東京都心に存在する様々な高級住宅街。その中で、年収2,000万円超、年収1,000万円台プレイヤーから、賃貸物件を借りて暮らす街として特に選ばれているエリアはいったいどこか?
Modern Standardはこのほど、高級賃貸・売買サービス「モダンスタンダード」で実際に成約した物件をエリアごとに集計した、年収2,000万円超および年収1,000万円台の層が選んだ「住みたい街ランキング2026 by Modern Standard」を発表した。
本ランキングは、モダンスタンダードで取り扱いのあった東京23区の賃貸物件のうち、年収1,000万円以上の物件成約者をエリアごとに集計したものだ。
年収2,000万円超は、利便性だけでなく街のストーリーを重視
今回の調査結果では、年収2,000万円以上(以下、年収2,000万円超)と、1,000万円から2,000万円未満(以下、年収1,000万円台)でそれぞれ結果を集計している。
「晴海」や「西新宿」が共通して上位にランクインする一方、2,000万円超では「赤坂」「神宮前」が同率1位となるなど、高年収帯特有の居住傾向が顕著に現れた。
1.【共通の正解】2,000万円超も認める、晴海・西新宿のタイパとスペック
かつては年収帯によって好みのエリアは明確に分かれていたが、現在は両層ともに「職住近接」および「築浅タワーマンションのスペックのよさ」を重視していると言える。
晴海:都営大江戸線、東京メトロ有楽町線が利用可能で、東京駅、銀座駅などビジネスエリアへのアクセスの良さが大きな魅力だ。2025年に入居を開始したHARUMI FLAG SKY DUOをはじめ、築年数が浅く共有施設などが充実した高級マンションが多く集まっている。
西新宿:新宿駅は駅利用客数が世界最多としてギネス世界記録に認定される巨大ターミナル駅であり、その周辺には多くの企業が進出している。その新宿駅まで徒歩圏内とビジネスの中心に位置しており、2023年にシティタワー新宿、2024年にパークタワー西新宿など高級マンションが次々と竣工されている。
2.【独自の美学】赤坂・神宮前は歴史や文化といった「ストーリー」が評価
2,000万円超で同率1位となったエリアには、単なる利便性を超え、歴史や文化といった、街の持つ独自性へのこだわりがうかがえる。
赤坂:永田町に隣接するなど政治・経済の中心地に近く、飲食店やエンターテイメント施設を備えながらも、閑静で高級感ある住宅街が存在する魅力的なエリアだ。古くから経営者や富裕層などに支持されており、13年連続で「社長が住む街」として首位に選ばれている。
神宮前:流行の発信地として有名な「竹下通り」、そして国内外のハイブランドの店舗も多く存在する表参道という、日本と世界のトレンドを同時に感じられるエリアだ。渋谷駅まで1駅と、ビジネスエリアへアクセスしやすいと同時に、明治神宮や代々木公園などの自然や文化を感じる施設が多いことも評価されている。
神宮前の平均年収は3,300万円。晴海・六本木はコンサルティングが40%以上
「住みたい街ランキング2026 by Modern Standard」の上位6つのエリアにおいて、ランキング対象者のエリアごと平均年収、職業割合を調査した。ランキング対象者のエリアごと平均年収を比較した結果、最も高かったのは「神宮前(渋谷区)」の3,300万円となった。
また、職業割合については、赤坂と神宮前ではあまり偏りが見られない一方、それ以外のエリアではコンサルティングや情報通信など、特定の業種が多くなる傾向が見られた。
エリアごとの詳細は以下の通り。
■年収2,000万円超に人気のエリア
●赤坂(港区)
・平均年収:2,133万円
・ランキング対象者の職業割合:医療12.5%/飲食12.5%/金融・保険12.5%/芸能関連12.5%/商社12.5%/不動産・建設12.5%/その他25%
「年収1,000万円以上が住みたい街ランキング by Modern Standard」に6年連続でランクインする王道エリア。赤坂サカスや東京ミッドタウンなどの複合施設に加え、高級マンションやビジネスビル、エンターテインメント、宿泊施設が一体となった魅力的な場所だ。
●神宮前(渋谷区)
