車間は距離ではなく時間で!間隔を2秒以上あけましょう

NEXCO東日本 広報課・交通技術課
NEXCO東日本では渋滞の原因を分析し、渋滞解消・緩和対策を実施。公式サイトでは「高速道路の渋滞対策」を配信している。

GWや年末年始など、車での長距離移動が増えるシーズンになると必ず高速道路で渋滞が発生する。信号もない場所でなぜ車が多いだけで渋滞になるのかといえば、上り坂およびサグ部が主な原因(data1)。そもそも日本の高速道路はサグ部が多いのだろうか?
「地形条件や排水勾配の関係で、日本のほとんどの高速道路にはサグ部が存在します。どこの路線に特筆して多いということもありません」(NEXCO東日本 広報課・交通技術課)
だがサグ部があるからといって必ずしも渋滞が発生するわけではない。渋滞は交通量が一度に通せる車の量(交通容量)を超える場合に発生するが、サグ部ではこの交通容量が低くなる。その原因となるのが、サグ部を走行する際に無意識に速度が低下する車両があること。それによって渋滞が発生する詳細な理由はdata1の通りだが、NEXCO東日本でも様々な対策を講じている。
「無意識な速度低下を軽減すべく、サグ部にペースメーカーライトや渋滞ポイント標識といった対策を実施しています。また混雑したら心がけてほしいのは、前車との間隔を2秒以上あけること。これで事故と渋滞をダブルで予防することができます。渋滞予測を参考に、混雑する日時を避けるのも重要です」
ちなみに今年のGWは前半よりも後半が渋滞のピークとなる予測に。渋滞を避けたいなら前半に移動するのもオススメだ。
data1|なぜ渋滞が発生する?半数以上は〝交通集中の上り坂・サグ部〟が原因
2024NEXCO東日本調べ


「サグ部」は高速道路などで下り坂から上り坂に切り替わる凹部分。上り坂でドライバーが無意識に速度低下し、それに続く車が距離をあけるためにブレーキを踏む連鎖が起こって渋滞に。
data2|車線変更は無意味?渋滞中はどこの車線を走っても大差なし!
渋滞の時、どこを走る?
2022 JAF Mate Online調べ

NEXCO東日本によると、混雑時は少しでも早く進みたいという思いから一番右側の追越車線に多くの車が集中し、結果的に右側の車線から渋滞が発生するケースが多いそう。また一度渋滞が発生すると、どの車線でも到着する早さはほぼ大差ないとのこと。
Tokyo Visionary Room/Shutterstock.com

むやみやたらに車線変更をするのは事故のもとにもなるのでやめた方が良い。
data3|渋滞情報が出ていたらどんな行動をする?30km以上の渋滞で「一般道に降りる」は4割超え


ホンダアクセス「家族での長距離ドライブに関する調査 2025」
5kmの渋滞ではほとんど高速道路を降りないが、30km以上になると4割を超えるドライバーが一般道へ行く。「渋滞時に高速道路を降りない車と降りて一般道を走る車でどちらが早いか」については、東京大学の西成活裕教授が提唱する「渋滞学」によると降りた一般道の抜け道に詳しいなどの理由がない限りは、高速道路を降りないほうが無難だそう。
data4|イライラしなければとりあえずOK?約3割は「されて嫌なことはない」
ドライブ中に助手席の家族、友人、パートナーに最もしてほしくないことはなんですか?
2025 カルガモマガジン編集部調べ

家族・友人・パートナーともに一番の多いのは「されて嫌なことは何もない」だが、それに続くのは「イライラされる」で、この2つの合計が全体の半数を占める。イライラするくらいなら寝たフリでもしておいたほうがまだマシだといえるだろう。

取材・文/高山惠 イラスト/フジノマ 編集/轡田緒早







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