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注文住宅を購入した人の7割以上が「購入時に耐震性能を考えた」

2026.05.12

注文住宅は一生に一度の大きな買い物だ。そのため、間取りやデザインには徹底的にこだわりたいところだが、一方で、地震大国と呼ばれる日本で暮らす以上、耐震性能を疎かにするわけにはいかない。

では実際のところ、注文住宅を購入する人たちは、耐震性能をどの程度意識しているのだろうか?

NEXERはこのほど、パナソニック アーキスケルトンデザインと共同で、事前調査にて「注文住宅を購入したことがある」と回答した全国の男女146名を対象に「ハウスメーカー・工務店選びと耐震性」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。

70.6%が、注文住宅の購入時に耐震性能を「考えた」と回答

「注文住宅を購入した際に耐震性能について考えたか」と尋ねたところ、「とても考えた」が32.9%、「やや考えた」が37.7%となり、合わせて70.6%の人が耐震性能を意識していたことがわかった。一方、「あまり考えていない」は20.5%、「まったく考えていない」は8.9%となった。

7割超という結果は、地震の多い日本ならではの傾向といえる。ただし、約3割は耐震性能をあまり重視していなかった点も見逃せない。

耐震性能について考えた理由を自由回答形式で聞いたところ、以下の回答が寄せられた。

・阪神・淡路大震災を経験しているので。(60代・男性)
・これから起こるであろう地震や災害に対しての備えとして大事だと思った。(40代・男性)
・南海トラフ地震が起こる地域に住んでいるから。(30代・女性)
・倒壊したらすべてを失うから。(60代・男性)
・地震大国の日本なので耐震性は大切だと思うから。(40代・女性)

一方、耐震性能について考えていない理由を自由回答形式で聞いたところ、以下の回答が寄せられた。

・業者の設計に当然入っているものだと思った。(80代・男性)
・標準的に耐震性能が高かったから。(50代・男性)
・建築基準に収まれば大丈夫と思った。(70代・男性)
・予算内で間取りに気を使って建てたから。(60代・男性)
・当時は耐震性能は考えていなかった。(60代・男性)

71.9%が、耐震性能の比較を「行っていない」と回答

「ハウスメーカーや工務店を選ぶ際に耐震性能の比較を行ったか」と尋ねたところ、「行った」は28.1%にとどまり、「行っていない」が71.9%と大多数を占めた。前の質問で約7割が耐震性能を「考えた」と答えていたにもかかわらず、実際に各社の比較まで行った人は3割に届いてなかった。

耐震性能の比較を行った理由について自由回答形式で聞いたところ、以下の回答が寄せられた。

・一生に一度の買い物なのでもしもの時でも安心できる家にしたかったから。(40代・女性)
・東日本大震災後に建てたので、一番耐震性がある建物を選びたかった。(70代・男性)
・どんな方式が良いか勉強したいため。(80代・男性)
・安全な家に住みたいから。(30代・女性)
・構造的になにがいいか確認した。(60代・男性)

一方、耐震性能の比較を行っていない理由について自由回答形式で聞いたところ、以下の回答が寄せられた。

・条件付き土地を購入したので、建築会社は選択の余地が無かった。(60代・男性)
・比較の方法がわからない。(60代・男性)
・決めたハウスメーカーから提案されたので比較検討はしなかった。(40代・男性)
・素人でプロのメーカーの判断は不可能。(80代・男性)
・親の知り合いの工務店に頼んだため、意見することすらできなかったから。(50代・女性)

87.8%が、各社の耐震性能の違いを「理解できた」と回答

耐震性能の比較を「行った」と回答した人に「各社の違いを理解できたか」と尋ねたところ、「とても理解できた」が24.4%、「ある程度理解できた」が63.4%で、合わせて87.8%が理解できたと回答した。他方、「あまり理解できなかった」は12.2%となった。

比較を実行した人の大半が各社の違いをおおむね把握できた結果だ。ただし「とても理解できた」は約4分の1にとどまり、完全に納得して判断できた人はそこまで多くないともいえる。

比較が難しいと感じたポイント、最多は「指標の説明が難しい」

「あまり理解できなかった」と回答した人を対象に「比較が難しいと感じたポイント」を聞いたところ、最も多かったのは「指標(耐震等級・構造計算)の説明が難しい」で80.0%となった。以下、「会社ごとに説明の仕方が違う」が40.0%、「間取りによって耐震性が変わると言われた」と「制震・免震の効果が想像しづらい」が20.0%と続いた。

耐震等級や構造計算は日常で触れる機会が少なく、会社ごとに説明が異なるため比較はいっそう難しくなる。

耐震性に関する決め手は「構造」や「実績」に関する回答が多数

耐震性能の比較を「行った」と回答した人に、最終的に契約を決めたハウスメーカーの耐震性に関する決め手を自由回答形式で尋ねたところ、以下の回答が寄せられた。

・地盤強化と基礎構造、建物の柱と壁の強度。(80代・男性)
・鉄骨造でかなり担保できることが理解できた。(60代・男性)
・ほかのハウスメーカーよりも基準が高いところにした。(30代・女性)
・過去の地震での耐震性の証明(70代・男性)
・地震を想定した映像などをみて安心感をもったもの。(40代・女性)
・性能数値と実験結果。(70代・男性)

パナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社

<調査概要>
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年3月5日 ~ 3月13日
調査対象者:事前調査で「注文住宅を購入したことがある」と回答した全国の男女
有効回答:146サンプル

出典元:株式会社NEXERとパナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社による調査

構成/こじへい

Author
1986年、神奈川県生まれ。ライター歴は15年目で、現在は主にPR、芸能、YouTube関連の記事を執筆しています。

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