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梅雨入り前にチェック! ブリヂストンの雨の日にも強い新タイヤ「FINESSA」をウェット路面で試してみた

2026.04.18

間もなく梅雨がやってくる。雨の日はクルマの運転もより慎重さが求められる。首都高ドライバーズサイトによれば、雨天時の事故発生率は晴天時の約6倍だそうだ。そして、梅雨は6月、と決めつけてはいないだろうか。

実は、雨の降る頻度は東京・名古屋・大阪での降水量では、5月から7月に年間降水量1203mmの約45%にあたる536mm。そう、梅雨=雨の多い季節とすれば、ゴールデウィークもある5月から7月に及ぶのである。

しかも、いわゆる豪雨、ゲリラ豪雨と言われる、バケツの水をひっくり返したような、クルマの運転中、視界が強烈に悪化する強い雨が降る頻度は1980年代頃と比較して、現在、2倍に増加しているというデータもあるほどだ。

ハイドロプレーニング現象でのヒヤリハット

雨の日の運転で怖いのは、ハイドロプレーニング現象と呼ばれる、タイヤと路面の間に水膜ができ、タイヤが浮く現象だ。新品タイヤでも速度が高いと発生し、もっとも怖いのはタイヤと路面間の水を排水する機能を持つタイヤの溝が減った状態であり、その状態だと低速度でもハイドロプレーニング現象が起こりうるのである。

新品タイヤの溝は7~8mm。それが残り溝約3mmを境に雨の日のブレーキング時に止まりにくくなると、日本自動車タイヤ協会のレポートでも報告されている。雨の日のスリップは重大事故にも直結するため、本格的な梅雨シーズンを前に、今すぐに愛車のタイヤを、空気圧、ヒビ、キズを含めチェックしてほしい。雨の日に起こりやすい事故で、人生、生活が一変してしまうこともあるからだ。残り溝が何ミリあるかは分かりにくければ、タイヤのトレッド(地面に接地している部分)に△マークのスリップサインが出ていないかどうかで溝の減りの限界をチェックしたい(一般的なサマータイヤは5円玉を使って残り溝を測ることができる。5円玉をタイヤの溝に垂直に差し込み「五」の文字の三画目の横線が見えたら残り溝は約4mm。さらに、「五」の文字がすべて見えたら残り溝は約1.6mmで危険な状態)。もし、スリップサインが出ているようなら、残り溝が少なくなっているようなら、自身、家族、他人の命を守るためにも即、タイヤ交換である。

ブリヂストンの新タイヤ「FINESSA」(フィネッサ)

さて、今回はブリヂストンが2026年に登場させた新ブランドタイヤ、「FINESSA」(フィネッサ)を、梅雨前にブリヂストンのテストコースにあるウェット路面などでテストする機会を得た。プログラムは多彩で、プリウスによるウェット円旋回、N BOXでのドライ路面試乗、シエンタによるウェットハンドリングを体験した。ブリヂストンの「FINESSA」がウェット路面に強い自信の表れということだ。

ブリヂストンの新タイヤ「FINESSA」(フィネッサ)についておさらいすると、軽自動車からコンパクトカー、セダン、ミニバンなどに最適な、安心・安全(SAFETY)と、より快適で心地よい(FINE)車内空間を提供する、ライフスタイルや価値観の変化に対応し新たな乗用車スタンダードタイヤ、FINESSA HB01である。ブリヂストンの乗用車用タイヤには、最速へのこだわりを実現したPOTENZA(ポテンザ)、快適性と走行性能を両立したREGNO(レグノ)、低燃費タイヤの定番とも言えるECOPIA(エコピア)、そして経済性重視のベーシックタイヤのNEWNO(ニューノ)がラインナップされているが、この「FINESSA」はレグノとエコピアの中間に位置する、ウェット性や静粛性を重視した、確かな安心感と快適性を実現する乗用車用新ブランドのタイヤである。

抜群のタイヤ性能をチェック

特筆点は新技術、ENLITENの採用だ。スタンダードタイヤとして軽量、耐摩耗性、低燃費性、乗り心地の良さ、ハンドリング性に加え、とくに静粛性、ウェット性能、そして資源循環性に特化。雨の日でも高いグリップ性能を発揮し、タイヤが摩耗してもその安心感が続くタイヤ性能を保持。静かで快適なドライビング体験。再生可能資源や再生資源を採用しつつ低燃費を実現・・・という3点がセールスポイントだ。

ブリヂストンには低燃費車の数多くに純正採用されている低燃費タイヤの定番でもあるエコピアがラインナップされているが、この「FINESSA HB01」はとくにウェット性能、静粛性、資源循環性で上回るタイヤとなっている。レグノとエコピアの中間に位置しながら、希望小売価格ではエコピアよりリーズナブルという、戦略的価格設定も見逃せない。※希望小売価格はプリウス用の195/50R19サイズでエコピアが4万1470円。FINESSA HB01が3万9380円。

