原作の連載開始から2年後となる1996年より放送をスタートしたTVアニメ『名探偵コナン』。30周年を迎えた2026年までに、1100話以上のエピソードが絶え間なく放送されてきた。なぜこれだけ長く継続し、原作とともに幅広い層に親しまれてきたのだろうか? DIME最新号では主題歌を担当してきたアーティスト、作品愛にあふれるコナンファン、番組制作陣の証言などをもとに〝30〟年支持されてきた〝真実〟を明らかにする!
今回は、主題歌を歌う倉木麻衣さんに憧れ、作品の関連資料を通じて声優の仕事を知ったという小松未可子さんにインタビュー。自身の人生に大きな影響を与えてきた『名探偵コナン』との出会いとともに、同アニメに感じている魅力、作品に出演された時のエピソードなどについて伺った。
※本稿は『DIME 6月号』(2026年4月16日発売)に掲載された記事を再編したものです
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現在発売中のDIME6月号では今年TVアニメ30周年を迎える「名探偵コナン」を大特集! アニメ制作の舞台裏から視聴者を惹きつける理由、放送開始から現在まで130…

声優・小松未可子さんPROFILE
1988年生まれ。『呪術廻戦』の禪院真希役をはじめ、数々の作品に出演。コナンお気に入りグッズのひとつが、毎年必ず購入する劇場版の下敷きとペン。劇場版『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』のサントラは中学時代に劇の音響で使った思い出深い品だ。何度も読んだ劇場版の資料集も宝物のひとつ。
小松さんが演じた和田陽奈登場回
第847/848話 千葉のUFO難事件(前編/後編)
2017年1月28日/2月4日放送

杯戸高校の敷地内で起きた殺人事件の手がかりはUFOの目撃情報!?「UFOを目撃した杯戸高校空手部の和田陽奈は、実在するコナンファンの方のお名前。まさに〝ファン代表〟の存在で『なんて自分に合った役なんだろう!』と思いました」
〝コナン漬け〟の中学時代があったから今の自分がある
「『名探偵コナン』との出会いは、4〜5歳くらいの頃。原作の第1巻を父が買ってきてくれました。2年後に始まったTVアニメも初回から見ています。当時は今以上に衝撃的な描写も多く、トラウマになりかねない話もありましたが〝怖いけど、のぞき見したい〟という気持ちが勝っていましたね」
江戸川コナンの「絶対に謎を解く!」という前向きな姿勢にも惹かれていたという。
「小学校の高学年から中学1年生くらいまでは、本気で探偵になろうと思っていました(笑)。そのためには知識が必要だと思い、作中に出てくる専門的な情報を必死にノートに書き留めて、生徒手帳にはトリカブトの致死量をメモしたことも覚えています。特に中学時代が一番〝コナン漬け〟でした。この頃の濃い時間が今につながっているとすごく思います。それこそ、劇場版アニメの資料をまとめたファンブックに載っていた声優さんのインタビューを読んで声優という職業の存在を知りました」
『名探偵コナン』の楽曲との出会いも、自分の人生を振り返ると重要なピースだったという。
「人生で初めて好きになったアーティストであり、最初に自分でCDを買ったのが倉木麻衣さん。エンディング曲だった『Secret of my heart』は映像と相まって、幼心に強烈に刺さりました。私は作品を恋愛ものとして見ていた側面が強かったこともあって、曲とシンクロした蘭の切ない表情と、女の子の恋心に寄り添う歌詞が『自分のことを歌ってくれている』ように感じて心に強く響きました。CDは擦り切れないですけど、そうなるくらいまで聴いた曲です」
芸能の仕事を始めた頃、オーディションの課題曲として何度も歌った「Start in my life」も、自身にとって大切な楽曲だという。
「この曲の歌詞の影響で、机にイニシャルを彫るという〝黒歴史〟のようなこともしましたね(笑)。いい思い出です。倉木さんはテレビ出演が少ないミステリアスな存在だったこともあって、歌詞やMVなどから人物像を勝手に想像して『こんな女性になりたい』と憧れを募らせていました。その姿を見た母がオーディションを勧めてくれて、今の私があります」
劇場版の主題歌「Time after time〜花舞う街で〜」を友達と歌って泣いたり、林間学校では同級生たちと「always」を大合唱したりと、倉木さんの楽曲とは数えきれないほどの思い出があるという。
「もう青春そのものです。倉木さんの曲以外では、愛内里菜さんの『恋はスリル、ショック、サスペンス』も忘れられない一曲。給食時間に放送委員に頼み込んで曲を流してもらい、みんなで廊下に飛び出してパラパラを踊っていました」
声優として活動する中で、憧れの倉木麻衣さん本人に、自身の想いを伝える機会も訪れた。
「音楽番組のラジオを担当していた際に、ゲストで来てくださって。倉木さんの『無敵なハート』がリリースされたタイミングで、オタク全開で愛を伝えすぎました(笑)。その後、リリースイベントにも参加してお話ができて『こんなことが人生で起こるんだ!』と感動したことを覚えていますね」
『名探偵コナン』は、推理やサスペンス、アクションも魅力的な要素としつつ、自身にとって軸にあるのはラブストーリーだと語る。
「特に幼なじみの関係性に強い憧れがあるんです。新一と蘭、怪盗キッド(黒羽快斗)と中森青子の関係が大好きですね。『カラオケボックス殺人事件』の回で階段の手すり越しにコナンと蘭が手を重ねるシーンは、今でもキュンとします」
『名探偵コナン』のアニメならではの魅力として印象深いのは、高木刑事の存在だという。
「TVアニメをきっかけに原作でも登場するおなじみのキャラになりましたからね。アニメを介してストーリーが広がっていくという、アニメ制作側と原作側の素敵な関係性に大きな魅力を感じます。さらに、オープニングやエンディングの映像から、キャラクターの心情が深掘りできるのも、アニメーションならではの奥行きですね」
現在は3歳と1歳の子どもを育てる母となり、毎週アニメを見る習慣が戻ってきたそうだ。
「3歳の子は新浜レオンさんの歌う『Fun! Fun! Fun!』が大好きで、一緒に踊っていました。物語を全部理解できなくても子どもたちはコナンの言動を夢中になって見ています。〝英才教育〟として劇場版を観に連れて行きたいですね」
印象に残っているエピソード
第11話 ピアノソナタ「月光」殺人事件
1996年4月8日放送

