新年度の慌ただしさが落ち着き、自分を見つめ直す時間も生まれるこの時期は、新しい挑戦への意欲が高まる季節でもある。その一方、昨今の物価高による生活コストの増大は、新しいことをはじめる際の経済的・心理的ハードルを高めている可能性がある。
サーキュラーエコノミー総合研究所(運営:メルカリ)はこのほど、全国の20代~60代の男女1,030名(一般調査515名、メルカリ利用者調査515名)を対象に、「物価高と新しい趣味や習い事に関する調査」を実施し、その結果を発表した。
1. 6割超が、物価高により新しいことをはじめることに対して影響を感じていると回答
20代~60代の男女515人(一般調査)に、近年の物価上昇や生活費への懸念により、新しいことをはじめることに対して影響を感じることはあるかを質問したところ、「強く感じる」が31.3%、「多少感じる」が35.0%で、合計で66.3%が「影響を感じている」と回答した。物価高が自己投資や新たな一歩を踏み出す意欲を阻むブレーキとなっていることが明らかになった。
2. 一方、半数以上が「今、新しくはじめてみたい」と思うことがあると回答。TOP3は、「資格、語学、ITスキルなどの勉強」「スポーツ・フィットネス」「料理・家庭菜園」
「今、新しくはじめてみたい」と思うことがあるかを質問したところ、54.0%が「ある」と回答した。具体的な内容は、1位「資格、語学、ITスキルなどの勉強」(35.3%)、2位「スポーツ・フィットネス」(34.2%)、3位「料理・家庭菜園」(28.4%)と続き、スキルアップや健康維持に意欲を示していることがうかがえる。
また、はじめてみたい理由(複数回答)を質問したところ、全体の65.5%が「生活を充実させるため」と回答。特に20代では「自己実現・自己成長」(44.9%)を挙げる人が多く、将来を見据えた自己投資への意欲が顕著であることがわかる。
一方、前項の質問から全世代の6割超が物価高により、新しい趣味や習い事をはじめにくい現状があり、「新しくはじめたい意欲」と「出費への不安」の間で板挟みになっている実像がうかがえる。
3. 新しいことをはじめるハードルTOP3は、「続けられるか不安」「初期費用がかかる」「時間が確保できない」
「新しくはじめてみたいと思うことがある」と回答した人に、はじめるにあたってハードルや不安に感じていることを質問したところ、1位「続けられるか不安」(44.6%)、2位「初期費用がかかる」(41.4%)、同率2位「時間が確保できない」(41.4%)となった。
費用面に加えて、三日坊主への不安などの心理的ハードル、そして時間の確保が障壁となっていることがわかる。
こうした「初期費用」や「継続への不安」といったハードルを解消する有効な手段が、リユースの活用だ。「物価高の影響を感じる」と回答した人に、具体的な対策(複数回答)を質問したところ、「予算を抑え、安価な道具や代替品を選ぶ(46.1%)」に次いで、「フリマアプリや中古品を積極的に活用する(35.8%)」が2位に選ばれた。
新品ですべてを揃えるのではなく、リユース品を賢く活用することで、経済的なハードルを緩和しようとする姿がうかがえる。ここからは、実際にリユースを活用しているメルカリ利用者の調査を通じ、リユースという選択肢が「新しい一歩」に対してどのような貢献を果たしているのかを調査している。
4. メルカリ利用者は、1年以内に新しいことをはじめた人の割合が7.0pt高い
直近で「新しいこと」をはじめたのはいつかを質問したところ、「1年以内」と回答した人はメルカリ利用者調査では36.5%、一般調査では29.5%となり、メルカリ利用者の方が7.0pt高い結果となった。一方で、「はじめていない」と回答した人は、メルカリ利用者調査では33.4%、一般調査では44.5%と、メルカリ利用者の方が11.1pt低い結果となった。
5. メルカリ利用者の約4人に3人が、「新しいこと」をはじめる時に、「メルカリ」で必要なモノを買ったことがある」と回答
メルカリ利用者に、新しいことをはじめる時に、「メルカリ」を利用して必要なモノを買ったことがあるかを質問したところ、「よくある」が22.3%、「しばしばある」が28.0%、「たまにある」が24.3%、合計で74.6%が「ある」と回答した。「メルカリ」を活用した理由を質問したところ、1位「初期費用が抑えられるから」(66.9%)、2位「合わなかったら、またメルカリで売ればいいと思ったから」(27.9%)、3位「まずは中古品で「お試し」をしたかったから」(18.2%)となった。
調査結果からは、リユースの活用が新しい挑戦に伴う経済的・心理的ハードルを下げている様子がうかがえる。特に「合わなかったら売ればいい」「まずはお試し」といった回答が上位にあることは、「メルカリ」が失敗のコストを実質的に引き下げることで新しい趣味や習い事への一歩を後押ししていることがわかる。
6. 年代別にみる、「メルカリ」で “はじメル”ことTOP3
メルカリ利用者に、「メルカリ」を利用して必要なモノを買い、はじめたことを質問したところ、世代ごとに異なる傾向が見えた。 20~30代は「エンタメ・推し活」が1位。趣味を楽しみつつ、2位には「学び」がランクインし、自己投資も忘れない姿勢がうかがえる。40代では「資格や語学の勉強」が首位となり、学び直しへの高い意欲が顕著だ。50~60代になると「スポーツ・フィットネス」が上位に入り、健康維持や自己研鑽を重視する傾向が強まっている。
<調査概要>
調査時期:2026年4月30日(木)~2026年5月2日(土)
調査方法:インターネット調査
調査対象:20代~60代の男女1,030人
※一般調査:自然流入の20代~60代の男女515人への調査
※メルカリ利用者調査:「メルカリ」を利用している20代~60代の男女515人への調査
出典元:株式会社メルカリ
構成/こじへい







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