引っ越しなどで違う土地に住むことになって、意外と気になるのが生活で使う水道水。東レは、家庭用浄水器『トレビーノ』が2026年に発売40周年を迎えることを機に始動した「水の環(わ)プロジェクト」の一環として、全国47都道府県を対象とした「水と水道水に関する全国意識調査」を実施して結果を発表した。それによれば、日本全国の約半数は地元の水に親しみを感じていると回答したという。
「水の親しみ」を感じているトップは8割超の熊本県
住んでいる居住地域の「水」に対する親しみや愛着では、日本全体で約半数が感じていると回答した。都道府県別のトップは熊本県(87.0%)で、第2位は富山県(79.0%)、第3位は長野県(75.0%)という結果になった。
親しみの理由は地域ごとに多様な結果に
水道水に対する「親しみ・愛着」を感じる背景・理由では、おいしさや口当たりの良さを挙げた長野県、お茶や料理との相性を重視する鳥取県、豊かな水源や自然環境を誇る富山県や滋賀県、「名水」としてのブランドが定着している熊本県といった傾向が見られた。地域の特性に応じた「親しみ・愛着」の理由があり、場所によって住人の回答は違うようだ。
飲用水として「水道水をそのまま利用する」のは約3割
普段の飲用水として「水道水をそのまま飲む」と回答した人は全国で約3割だった。都道府県別では長野県(59.0%)がもっとも高く、2位が山形県(58.0%)、3位が秋田県(55.0%)だった。利用率がもっとも低くかったのは沖縄県(11.0%)や福岡県(12.0%)など。それぞれトップの長野県と沖縄県では5倍以上(48ポイント差)の開きがあり、地域によって飲用水に関する傾向は顕著な差がみられた。
水道水の満足度では地域差の大きさが浮き彫りに
居住地域の水道水への総合的な満足度では、地域によって大きな差があった。「満足」と「どちらかといえば満足」の合計値による満足度第1位は長野県(99.0%)で、それに富山県(98.0%)、静岡県(94.9%)が続いた。もっとも低くかったのは54.6%の沖縄県。水道水という共通のインフラだが、長野県と沖縄県の差は44.4ポイントで、住んでいる住民が抱く満足感は地域によって大きな差が生まれているようだ。
「PFAS」は全国で6割超が認知
炭素とフッ素の結合を持つ有機化合物で、ペルフルオロアルキル化合物またはポリフルオロアルキル化合物の総称である「有機フッ素化合物(PFAS)」。各地で検出が相次ぎ、社会問題となっているが、認知率は64.5%と高い数字になった。詳細な知識の有無にかかわらず、約3人に2人がPFASという言葉を認識していた。
PFASに関する説明提示後の調査では、全体の56.6%が「気になる」と回答しており、水道水満足層の意識で現在の水道水に満足しているグループでも57.2%が「PFASが気になる」と回答していた。
生活と密着している水道水だが、沖縄県では54.6%しか満足していると回答せず、飲用水として利用している人も11.0%だった。一方で「親しみ・愛着」を感じているランキングで3位の長野県は約6割がそのまま飲用水として利用していた。ブランド水や名水が有名な都道府県は、水に対する思い入れが強い傾向があり、地域によって考え方の違いは大きいようだ。
『水と水道水に関する全国意識調査』概要
調査対象:20歳~59歳、男女、各都道府県100人 計4,700人
エリア:全国47都道府県
調査期間:2025年10月
調査方法:インターネット調査
調査主体:東レ
※構成比は小数点第2位以下を四捨五入しており、合計が100%にならない場合があります。
出典:東レ調べ
構成/KUMU







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