・平均年収:3,300万円
・ランキング対象者の職業割合:医療20%/金融・保険20%/娯楽20%/情報通信20%/製造20%
東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前駅」やJR「原宿駅」があり、渋谷など都内の主要ビジネスエリアへアクセスしやすいエリアだ。また、原宿・表参道というカルチャーの最先端と、静かな住宅街が同居している、独自性の高い場所でもある。明治神宮や代々木公園といった、緑豊かで文化を感じられる場所が近いという点も高く評価されている。
■年収2,000万円超、年収1000万円台双方に人気のエリア
●晴海(中央区)
・平均年収:1,088万円
・ランキング対象者の職業割合:コンサルティング42.1%/情報通信21.1%/マスコミ・広告5.3%/医療5.3%/商社5.3%/不動産・建設5.3%/その他15.8%
2棟のタワーマンション「HARUMI FLAG SKY DUO」の入居が開始したことに加え、物件の価格帯が広いことから幅広い層を惹きつけている。2,000万円超には、東京湾、夜景といった眺望のよさや晴海臨海公園などの緑の豊かさ、1,000万円台には晴海トリトンなどの商業施設など生活利便性が評価されている。
●西新宿(新宿区)
・平均年収:2,275万円
・ランキング対象者の職業割合:コンサルティング25%/情報通信25%/飲食12.5%/教育・学習支援12.5%/士業12.5%/その他12.5%
都内最大級のビジネスエリアである「新宿駅」へのアクセスのしやすさなど、交通・生活の利便性はもちろん、神田川沿いの落ち着いた雰囲気も享受できる人気エリアだ。複数の再開発プロジェクトが進行しており、今後ますます注目されることが予想される。
■年収1,000万円台に人気のエリア
●港南(港区)
・平均年収:1,719万円
・ランキング対象者の職業割合:情報通信50%/医療12.5%/製造12.5%/不動産・建設12.5%/その他12.5%
JR東海道新幹線、山手線、京浜東北線、東海道線、横須賀線・総武快速線、京急本線が乗り入れる「品川駅」に近く、羽田空港へも乗り換えなしでアクセスできるため、国内外を飛び回る1,000万円台にとって交通利便性が非常に高いエリアだ。タワーマンションが多いことから、スーパーやクリニック、保育施設も充実しており、ファミリー層にも人気だ。
●六本木(港区)
・平均年収:1,222万円
・ランキング対象者の職業割合:コンサルティング40%/マスコミ・広告20%/商社20%/その他20%
「六本木ヒルズ」や「東京ミッドタウン」などの複合施設、高級ホテルや美術館が点在し、ビジネス街にも繁華街にも近いエリアとして評価されている。とくに麻布十番エリアは落ち着きある住宅街として、安定的な人気のあるエリアだ。
モダンスタンダード 担当エージェントのコメント
今回、年収2,000万円超の1位が赤坂と神宮前で並んだことは非常に象徴的だと感じています。それぞれ独自性の高い街だからこそ、「他には代え難い」と感じるファンを獲得できているエリアと言えるでしょう。一方で、晴海や西新宿が2,000万円超のランキングにも食い込んでいることは、より多くの方が職住近接を実現でき、かつ居住性の高い住まいを求めている証拠だと感じます。今回ランクインしたエリアは、今後賃料が増加しても、引き続き富裕層から根強い人気を獲得していくと考えられます。
モダンスタンダード営業統括本部/都心賃貸仲介担当 馬場 康文氏
米モダンスタンダード調べ「住みたい街ランキング2026 by Modern Standard」
<調査概要>
期間:2025年1月1日 ~ 2025年12月31日
対象:Modern Standardで取り扱いのあった東京23区の賃貸物件
集計方法:Modern Standardで取り扱いのあった東京23区の賃貸物件のうち、年収1,000万円以上の物件成約者をエリアごとに集計。
出典元:モダンスタンダード
構成/こじへい







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