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「東映ゲームズ」始動、第1弾『KILLA』を発表。なぜ映画大手がインディーゲーム市場へ本格参入するのか?

2026.05.19

東映株式会社(以下、東映)は、新たなゲームパブリッシング事業ブランド「東映ゲームズ」の立ち上げを発表しました。同ブランドの第1弾パブリッシングタイトルとして、韓国のインディーゲーム開発チーム「ケンキツ団(Black Tangerine)」が手がけるSteam向け推理アドベンチャーゲーム『KILLA』を展開します。発売は2026年夏を予定しています。 映画や特撮、アニメなど国内トップクラスの映像資産を持つ東映が、なぜ完全新規のインディーゲームパブリッシングから事業を本格化させるのか。公開されている経営計画や決算資料、および作品のファクトをベースに、同社の戦略的意図を客観的に解説します。

第1弾タイトル『KILLA』と開発元「ケンキツ団」の実績

本作は、国内外のインディーゲームコンテストで高い評価を得ているダークファンタジー推理アドベンチャーゲームです。

(c)2026 Black Tangerine / 東映

ゲーム概要

  • ストーリー:主人公の少女「ヴァルハラ」が、殺害された師匠の遺言「ラを殺せ」という手がかりを元に、願いを叶えるティーパーティーが開かれる謎の島へと向かう。島に集まった、名前に「ラ」がつく9人の容疑者の中から真犯人を突き止める復讐の物語。
  • システム:2Dと3Dを融合させた独特の絵本調グラフィックが特徴。プレイヤーは容疑者の無意識(過去の記憶)に潜り込む能力「共鳴」を使い、夢の中で手がかりを組み合わせて推理を進めるマルチエンディング方式を採用。
  • 対応プラットフォーム・言語:PC(Steam)。日本語、英語、韓国語、中国語(繁体字・簡体字)に対応。

Steam上のゲームページはコチラ
東映ゲーム上のティザーサイトはコチラ

開発元:ケンキツ団(Black Tangerine)について

開発を手がける「ケンキツ団」は、韓国を拠点とする若手女性4人組のゲーム開発チームです。自身らを「隠れオタク女子」と称し、細部までこだわり抜いた演出とダークな世界観の構築を得意としています。

本作はデビュー作でありながら、韓国の「BIC(Busan Indie Connect)2023」でのストーリー部門ノミネートをはじめ、「GIGDC 2024(韓国一般部門 大賞)」受賞など、アジア圏のインディーゲームアワードで多数の受賞・ノミネート実績を残しています。また、バンダイナムコスタジオが主宰する「GYAAR Studio インディーゲームコンテスト」の支援タイトルにも選出されており、業界内で高いポテンシャルが認められていた注目株です。

ケンキツ団の参考情報はコチラ

東映の経営方針からみるゲーム事業の「位置づけ」

東映が発表している中期経営計画(グループビジョン)や、2025年12月発表の統合報告書、2026年5月の決算説明会資料などのIR情報からは、このタイミングでのゲーム事業本格参入、および『KILLA』選定の背景にある3つの経営方針が推測されます。

海外売上高比率の向上」とグローバル展開の加速

東映は中期的な経営目標として「グローバル市場の開拓」と「海外売上高比率の拡大」を最重要課題の一つに掲げています。
映画やアニメの海外展開には配給網の確保や国ごとの規制など高い障壁が存在しますが、PCゲームプラットフォーム「Steam」を通じたデジタルパブリッシングは、初日から世界中のユーザーへ直接アプローチが可能です。『KILLA』が当初から4言語にマルチ対応している点からも、東映ゲームズが最初から「世界市場」での認知拡大と収益化を狙っていることが明確に示されています。

東映グループ中長期VISIONはコチラ

「新規オリジナルIP」の創出・育成への投資

現在の東映は、既存の強力な特撮・アニメIP(版権)による版権収入が強固な収益基盤となっています。しかし、持続的な成長に向けて資料内では「新規IP・コンテンツの創出」への投資強化を明確に打ち出しています。
自社IPのゲーム化ではなく、外部の優れたクリエイター(ケンキツ団など)の独創的な作品をパブリッシングする形をとることで、映画会社として培ったストーリーの目利き力を活かし、将来のメガIPとなり得る「種」を自社で発掘・育成する狙いがあるとみられます。

映像の枠を超えた「総合エンターテインメント企業」への進化

東映は「映像製作配給会社」から、あらゆるメディアを通じてコンテンツを展開する「総合エンターテインメント企業」への脱皮を標榜しています。その中でデジタル技術を活用した新領域への挑戦は急務とされています。
これまでは自社IPをゲーム会社にライセンス供与(版権貸し)するビジネスが中心でしたが、自らが主導する「パブリッシング事業(発売元)」として参入することで、グループ内にゲームビジネスのノウハウと直接的な収益基盤を構築する経営方針上のシフトが見て取れます。

東映が仕掛ける、世界と未来を見据えた「ゲーム大勝負」

東映が展開する「東映ゲームズ」の始動、および『KILLA』のパブリッシングは、同社が掲げる「グローバル展開」「新規IP創出」「デジタル新領域への挑戦」という3大戦略を同時に体現する試みです。老舗映画大手がゲーム市場においてパブリッシャーとしてのプレゼンスを確立できるか、2026年夏のリリースとその後の市場の反応が注目されます。

東映がゲーム業界に参入、新作のゲーム3タイトルを公開

最近は、出版社やエンタメ系企業によるゲーム業界参入が話題になっている。そんな中で映画・ドラマ・舞台など創立から75年の長きに渡ってさまざまな「ものがたり」を紡い…

1990年生まれ。昔からゲームが好きで、特にポケモンは初期ポケモンから全作プレイする生粋のポケモン世代。そのこともあって新卒ではソーシャルゲーム会社に入社。 それ依頼自分でゲームを楽しむ以外にもゲーム会社の動向は継続的に注目して追っている。 最近は子供のゲームの仕方に細かく指導を入れるのが趣味。

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