンドモデルと匹敵するパフォーマンスを発揮するとなれば、お買い得感は強い。本記事では、上位モデルのXiaomi 17T Proを発売前にお借りできたので、1週間ほどではあるが使用した所感をお届けする。
ライカ共同開発のトリプルカメラシステムを採用
シャオミのスマホといえば、近年はライカカメラ社と共同開発した高性能カメラを搭載することで知られる。共同開発はフラッグシップモデルにとどまらず、Xiaomi Tシリーズにまで踏襲されているのが特徴だ。
Xiaomi 17T Proのアウトカメラは約5000万画素メイン、約5000万画素望遠、約1200万画素の超広角の3眼構成となる。
メインカメラには「Light Fusion 950」センサー(絞りF1.67)を採用しており、低照度環境でもライカらしい色味やコントラストで美しい雰囲気を捉えることができる。独特のボケ感と鮮やかな色合い、精細さで、ライカらしさをしっかりと楽しめる。
特に注目すべきは、同価格帯では珍しく、ペリスコープ式の5倍光学望遠レンズを搭載している点だろう。これにより、中距離のポートレートやスナップ撮影が劇的に向上するだけでなく、30mmのテレマクロ撮影もこなせる。さらに、最大120倍の高精細AIズームにも対応しており、推し活といったニーズにもしっかりと応えられる。
超広角カメラも歪みはほとんど見られず、メインカメラに近い明るさ、鮮明さが魅力だ。3眼揃い、いずれも安定した使いやすさと、ライカらしい色味、ボケ感が楽しめるのが魅力だ。
アイケア認証を取得した約6.83インチの大画面ディスプレイ
ディスプレイは約6.83インチとかなり大きい。ベゼルは細く、本体サイズは抑えられているものの、片手での操作は難しいサイズ感だ。ポケットに入れてもかなり存在感があり、ケースを装着するとさらにサイズが増すのが難点だが、その分ゲームや動画の迫力は出やすい。
解像度は1.5Kで、最大144Hzリフレッシュレートに対応する。ディスプレイ性能としては、フラッグシップモデルと遜色ない高性能といっていいだろう。フラットディスプレイになっており、操作感も上々だ。
また、ディスプレイはドイツの認証機関である「TÜV Rheinland」より、4つのアイケア認証を業界で初めて取得しているとのこと。目に優しいことを体感できるわけではないが、長期的に使用する上では重要な要素だろう。逆にいえば、これだけのアイケア機能を搭載していながら、他のモデルと変わらず鮮やかに描画できるディスプレイである点を評価するべきだろう。
本体は金属素材らしく、ツルッとした手触りになっている。8.25mmと極端に分厚いわけではないが、サイズが大きいのも相まって、滑り落ちやすい点には注意が必要だ。また、指紋の跡が若干付着するのが気になる人もいるだろう。
7000mAh、100W急速充電に対応
Xiaomi 17T Proの使用感をより高めているのがバッテリー性能だ。高含有率のシリコンカーボン技術を搭載した高エネルギー密度の7000mAhバッテリーを搭載しており、1日の外出であれば、道中で軽くゲームアプリをプレイしても、電池切れの心配がほぼない。ライトユーザーであれば、2日程度はバッテリーが持つだろう。
バッテリー残量をあまり気にしなくて済むだけでもありがたいが、加えて100Wの急速充電に対応しており、最短48分で100%まで充電できるのもポイントだ。充電環境さえあれば、朝の支度時間、昼休憩の時間など、隙間時間でほぼフル充電になるtため、快適に使用できる。
フラッグシップモデルに負けず劣らずの高性能
搭載SoCはMediaTek Dimensity 9500、メモリは12GB、ストレージは256GB、512GBの2モデル展開となる。フラッグシップモデルと同等とはいわないまでも、使用感としては遜色ないレベルの高性能だ。
実際、ゲームアプリもほとんどのタイトルが快適に動作する。ヘビーなゲームを長時間プレイしていると、発熱がやや気になるシーンも見られるが、使用感としてはほとんど文句はない。
本体はIPX8/IP6Xの防水防塵性能を有しており、ディスプレイ内指紋認証、顔認証の両方に対応するため、日常的な使い勝手もいい。Proモデルはおサイフケータイ機能にも対応するため、メイン端末としても使いやすい。
また、手元ではまだ試せていないが、発売後のアップデートにて、アップル製品のAirDropと直接接続できる機能も実装予定となっている。
相変わらずコスパに優れるシャオミらしいXiaomi 17T Pro
Xiaomi 17T Proは、カメラ、ディスプレイ、バッテリー、処理性能など、スマホに求められる機能、性能は満遍なく高水準に備えられており、相変わらずシャオミ製品のコスパは圧倒的だと思わされる。大画面ディスプレイに抵抗がなければ、まず選択肢に上がる端末であることに間違いはない。
シャオミとしては、10万円未満のスマホを多く展開しており、今回試せていないXiaomi 17Tもそこに加わる格好となるため、「予算10万円」と考えると、製品選びは難しくなる。一方で、Xiaomi 17T Proは、おサイフケータイ対応、大画面ディスプレイ、大容量バッテリー搭載といった明確な強みと、フラッグシップモデル譲りのライカ共同開発カメラを搭載したモデルとして、頭ひとつ抜けた存在になっている。
特に上位モデルのXiaomi 17 Ultraはおサイフケータイ機能に非対応であるため、メイン端末に据えるのは難しいと感じていた人もいるはずだ。Xiaomi 17T Proは、日常遣いとハイエンドクラスのパワフルさを求めるユーザーに適したバランスの良さも魅力の1台といえるだろう。
取材・文/佐藤文彦
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