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Metaが新しい大規模言語モデルシリーズ「Muse Spark」を発表、画像やグラフを含む質問にも対応

2026.04.14

Metaは2026年4月8日(米国時間)、Meta Superintelligence Labs (通称MSL) が構築した新しい大規模言語モデルシリーズの第一弾として、「Muse Spark(ミューズスパーク)」を発表した。

「Muse Spark」は、Metaのプロダクト向けに設計されたモデルであり、よりスマートで高速なMeta AIを実現。将来的にはInstagram、Facebook、Threadsで人々が共有するおすすめや、コンテンツを引用する新機能も利用可能になるという。

本稿では同社発表リリースをベースに、その概要をお伝えする。

Muse Spark:新しいMuseシリーズの初号モデルであり、次世代につながる基盤に

Meta Superintelligence Labs (MSL) は9か月という期間でAIスタックをゼロから再構築、これまでのどの開発サイクルよりも速いペースで進められてきた。

Muse Spark(英文のみ)は、新しいMuseシリーズの最初のモデルであり、各世代が前世代を検証、そして発展させながらさらに拡張していくという、体系的かつ科学的なスケーリング手法を採用している。

今回の初期モデルは、小型かつ高速でありながら、科学・数学・健康などに関する複雑な質問にも対応できる推論能力を備えており、現在開発している次世代モデルにつながる強力な基盤となっている。

Muse Sparkは現在、Meta AIアプリおよびウェブ版であるmeta.aiのMeta AIアシスタントとして稼働しており、複雑な推論やマルチモーダルタスクをサポートしている。

■Meta AIの変更点

Meta AIアプリとmeta.aiは発表当日以降、デザインが刷新され、機能もアップグレードする。

簡単な質問への回答から、高度な推論を必要とする複雑な問題まで、Meta AIは幅広い対応が可能になる。そしてMeta AIはタスクに応じてモードを切り替えることができ、複数のサブエージェントが並行して質問に取り組むことができる。

フロリダへの家族旅行を計画する場合、あるエージェントが旅程を立て、別のエージェントがオーランドとフロリダキーズを比較し、さらに別のエージェントが子ども向けのアクティビティを探す、といった作業を同時に実行できるという。

Meta AIに聞く:テキストを読むだけでなく、目の前の情報を見て理解

現実の世界は目まぐるしく変化しており、そのほとんどの情報はテキストだけでは表現することができない。

そこで、Muse Sparkには強力なマルチモーダル認識機能を搭載。Meta AIはユーザーの入力したテキストを読むだけでなく、目の前の情報を見て理解することができる。

たとえば、ユーザーが空港の売店のスナック棚を撮影すると、Meta AIが高タンパクな商品を識別・比較してランキングを提示。もはやパッケージの表示を読み込む必要はない。あなたは製品をスキャンして、他の製品との比較を質問するだけだ。

これが、説明を待つAIと、ユーザーと一緒に世界を見て理解するAIとの違いだ。そして、Muse Sparkを搭載したMeta AIがAIグラス(発表日時点で日本未販売)に導入されると、その体験はさらに広がっていく。

マルチモーダル認識は、特に健康分野で大きな価値を発揮するだろう。Muse Sparkを搭載したMeta AIは、画像やグラフを含む質問にも対応できるため、健康に関する疑問に対して、より詳細に回答できるようになったからだ。

健康は、多くの人がAIに相談する主要な理由のひとつであるため、Metaは医師のチームの協力を得て、一般的な健康に関する質問や懸念事項に対して有益な情報を提供できる能力をモデルに組み込んでいる。

Muse Sparkはビジュアルプログラミングにも優れており、プロンプトから直接カスタムウェブサイトやミニゲームを作成が可能。Meta AIを使えば、サプライズパーティーを計画するためのダッシュボードやレトロなアーケードゲーム、ユニークなフライトシミュレーターなどを簡単に作成でき、作ったコンテンツは友人と手軽に共有できる。

■ユーザーの関心事に直結、会話に応じた関連性の高い情報を表示

Meta AIは、何を着るか、部屋のスタイリング方法、あるいは知り合いへのプレゼント選びまで、幅広いサポートが可能になった。

ショッピングモードでは、Metaのアプリ上でフォローしているクリエイターやコミュニティの投稿から、スタイリングのインスピレーションやブランドのストーリーをもとにアイデアを得ることができる。

また、行き先や話題のトピックを調べる際には、会話に応じた関連性の高い情報を表示してくれる。場所をタップすれば地元の人々の投稿を確認でき、人々の関心についてもコンテンツやコミュニティ投稿をもとに把握。必要なときに、周りの人々からの関連情報を得ることができる。

今後の展望について

Meta AIアプリとウェブ版のmeta.aiは、現在利用可能なすべての提供地域において、「迅速モード」と「熟考モード」を備えて、順次展開されていく。

新しいMeta AI の機能はまず米国で提供が始まり、今後数週間で他の国と地域で展開。さらにはInstagram、Facebook、Messenger、WhatsApp、AIグラスなどへ拡大する予定だ。

特にAIグラスでは、これらの認識機能をより効果的に活用できるという。併せて基盤技術の提供も進め、同社では「一部パートナーにはAPIを通じたプライベートプレビューを提供して、将来的にはオープンソース化も視野に入れています」とコメントしている。

関連情報
https://about.fb.com/ja/news/2026/04/introducing-muse-spark-meta-superintelligence-labs-first-model-built-to-prioritize-people/

構成/清水眞希

@DIMEはサイトローンチ時より編集業務に携わる。現在は雑貨や家電、オーディオなどの新製品に加え、各種の社会調査・統計、話題の新スポットからイベント情報などを担当。信条は正確さとわかりやすさ。最近の趣味は日付が変わる時刻のウオーキング。

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