複数人数のお出かけでは公共交通機関よりクルマのほうが経済的で移動の自由がある
間もなくゴールデウィーク。愛車やレンタカーで遠出する人も多いはずだ。とくに複数人数で出かける場合、公共交通機関より1人あたりの交通費が安く済み、目的地周辺での移動の自由度についてもクルマで出かけるメリットは絶大だ。
バッテリー上がり次ぐトラブルのタイヤのパンクは高速道路で発生しやすい
しかし、注意したいのは、万一、ドライブ途中でクルマのトラブルに見舞われたときだ。JAFの出動理由のトップ3は「バッテリー上がり」「タイヤのパンク」、「落輪・落込」とされている。とくにタイヤのパンクについては、一般道でのトラブルが全体の約20%に対して、ゴールデンウィークに走るであろう高速道路では走行速度が高いこともあってトラブル全体の約40%と、一般道の2倍以上になっている。ドライブの安心、保険のためにも、出発前にロードサービス加入の有無を、今一度確認しておきたい。ドライブ中のトラブル時に大いに役立つロードサービスは、バッテリー上がりやパンク、キー閉じこみ、燃料切れ、事故や故障でのけん引・搬送作業などを、一定の条件下において無料で対応しくれるのだから心強い。たとえパンクやバッテリー上がりなどのトラブルに見舞われ走行できなくなっても、ロードサービスを依頼すれば、多少の時間ロスはあるものの、ドライブ旅行を継続することができるのだ。
無料のロードサービスはJAFと自動車保険自動付帯の2種類がある
そんなロードサービスは大きくわけてふたつあり、ひとつはJAFだ。会員のみならず、誰でも24時間、365日利用することができ、会員になれば(入会金2000円。年会費本人4000円、家族会員2000円)、バッテリー上がりやパンク、キー閉じこみ、燃料切れ、不動の場合のレッカー移動などはもちろん、自然災害に起因した事故や故障、雪道・ぬかるみ等からの引き上げなど、自動車保険では対象外のロードサービスについても無料で対応してくれる(年間利用回数制限なし/一定の条件あり)。さらに、重大なトラブルが起きていなくても、気になる異音や異臭などのトラブル点検でも利用できるから心強い。会員になれば電話一本、スマホの「JAFを呼ぶ」画面からロードサービスをスムーズに依頼することができるのだ。ちなみにJAF非会員がJAFに依頼すると、バッテリー上がり2万1700円、パンク修理2万5630円、キーとじ込み2万5630円の費用がかかるため、1回の利用でも十分に年会費の元が取れることになる。
もうひとつのロードサービスは、自動車保険に自動付帯しているロードサービスだ(保険、保険料に含まれる)。事故や故障、バッテリー上がり、キーの閉じ込め、パンク、各種オイル&冷却水の補充、ガソリンまたは軽油の無料提供(東京海上ダイレクトでは10L/保険期間中1回まで)といった車両トラブル、電気自動車における「電欠」、落輪などによってクルマが動かなくなったときの引き上げなどに対応。不動となったときには現場から修理工場などの場所まで、レッカーによるけん引などを行ってくれるものだ。筆者も加入している東京海上ダイレクトの場合、指定する最寄りの修理工場などの場合は距離制限なし、こちらが指定する修理工場などの場合は100kmまで無料でけん引してくれるのだ。そのロードサービスが一定の条件下において無料で(ガソリン、軽油の補充などは別)利用できるとともに、ロードサービスを利用しても翌年の等級や保険料に影響しないから安心だ。
また、クルマの故障やトラブルに対するアドバイス(愛車相談窓口であるディーラーが休日の場合に有効)、知らない土地で事故にあった際の、近くの宿泊先、帰りの交通手段、レンタカー会社やガソリンスタンドなどの情報の電話案内(発生する費用は実費)もあったりする。
JAFと自動車保険自動付帯のロードサービスの双方を利用するメリットとは
モータージャーナリストとして長年活動し、日々、クルマに乗る機会も多い筆者と言えば、JAFと自動車保険自動付帯のロードサービスの両方を利用している(頼むことはめったにないが)。「どちらか一方でも、自動車保険の自動付帯ロードサービスだけでも十分じゃない?」という声も聞こえてきそうだが、両者には決定的な違いがある。JAFは会員に付帯するサービス、自動車保険の自動付帯ロードサービスの自動車保険に入っているクルマに付帯するサービス(運転者は問わない)ということだ。つまり、JAFの会員であれば、レンタカー、友人のクルマの運転中、そして同乗中でも、JAFのロードサービスが一定の条件下で無料になるのに対して、自動車保険の自動付帯ロードサービスは自動車保険に加入しているクルマ(愛車)でしか利用できないということだ。
