GAZOO Racingは、従来の「サーキットモード」から進化したソフトウェアアップグレード「GR Yaris/GR Corolla Performance Softwareシリーズ」およびGRカローラのアップグレード商品「GR Corolla Performance Upgrade」を発表した。なお販売は、2026年5月13日からとなる。
GR Yaris/GR Corolla Performance Softwareシリーズ
2024年8月よりサービスを提供している「サーキットモード」をさらに進化させ、GR Yaris/GR Corolla Performance Softwareシリーズとして、“STREET”、“CIRCUIT”、“COMPETITION”の3種類のソフトウェアを新たに発売した。専用のアプリ「GR PERFORMANCE」を通して、走行シーンやユーザーの好みに合わせたセッティングを楽しむことができる。
また、GR Yaris/GR Corolla Performance Software“STREET”および“CIRCUIT”には、各商品から別商品へのアップグレード商品も2026年6月以降発売予定となっている。より幅広い走行シーンに特化した機能を持つ上位商品への移行も可能となる。
【対象車種】
GRヤリス
24年4月~25年4月販売モデル(24式)
25年5月~26年3月販売モデル(25式)
GRカローラ
25年3月~25年10月販売モデル(25式前期)
25年11月発売現行モデル(25式後期)
■“STREET”
「いつもの道でスポーティーな走りを楽しみたい」というお客様のために、街乗りでのワクワク感をさらに高める機能を提供。
サーキットモードでは、使用できるエリアが限定されている「シフトタイミングインジケーター」は公道でも使用可能となり、従来の7ステップ、ギア比連動表示のほか、3ステップまたは4ステップの表示方式も設定可能。また、「アクセルレスポンス」、「四輪駆動力配分」、「カップリングプレトルク」、「ステアリングアシスト」の設定を自分の好みに変更、調整可能になる。
■“CIRCUIT”
公道よりも運転に集中できるサーキットにおいて、さらに多くのセッティング機能を提供。
“STREET”の機能に加え、6MT車には「フラットシフト」機能を追加。アクセルを踏んだままクラッチ操作をすることでシフトアップが可能となる。これにより、シフトアップ時に必要な操作が少なくなり、スポーツ走行に余裕が生まれる。また、ターボラグを軽減する「アンチラグ」機能では、過給圧を引き上げる強度レベルの選択肢に、サーキットモードでは用意のなかった強+を追加し、無/弱/中/強/強+の5段階の設定となった。
なおGR-DAT車では、変速制御の変更により、シフト操作時の応答性を高め、サーキット走行により特化したシフト選定を実現。また、「シフトタイミングインジケーター」は、サーキットでの使用時において、“STREET”よりも細かくシフトアップタイミングを設定可能。
■“COMPETITION”
GR Yaris/GR Corolla Performance Softwareシリーズの中でも、さらに、競技のための特別な設定を可能とするのが、“COMPETITION”。
GR-DAT車のシフト操作時の応答性がさらに高くなることに加え、従来パドル操作が必要だった1速へのシフトダウンも自動で積極的に行う制御を採用し、競技において1速高回転を有効活用できる。さらに四輪駆動力配分は、前後配分比70:30から30:70の範囲で1%単位で、カップリングトルクは0~299Nmの間において1Nm単位で設定が可能となり、走りの好みやコースに応じた戦略にあわせてよりきめ細かくセッティングできる。
そして「ステアリングアシスト」も様々な競技シーンで最適な設定を追求できる多様な選択肢を用意。通常、Normal/Eco(下表(3))モードに対して、Sport(下表(7))モードはステアリングが重くなる設定。それに対し、GRヤリスでは、通常のNormal/Ecoモードよりもさらに軽くなる設定2段階(下表(1)(2))、通常のSportモードよりもさらに重くなる設定(下表(8))、およびNormal/EcoモードとSportモードの中間の設定3段階(下表(4)(5)(6))、合計でオリジナルも含めた8段階のステアリングの手応えをソフトウェア制御により実現。ユーザーは、Normal/EcoモードとSportモードに対し、重さの割り当てを合計6種類の組み合わせから選択することができ、オリジナルから変更できる。
またGRカローラでは重さ3段階(下表(1)(4)(8))を組み合わせた3種類の組み合わせを選ぶことができ、オリジナルから変更できる。
なお、「競技用4WD設定」は、四駆制御モードセレクトのGRAVELとTRACKにおいて、四輪駆動力配分やカップリングプレトルク等の複数の設定値が変更される。GRAVELでは、車体の安定性を重視した「リヤ寄り/カップリングプレトルク強め」の設定に、TRACKでは、旋回性を重視し「ややフロント寄り/カップリングプレトルク弱め」の設定に変更される。また、4WDシステムにおけるカップリング油温の保護制御等について、スポーツ走行を前提としたパフォーマンス最優先の設定に変更される。
なお、GR Yaris/GR Corolla Performance Software“COMPETITION”は、競技での使用を前提としているため、導入後の車両の四輪駆動システムに関わる故障・不具合は、メーカー保証対象外となる。
【メーカー希望小売価格】
※消費税込み、単位:円
GR Corolla Performance Upgrade
GR Yaris/GR Corolla Performance Softwareは、車両のソフトウェアの変更によって、街乗りから様々な競技までをカバーする多様なセッティングを提供する商品。一方、GR Corolla Performance Upgradeは、ソフトウェアだけでなくハードウェアも併せて変更することで、発売以降もモータースポーツ参戦を通じて進化を重ねてきたGRカローラの最新の走りの味を、オーナーに提供する商品。
【対象車種】
GRカローラ
2022年12月~2023年10月販売モデル(22式)
2022年12月発売 モリゾウエディション
2023年11月~2025年2月販売モデル(23式)
■主な特長
エンジン最大トルクが30Nm増の370Nm→400Nmに向上、特にコーナー立ち上がりの加速で必要となる中速域でのトルクアップを実現し、2025年3月に日本発売の進化型GRカローラ(25式前期)および2025年11月に日本発売の進化型GRカローラ(25式後期)と同等になる。
また、四駆制御モードもアップグレードされる。FRONT(前60:後40)、REAR(前30:後70)、TRACK(前50:後50)の3モードが、NORMAL(前60:後40)、GRAVEL(前50:後50)、TRACK(前60~30:後40~70可変)の3モードとなり、GR-FOURの前後輪の駆動力配分が変更される。併せて4WDモードセレクトスイッチも交換され、モード名表記も変更される。
なお、同商品は、ソフトウェアの変更と、ハードウェア(ブレーキダクトとNACAダクト付きアンダーカバー)の追加がセットとなった商品となる。ユーザーの車両およびオプション装着状態によって、追加で必要となるハードウェアおよびが異なるため価格が異なる。
【メーカー希望小売価格】
※消費税込み、単位:円
※8 NACAダクト付きアンダーカバーを既に装着済の場合は、価格が異なる
関連情報:https://toyotagazooracing.com/jp/gr/performance_software/
構成/土屋嘉久







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