不動産サイトを見ると、一瞬、自分の目を疑ってしまうような変わった物件が載っていることがある。そんな〝珍間取り〟の物件も多く仲介している「ホビー不動産」の担当者に、現在扱っている物件とその魅力を伺った。
ホビー不動産さん/「不動産をホビーに」を掲げ、誰かにとって特別になりうる物件を厳選して掲載している不動産探索サイト。YouTubeでも物件の動画を紹介中。
※本稿は『DIME 7月号』(2026年5月15日発売)に掲載された「不動産のウソ、ホント」から一部を抜粋・再編したものです
Case1:思春期くらいトガってる!

「隣接する道路の幅を広げた関係で、細長くて先端がトガってしまった土地。売りに出した方も『まさかここに家を建てるとは!』と思ったそうです」
上石神井の通り沿いを進むと突如現れるこの物件は、外見も内見も存在感抜群。楔のような形の部分も、釣り竿の保管など使いようによっては機能性を持たせて利用できる。
「先端だけでなく建物全体も壁のように細長くて見ているだけでワクワクする物件。ある意味友人を呼びたくなる、人を惹きつける部屋ですね」

Case2:メゾネット+ロフトの3層構造

「こちらは木造の建物。上の階と下の階に完全に分けて貸す部屋を作ると、上の階の人の歩く音が下の階の天井に響く。その響くリスクを避けるために建物をフロアごとに分ける横型の仕切りではなく、縦型の仕切りにして、2フロア分の高さのあるスペースを3層構造の空間にしました」
空間に開放感があるのでロフトやメゾネットも圧迫感を感じない。
「木造の建物の音問題というウイークポイントがあったから生まれたユニークな物件です」

Case3:何LDKでもない!?

「部屋を壁ではなく棚で仕切った空間。リビング、書斎、ベッドルームが全部ひとつながりで行ける回遊性のある部屋です。これまでの住宅はリビングでくつろいで、ダイニングで食事して、ワークスペースで仕事して、寝室で寝る、といった区分けがありましたが、それら全てが一体化した57・35㎡の空間となっています」
こうした空間作りは現代の働き方ともマッチしているという。
「今はスマホ、タブレット、ノートパソコンと持ち歩けるデバイスを駆使して、シームレスに仕事をするスタイルが定着しています。そんな感じで生活もシームレスにできると面白そうですよね」

Case4:部屋というよりハコに住む家

「『家賃収入を増やしたいので、とにかく部屋数の多い物件にしてほしい』とクライアントから要望があり、それに応える形で設計。その結果、ツリーハウスのような構造になったとのことです」
板橋区、リビングが7・3畳と物件のステータスだけ見るとやや寂しい感じがするが、特異な物件がもつ魅力はそれを上回り、意外と問い合わせ件数は多いらしい。
「個性的な部屋は、私たちの会社のスタッフが思いもよらなかった使い方を発見して、楽しまれるケースが多いです。賃貸なら住み心地を手軽に試すことができるので、自分らしいライフスタイルを見つけたい人が借りていますね」

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