そうしたタイヤ性能を実現したのが、タイヤのケースラインの最適化による均一な接地形状の実現=基本性能に加え、安全性能、快適性能を高めた3D-M字サイプⅡ(ウェット、摩耗、ドライ、直進安定性、低燃費性UP)、スプラッシュラグ(排水性を向上させたウェット性能UP)、スクエアグルーブ(幅の広い主溝によって摩耗しても高い排水性を維持するウェット性能UP)、スリットサイレンサー(主溝とラグ溝をつないで走行中のノイズを気になりにくい音質にチューニングすることで得られるパターンノイズ低減による静粛性UP)の採用だ。3D-M字サイプⅡ技術を掘り下げれば、路面に設置するブロック部分の変形を小さくさせることでタイヤをしっかりと接地させ、タイヤのパターン全体でより強いグリップ性能を得るというメカニズム。接地圧のさらなる均一化が基本性能を底上げしていることになる。

そして雨の日の運転で重要な安全性能については、新品時はもちろん、摩耗しても続く雨の日の高いウェット性能が挙げられ、ウェットブレーキ性能(制動距離)では新品のエコピアに対して新品の「FINESSA」は15%短縮。摩耗エコピアに対して摩耗「FINESSA」は12%短縮しているというのだから恐れ入る。しかもエコピアより安いのだから、軽自動車からコンパクトカー、セダン、ミニバンまでに対応する、コスパも抜群の新タイヤと言っていいだろう。

テスト走行を写真たっぷりでお届け

まず行ったのは、” タイヤが摩耗してもその安心感が続くタイヤ性能を保持できる”ということの証明にもなる、2台のプリウスによるどっぷり濡れた石畳路面のウェット円旋回なのだが、なんと、装着された「FINESSA」は約2万キロ走行(2~4年装着)を想定して残りミゾ5mmまで摩耗加工されたタイヤ。それとエコピアの新品タイヤを比較するというとんでもないテストである。速度は約30km/h。最初に摩耗した「FINESSA」、つぎに新品のエコピア、そして摩耗した「FINESSA」という3ターンでの試乗となった。

摩耗した「FINESSA」で水浸しの石畳路の旋回を始めると、タイヤのグリップ力はもちろん、ステアリングフィールの確かさを確認。つまり、滑りやすい路面なのに、不安がなく、しっかりとトレースしてくれるのだ。プリウスのような最新のクルマには雨や雪で滑りやすい路面などで横滑りが発生した際、ブレーキとエンジン出力を自動的にコントロールし、優れた車両安定性を実現する横滑り抑制機能のVSC、発進・加速時でのタイヤの空転を抑えてアクセル操作を容易にしてくれるタイヤ空転抑制機能のスリップ防止機構のTRCなどが搭載されている。それが作動するとそれなりの作動音も聞こえてくるものだが、この「FINESSA」ではそうした介入は最小限。ほぼ何も起こらずに(よほどの無理をしなければ)水浸しの石畳路を一定の舵角で安全に旋回することができた。これが2万キロ走行を想定した、摩耗した「FINESSA」の実力、タイヤが摩耗してもその安心感が続くタイヤ性能を保持できる証というわけだ。

ここで、水浸しの石畳路の旋回でも、30km/hの速度なら、何も起こらなくて当然かも・・・と思う人もいるかも知れない。が、水浸しの滑りやすい石畳路を甘く見てはいけない。次に新品のエコピアで走り始めると、ステアリングフィールがややあいまいになり、プリウスの持つ滑り抑制機能が頻繁に作動。アクセル操作がラフになると、途端に姿勢が乱れ、滑り始めることになる。もちろん、クルマ側の制御は優秀だから、破綻するような姿勢にはなりにくいものの、新品タイヤにしてヒヤッとするシーンは摩耗した「FINESSA」より多かったのも事実。もちろん、エコピアでも、ウェット路面を意識した安全運転に徹すれば問題はないのだが・・・。

次に行ったのが、重心が高く、トレッド(前後輪の左右の幅)が狭いN BOX2台それぞれに新品の「FINESSA」とエコピアを装着し、ドライ路面のスロラームとレーンチェンジ、荒れた路面の走行を試すという、速度約40km/hまでのテストだ。