「犯人が自殺してしまう悲しいお話」
月影島でピアノの旋律とともに連続殺人が起こる。「〝犯人を推理で追い詰めて自殺させてしまう探偵は殺人者と変わらない〟という、コナンにとって大切な探偵活動の信念が描かれたエピソードです」
第34/35話 山荘包帯男殺人事件(前編/後編)
1996年10月21日/28日放送

「ヒロインがこんな目に遭うなんて」
園子の姉・綾子の別荘で不気味な包帯男が殺人事件を起こす。「蘭が犯人に殺されそうになるシーンや、バラバラの死体に驚愕のトリックなど、とにかくインパクトの強い話で心に残っています」
第50話 図書館殺人事件
1997年3月3日放送

「深夜の図書館で起こる不気味な事件」
米花図書館の職員が行方不明に。少年探偵団は夜を待ち捜索を開始する。「津川館長が、少年探偵団を殺すために追いかける中で〝ヌッ〟と顔を出すシーンは多くの人にトラウマを与えたはず!」
第191話 命がけの復活 黒衣の騎士
2000年5月22日放送

「2人の恋愛をずっと見守ってきました」
帝丹高校学園祭の演劇の最中に毒殺事件が発生。工藤新一が復活するシーンが最大の見せ場だ。「このエピソードが大好きで、原作で描かれている単行本の第26巻を持参して上京しました」
「推しキャラは怪盗キッドです!」

取材・文/田村菜津季 撮影/須田卓馬 スタイリスト/原田幸枝 ヘアメイク/鈴木弘子 編集/田尻健二郎
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
読売テレビ・日本テレビ系全国ネット 毎週土曜よる6時00分放送(一部地域を除く)
現在発売中のDIME6月号では今年TVアニメ30周年を迎える「名探偵コナン」を大特集!
アニメ制作の舞台裏から視聴者を惹きつける理由、放送開始から現在まで130曲以上の歴代OP・ED主題歌まで総まとめ! もちろん4月10日に公開となった劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』の見どころ、監督や主題歌を担当したMISIAさん、荻原千速を演じる声優の沢城みゆきさんなどにもインタビュー。ファン必見の保存版の特集です!
表紙は萩原千速とコナンをあしらった通常版とアニメ30周年を記念したスペシャル版の2種類を用意しました。特別付録の『名探偵コナン』折りたたみモバイルコンテナにも注目!
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DIME 6月号アニメ30周年スペシャル版
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