なごちょうさんこと、「名古屋の長期投資家(@Nagoya_Tyouki)」さんへのインタビューが実現!
投資界では神のような存在でもある、なごちょうさん。今回、基本のスクリーニング法、そしてスクリーニングで見つけた注目銘柄を紹介。加えて、暴落時の心構えまで伝授していただけました。
なごちょうさんの金融資産や配当金は?
――まずは現在の金融資産の合計、そして、現在の配当金を聞かせていただけたら嬉しいです。
そうですね。証券口座に入っているお金は、2025年12月年末時点で2億1000万円ありました。今年のピークを調べたら2億4600万円でした。このほか、金(毎月1万円ずつ積立)もあり1,500万円になっています。貯金は1,000万円あります。
配当金は、2025年1年間合計で618万9,700円です。
――おお!サラリーマンの平均年収(2025年のサラリーマンの平均年収、dodaでは429万円、マイナビでは約492万円)をはるかに超えている……。
こちらは税引前なので、ここから20.315%の税金が引かれます。受け取る金額はおよそ500万円ですかね。
――税引後でもサラリーマン平均年収分超え……。なごちょうさんは兼業投資家でしたっけ?
はい、法人向けの文房具店を営んでいます。現在、収入としては配当金の方が多いですよ。文房具店は売上も減っていますし……。
――では仕事をマイペースでこなしながら、配当金をもらう悠々自適生活ですか?憧れる人も多そうです。
仕事は……、まあまあ忙しいです(笑)。でも、株式投資をしているから金銭的には余裕があるかもしれませんね。今週も友人から2万2000円のシャトーブリアンのステーキディナーに誘われたのですが、断らずに行けるくらいの余裕はありますね。
――「豪華なごはんを食べても余裕がある生活」、と……。
ははは。
さっそくスクリーニング法を深掘り!
――なごちょうさんの著書『年収300万円台でもできた!2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散株投資』を買って読ませていただきました!その中で、スクリーニング法がとても参考になりました。こちらで合っていますか?
・ PER……10倍以下
・ PBR……1倍以下
・ 前期売上高 営業利益率……10%以上
・ 今期売上高 営業利益率……10%以上
・ 配当利回り……3%以上
・ 自己資本比率……60%以上
あっ、購入ありがとうございます。はい、合っています。
証券会社それぞれにスクリーニング機能があると思います。この条件を保存しておくといつでも検索できますよ。
――さっそく条件を入れて、マネックス証券でスクリーニングしてみました。合っていますか?
――6銘柄あるようです。
やり方は合っています。大和証券では18銘柄表示されました。こちらのデータを共有しますね。
――あっ、ありがとうございます!この中で注目銘柄ありますか?
太陽化学(2902)はありますか?
――あります、あります。
太陽化学(2902)は、食品添加物や健康機能性素材を製造する食料品メーカーで、注目銘柄で、株を保有しています。
私は900円台で買っていて、現在の株価は2,700円以上していますよね。買い増しもしたのですが、もっと買っておけばよかったなと。
――タラレバ、よくありますよね。
現在でも、配当利回り3.77%、PBRは0.87倍なんですよね。まだ株価上昇の余地はあります。増収増益企業です。
今期予想も進捗率が高いので、3月決算が5月11日に発表されますが、よい内容なのではと見込んでいます。
この企業の強みは、添加物を作っていますが、シェアトップ、オンリーワンの商品も多いです(太陽化学は、日本初、食品用乳化安定剤製剤を開発した企業でもあり、「清酒メーカー以外なら、ほぼ全ての食品メーカーに提案ができる」と言われるほど、幅広い製品展開をしていると企業ホームページに書かれている)。
名証単独上場銘柄なのですが、もし東証上場銘柄だったら、株価は倍になってもおかしくないと思っています。
――なごちょうさん、名証銘柄がお好きだと伺っていますよ。
ははは。この銘柄、少なくとも1.5倍にはなりそうなんですよね。そのくらいのバリュエーション(企業価値評価)があると見込んでいます。これで放置されているのは、明らかに現在でも安すぎると思っています。
――ほかにも注目銘柄があれば教えてほしいです。
恵和(4251)はどうでしょう?液晶ディスプレー用の高機能フィルムを開発・製造している会社です。こちらは、配当利回り4%でPERは7.58倍、PBRは0.97倍。
売上の伸びは気になるところですが、売上高はよく、財務もよいです。
――配当金、2023年から右肩上がりなんですね。
そうです。配当性向は30%です(日本株では20~50%が安定的な水準と考えられている)。
――このスクリーニングで注目は、営業利益率や増益率を10%以上にしていることですよね?これまでも利益が出ていて、今期も営業利益率があるということだから……。
そうです。つまり、「利益率(営業利益)」を10%以上にしているというのは、100億円の売上高があるとき、10%の10億円以上の営業利益があるということです。たくさんの決算を見ていると、利益率はなかなか上がらないものです。固定費や人件費などもありますから……。
――なるほど。かなり銘柄を絞り込むスクリーニング法ということですね。
そうです。スクリーニングでは、すでに利益を出している、パフォーマンスのよい企業を絞り込んでいます。
地政学リスクにどう立ち向かうか?
――聞いてみたいことを質問してもいいですか?中東地域でのイランへの攻撃があり(いわゆる「中東危機」)、新NISAがはじまってから投資をはじめた人などは暴落時にとまどってしまうと思います。なごちょうさんは、どうお考えですか?
まず、「暴落はくらうものだ」と思って株式投資をしています。私は、バイアンドホールド戦略を取っているため、「株を買ったらそのまま保有」です。売るという選択肢がないので売りません。
冷静に考えると、少なくとも年初からは資産が増えていて、現時点では追加購入のための入金もしていません。中東地域でのイランへの攻撃(いわゆる「中東危機」)があり暴落と言われ、3月は資産評価額も下がりましたが、年初から見るとまだプラス圏内なんですよ。TOPIXは9.5%上昇とか。
日経平均株価を見ると、5万7,000円で、そこまで下がっていないですよね(執筆時点の日経平均株価は5万7785.87円)。1月2月がめちゃくちゃ上がっているので、下がったように見えますが、調整であって暴落ではないと判断しています。
――たしかにそうですね。2026年1月6日の終値は約5万1000円でしたから。
株価は一時的に落ちたものの、まだ現時点では織り込んでいないと思います。「中東危機」がありましたが、今後、企業への影響がどのくらいあるのかということも様子を見ておきたいところです。株価が全体的に安くなり魅力はあるけれど、本当の打撃を受けてから買うべきです。
例えば、100円ショップは原材料価格が上がってくるのではないかと推測しているところで、高額商品が多くなり、今までのように100円商品が作れるのか(利益率への影響もあるのではないか)と思っています。
――今回の「中東危機」は、しばらく経ってから影響があるということですか!
幅広い業種に影響がありそうなので、買うのはまだで、しばらく先がよいかもしれないですよね。
スクリーニング法から、暴落時の対処法までわかりやすく質問にお答えくださったなごちょうさん(「名古屋の長期投資家(@Nagoya_Tyouki)」さん)。たくさんお話を聞けたので、後編も予定しています。お楽しみに!
文/谷口 久美子
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