まずはエコピアを装着したN BOXでスタート。ステアリングを切り一つ目のパイロンをかすめたときからロールの大きさとタイヤと路面の摩擦で発生するシャーという音が目立ち(カーブなどでステアリングを切るとタイヤには進行方向と横方向の力が同時にかかり、ゴムが軽くすべることでシャーという連続音が発生する)、連続するパイロン次々とをかすめていくと徐々に軌道が膨らみ始めていく。つまり、意のままにはスロラームをこなせたとは言い難い。緊急回避でも不可欠なレーンチェンジのテストでは、ステアリング操作は大きめになり、揺れ戻しがある。そして意図的に荒らした路面を通過すればロードノイズの車内への侵入がけっこうなレベルに達するのである。

次に「FINESSA」を装着したN BOXでスタート。けっこう間隔の狭いスロラームコースなのだが、ステアリングを切ると確実な手ごたえと、スーパーハイト系軽自動車にしてロールの小ささ、連続したスロラーム走行による揺り戻しのなさ、軌道のふくらみのなさ、そしてタイヤが軽く滑ったときに発するシャー音の小ささを確認。つまり、タイヤの剛性の高さ、確実なグリップ性能を発揮してくれたことになる。急激なレーンチェンジでは意外なほどスッと向きを変え、ピタリと狙ったラインにクルマを付けることができた。ステアリング操作に対して無駄な動きがなく、ロールも抑えられている印象だ。そして荒れた路面を走向した際のロードノイズも、明らかにエコピアより小さい。とすれば、ロングドライブでのストレスに乗り心地や安定性とともに影響する車内の静かさについても、「FINESSA」はエコピアに対して1枚も2枚も上手ということになる。「FINESSA」はスーパーハイト系を含む軽自動車からミニバンまでに対応する=全高、重心の高いクルマにも適切なスタンダードタイヤであることが実感できたというわけだ。

最後のプログラムは水浸しの石畳路の旋回よりも現実的なウェット路面のシーンと言っていい、カーブが連続する本格的なウェットハンドリングコースで(ヘルメット装着)、2台のコンパクトミニバン、シエンタを用い、新品の「FINESSA」とエコピアを60km/h程度で走らせ、比較するというものだ。

まずはブリヂストンの指示通り、濡れた路面からのゼロスタート、それもアクセル全開だ。エコピアの場合、S-VSC(VSCにTRC(スリップ防止機構)・ABS(アンチロックブレーキシステム)のブレーキ制御などを電動パワーステアリングと連携させたもの)が搭載されているのだが、それでもしばらく”前に進まない”タイヤの滑り、グリップ不足を確認。もっとも、ウェットハンドリングコース上での走りにそれほどの姿勢の乱れ、不安感はないものの、速度を上げるにつれ、ステアリングから伝わるグリップ感が薄まり、危険な状態には及ばないものの、スリップ感が強まる印象だった。

一方、「FINESSA」でウェット路面を全開スタートすれば、タイヤのグリップ力の高さもあって、エコピアのときのような”前に進まない”時間はほぼない。グッとウェット路面をタイヤが捉えてくれるのだ。アールのキツいカーブを含めた、左へ、右へとステアリングを切るウェットハンドリングコースでは「ウェット路面を走っているのか?」と思えるほどのグリップ感、安定感を発揮。エコピアとの比較では、水浸しの石畳路の旋回テストほどの大きな差はないものの、安心感、安全性能という点で確実に上回ると思えた。しかも、両タイヤが摩耗したときのことを考えると、水浸しの石畳路の旋回テストでも明らかになったように、ウェット路面での性能維持という点で「FINESSA」が優位に立つことは間違いないだろう。

このように、ブリヂストンの新タイヤ、摩耗してもウェット路面に強く、静粛性にも優れる「FINESSA」の実力、エコピアより廉価で手に入るコスパの高さがお判りいただけたと思うが、間もなく訪れる梅雨を前に最も大事なことは、繰り返すけれども、今すぐにでも行うべき愛車のタイヤのチェックである。雨の日にブレーキをかけてなかなか止まらない、カーブで大きく膨らむような、古くゴムが硬化し、溝が減ったタイヤの状態であれば、それはスリップ事故に直結。命にもかかわることになる。いかに最先端の滑り止め防止装置が付いたクルマであっても、路面と接しているのはタイヤだけ、ということだ。不安があるなら、即、交換である。めったに乗らない、走らないクルマでタイヤに残り溝があっても、ゴム製のタイヤは経年劣化し、ウェット、乗り心地などの性能が落ちるのだ。装着時からではなく、製造後5年が交換の目安とも言われている(サイドウォールにある製造番号で確認。4桁の番号が0722なら2022年の第7週の製造)。本格的な梅雨前に新品タイヤに交換しておけば、そのあとやってくる夏休みシーズン以降も、より安心・安全・快適にドライブを楽しめるはずである。ブリヂストンの「タイヤは命を乗せている」というキャッチコピーの意味を今一度、考えていただきたい。

ブリヂストンFINESSA

文/青山尚暉 写真/青山尚暉 ブリヂストン

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