新NISAの開始以降、将来への備えとして資産形成への関心は一層高まりを見せている。一方で、物価上昇や生活コストの増加が続く中、投資を優先するあまり日々の生活費を抑える人も一定数存在していると考えられる。将来への安心と現在の暮らしの充実をどのように両立させるべきか。
保険見直し本舗はこのほど、全国の20代~60代の男女837名を対象に「資産形成と家計バランスに関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。
<TOPIC1>資産形成の実施状況と開始背景に関する実態調査
資産形成(NISAや投資、保険など)を行っているかを尋ねたところ、全体の約7割(72.4%)が「行っている」と回答した《グラフ1》。資産形成は一部の人の取り組みではなく、多くの人にとって身近な行動となっていることがわかった。
《グラフ1》あなたは資産形成(NISAや投資、保険など)を行っていますか
(単一回答|n=837人)
さらに、資産形成を始めたきっかけについて聞いたところ、「老後や将来への不安」(56.6%)が最多となった《グラフ2》。
以下「家族や知人からのおすすめ」(28.4%)、「メディアやSNSでの事例を見て」(21.0%)が続き、将来不安や情報接触が行動の後押しとなっている実態が明らかになった。
《グラフ2》資産形成をはじめたきっかけは何ですか
(複数回答|n=606人)
また、資産形成商品としてイメージするものでは「つみたてNISA・新NISA」(79.5%)が最多となり、制度拡充を背景にNISAの浸透が進んでいることがうかがえる《グラフ3》。
《グラフ3》資産形成商品でイメージするものは何ですか
(複数回答|n=606人)
<TOPIC2>資産形成と資金捻出方法の実態に関する意識調査
資産形成に回すお金の捻出方法について尋ねたところ、「余裕資金や貯蓄の一部を回している」(70.3%)が最多となった《グラフ4》。一方で、約1割(11.6%)が「生活費や娯楽費を削って資産形成に回している」と回答し、一定数が家計を圧迫しながら投資を行っている実態が明らかになった。
《グラフ4》資産形成に回すお金は、どのように捻出していますか
(単一回答|n=606人)
さらに年代別に見ると、40代(14.4%)、50代(14.7%)で「生活費や娯楽費を削って資産形成に回している」と回答した割合がやや高いことがわかった《グラフ5》。
一方、30代では6.0%と比較的低く、20代(12.3%)、60代以上(11.4%)は全体平均(11.6%)と同程度の水準となっている。
《グラフ5》資産形成に回すお金は、どのように捻出していますか(各年代内の構成比)
(単一回答|n=606人)
一般的に、教育費や住宅費など支出負担が大きくなりやすい世代において、投資資金の確保が家計に影響を与えている可能性がうかがえる。
生活費を見直す場合の項目としては、「食費(外食費を含む)」(43.7%)、「月々の保険料」(42.4%)、「通信費・光熱費」(34.2%)が上位に挙がった。こうした結果から、生活の質に直結する支出を調整し、投資資金を捻出しようとする意識が示唆される《グラフ6》。
《グラフ6》資産形成のための資金を確保するとしたら、どの項目の見直しから考えたいですか
(複数回答|n=606人)
<TOPIC3>資産形成と生活満足度・消費意識の変化に関する意識調査
資産形成を始めてからの生活満足度や消費意識の変化について尋ねたところ、「変わらない」(41.7%)が最多となった。一方で、「以前より充実している(安心感・充足感がある)」(26.9%)との回答も一定数見られた《グラフ7》。
しかし、資金捻出方法別に見ると、生活費や娯楽費を削っている層では「以前より節約志向が強くなった」(42.9%)、「負担感が増した」(18.6%)との回答が目立った。余裕資金で運用している層と比べ、生活への影響が大きい傾向が見られる。
投資そのものが生活満足度を下げているのではなく、資金の捻出方法が心理的負担に影響している可能性が示唆される結果となった。
《グラフ7》資産形成を始めてから、生活の満足度や消費意識に変化はありましたか
(単一回答|n=606人)
<調査概要>
調査期間:2025年11月21日~12月19日
調査対象:保険見直し本舗公式LINEユーザーの20代~60代の男女
調査方法:公式LINEを通じたインターネット調査
調査主体:株式会社保険見直し本舗
有効回答数:837人
出典元:株式会社保険見直し本舗グループ
構成/こじへい
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