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「狭小戸建」という選択肢、都心で〝自分らしい家〟を手に入れる方法

2026.05.17

住宅価格の高騰が続くなか、 〝都心に家を持つ〟ことはますます遠い夢になりつつある。東京都心の新築マンションは1億円超えが当たり前、中古でも手が届きにくい。郊外の戸建てに目を向けても、通勤や通学の負担が気になる——。そんな袋小路のような状況で、ここ数年じわりと存在感を増しているのが、利便性の高いエリアに建つ狭小戸建てだ。限られた土地でも、都心の暮らしやすさを手放さずに〝自分たちの家〟を実現する選択肢として、現実味を帯びてきている。

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〝みんなで集って、愉しむ家〟──栁原さん宅拝見

2025年に理想の家を手に入れた、栁原さん宅を訪ねた。

それまで暮らしていたエリア(東京都目黒区)の住環境の良さを気に入っていた栁原さん一家(夫婦+長男・小5、長女・小2)。栁原さんは「場所の妥協はしたくない」と同エリアでの土地探しに2年半をかけ、ようやく理想の敷地(土地面積:60.89m²)を見つけたという。

設計を担当したのは狭小住宅設計のプロ、株式会社バレッグス(設計事務所アーキブラスト主宰)の渡邉実さんだ。相談の段階から完成まで10回程度打ち合わせを重ね、細部は納得するまでメールのやりとりを繰り返したという。栁原さんはその期間を「めちゃくちゃ楽しかった!」と振り返るほど、家づくりの過程そのものが充実していたという。

設計士・渡邉さんの「主役を決めたほうがいい」というアドバイスを受け、栁原さんがメイン・コンセプトにしたのは「家族みんながリビングで過ごす」ことだった。

2階に17.1畳のリビングダイニングルームを設けた結果、家族は帰宅後に自然とリビングに集まり、一緒に過ごすようになったという。栁原さんが「狙い通りです」と微笑む隣で、子どもたちも「自分の部屋ができてうれしいけど、だいたいみんなリビングにいるからさみしくない」と口を揃える。

子どもたちは、いつしか宿題をキッチン横のワークスペースでやるようになり、親は子どもが宿題をする姿を見守れるという安心感も生まれた。

渡邉さんのアイデア満載の図面

リビングダイニングの採光計画は秀逸だ。斜線制限で3階建ては難しかったため、2階の天井を最大4メートルまで高くし、ロフトを設けることで開放感を確保。東南の高い位置に横長の窓を設けたので、日中は自然光がたっぷり差し込む。

また、室内のサッシを白で統一したことで、明るさと統一感が生まれた(外壁側のサッシは黒で外観と統一した)。

ロフトはひとつながりの空間の中でも個室感のある、特別なスペースとなった。「ここで絵本を読んだり、お兄ちゃんとUNOをやったりするのが楽しい」(長女)と笑い、妻も「私もひとりでボーッとしたいときは、ロフトに行って大好きな漫画を読んでいます」と頷く。

階段下のスペースも有効活用

1階のトイレは、家族専用のトイレ。階段下のスペースを有効活用し、機能的で個性的な空間となった。お客様用のトイレは別途2階にある。

2階のリビング横には、エレクトーンが置かれている。エレクトーンの幅を測って、ここにぴったり納めてもらったそうだが、その横には収納棚が。この収納棚は、階段上のスペースを利用したものだ。ジャストサイズで物を置けるのも、その周辺スペースを有効活用できるのも、注文戸建てだからこそできるワザである。

〝ファミリークローゼット〟が動線を変える!

1Fファミリークローゼット
2F洗面所横のファミリー収納
3.9畳の子ども部屋

栁原さんファミリーがすっきりと暮らせる最大の肝は、ファミリークローゼットにあるといえるだろう。夫婦の寝室と子ども部屋がある1階には2.7畳のファミリークローゼットを設け、家族全員の衣類を一括管理。2階の洗面所横には天井までの棚を設け、下着やリネン類をまとめて収納できるようにした。

そのため、自室には、必要最低限の衣類や小物が納められる収納スペースがあればよい。「自分の持ち物は自室で」という固定概念を捨てることで実現した、省スペースのアイデアである。

個室はあるが、みんなリビングに集まる──そんな距離感が心地よい。都心での暮らしを諦めず、家族の距離を近く保ちながら快適に暮らす。栁原さんの家は、その理想を形にした“賢い家選び”の好例だ。

狭小戸建て成功の秘訣とは

栁原邸のような狭小戸建てが成功する理由は、単なる間取りの工夫にとどまらない。渡邉さんは次のように話す。

「第1に、立地の優先順位を明確にすること。通勤・通学・生活利便性を犠牲にしなければ、日々の満足度は高まります。第2に、生活動線を徹底的に設計すること。〝どう暮らしたいか〟は人それぞれ違います。住む方がストレスなく動ける動線・空間づくりが鍵となりますので、設計士に相談するといいでしょう。第3に〝狭さをデメリットにしない〟発想が大事です。そのためには『家とはこうあるべきだ』という固定概念を捨てる柔軟性が必要です」

限られた空間をどう活かすかを楽しむ姿勢こそ、狭小戸建ての最大の魅力と言えそうだ。

取材・文/大津恭子 写真/井上竜馬(R1996)

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