しかも、筆者が加入している東京海上ダイレクトのロードサービスでは、レッカーけん引距離が、JAF会員以外が100kmまで無料なのに対して、合わせ技としてJAF会員なら120kmまで無料。応急対応時の部品代、消耗品代がJAF会員以外だと自己負担なのに対して、JAF会員は4000円まで無料(保険期間中1回まで)、作業料金にしてもJAF会員以外は30分超過だと自己負担。JAF会員なら無料。ガス欠の場合のガソリン無料配達にしてもJAF会員以外は保険期間中1回までなのだが、JAF会員であれば保険期間中2回までOKと、サービスの内容に違いがあるのだ(自動車保険のロードサービスの無料回数を超過したい場合は、JAFのサービスとして提供)。
そう、自動車保険自動付帯のロードサービスとJAF会員の両方に加入していれば、まさに鬼に金棒なのである。※JAF会員限定の優遇サービス内容は、各損害保険会社によって異なる。JAF会員は同意の下、原則、JAFへ取次される。
スマホで検索したロードサービスの中にはボッタクリもあるのでご用心
ドライブ中の緊急時、いちばんやってはいけないことは、せっかく自動車保険に加入していて、無料のロードサービスが付帯しているにもかかわらず、それをうっかり忘れ、慌ててスマホでロードサービスを検索し、内容もよく確認せずに依頼してしまうことだ(JAF非会員の場合)。無料で済むはずのサービスが、とんでもない料金となってしまう可能性がある。ゴールデンウィークのドライブの前に、自身がJAF会員でなくても、同行者にJAF会員がいるか、そして加入している自動車保険のロードサービスの内容を改めて確認しておきたい。
JAFからも注意喚起がある。「インターネット上で『JAF』をキーワードとして検索し、検索結果として表示された事業者にロードサービスを依頼したところ、JAFではなく別の事業者で、高額の料金を請求されたなどの、他の事業者に対する苦情を複数件いただいております」とのことだ。ご注意を!! JAFのロードサービスを依頼する場合は、JAFのスマホアプリ、正式なWEB、電話番号から連絡、依頼するようにしたい。
そしてもちろん、出発前のタイヤ、バッテリー、ワイパー、燃料残量(電気自動車の充電状態/航続距離)のチェックもお忘れなく!!
バッテリー上がりに自身でその場で対処できるジャンプスターター
最後に、ドライブ途中でバッテリーが上がってしまった時の緊急対応術について紹介したい。JAFや自動車保険に自動付帯しているロードサービスを呼べばトラブルは解消するはずだが、ゴールデンウィークなどクルマで出かける人が急増する時期はトラブルも急増。ロードサービスも大忙し。ロードサービスが到着、対応完了するまでに時間がかかることもありうる。それではせっかく立てたドライブ旅行計画も台無しである。そこでクルマに積んでおくと便利なのが、セイワの「IMP314ウルトラキャパシタジャンプスターター12V」だ。
排気量5Lまでのガソリン車、2Lまでのディーゼル車に対応した、万一のバッテリー上がりの備えになる、何と事前充電不要!!のジャンプスターター(キャパシタ)である。愛車の上がったバッテリーの端子に接続すると、まずはキャパシタ側に電気を給電し(バッテリー上がりを起こしても、完全にバッテリーが空ということはまずない)、その電気を増幅。上がったバッテリーに返すことで、バッテリーを復活させることが可能になるというわけだ。電気を貯めずに使えるところこそスーパーキャパシタならではの安全な「神技」なのである(バッテリー電圧が5V未満の場合は別)。これをクルマに積んでおけば、万一、バッテリー上がりに見舞われても、JAFなどの救援を呼ばずに、自身の力で、短時間でクルマを動かすことができ、ドライブの予定を大きく狂わすことを回避できるというわけだ。しかもリチウムイオン電池ではなく安全なスーパーキャパシタを使用しているため、クルマに積みっぱなしでも安心・安全なのである。
というわけで、ゴールデンウィークを始めとするドライブでは、乗っていくクルマの始業点検、利用できるロードサービスの確認、万一に備えたジャンプスターターなどの用意をお忘れなく!!

文/青山尚暉







DIME MAGAZINE























