⼩松ウオール⼯業は、乃村⼯藝社と共同開発したユニットファニチャー「KICHI+(キチタス)」を販売開始した。
使い手の工夫や発想で、オフィスや居場所を自由自在に拡張
「KICHI+」は、シェルフが持つ⾼い収納性に、デスクとしての居住性を掛け合わせたユニットファニチャー。多様な空間に馴染む必要最⼩限に削ぎ落としたデザインと、⼯具を使わずユーザー⾃⾝が⼿軽にオフィスなど空間のレイアウトを変更できる点が特徴だ。なお、本製品は、⼩松ウオール⼯業が設計およびプロトタイプ検証、乃村⼯藝社がデザイン開発および監修を担当し、開発した。
■「KICHI+」の製品コンセプト
製品コンセプトは、「空間をワクワクさせる成⻑型 “基地”」。働く⼈々の「基地(KICHI)」になるよう、いつもの居場所を⾃由に拡張しながらユーザーとともに成⻑していくことを⽬指している。
⼯具不要で、直感的な操作で棚板の⾼さが変更可能なオリジナルの「スナップボタン⽅式」を採⽤しており、使⽤環境や⽤途の変化に柔軟に対応しているため、セットアップオフィスをはじめ、商業施設・ホテル・⼯場などのバックオフィス、教育・研究機関の執務エリア・研究室・アトリエなど、変化に柔軟な働き⽅や、専⾨性・プロジェクト性の⾼い働き⽅を特徴とする場所への導⼊を想定している。
また、シェルフは幅2,400mmの⼤きなスパンと細いフレームにより、空間に抜け感を⽣み出しなじむデザインとした。⼀⼈でも集中しやすく、⼈と⼈が⾃然に交わりやすい⼨法とすることで、個の作業とコミュニケーションの両⽴を実現。壁で区切ることなく居場所を確保し、奥まで⾒通せる⼀体的な空間の中で、活動を緩やかに分けることができる。ユーザー同⼠の⾃然なコミュニケーションが⽣まれ、場に活気が広がることで、よりよい働き⽅やウェルビーイングの向上も期待できる。
■「KICHI+」の開発背景
本プロジェクトは、乃村⼯藝社の社内研究開発組織「未来創造研究所」の事業として始動した。同研究所では、未来のオフィス像をリサーチする中で、組織の成⻑や活動内容の変化、働く場の多様化に伴い、オフィスの運⽤改善や改修への投資が発⽣している現状に着⽬。こうした時代の変化を背景に、現代のオフィスに求められるのは、⼈が⾃然と集まりたくなる「場(プレイス)」を⽣み出すことであり、そのためには、変化に対応するためユーザー⾃⾝の⼿で空間を再構成できる可変性が、オフィスには不可⽋であると考えた。
⼀⽅、⼩松ウオール⼯業は、移動間仕切やトイレブースなどを通じて、⻑年にわたり空間を機能的に仕切る技術を磨いてきた。両社で検討を重ねた結果、収納性と可変性を兼ね備え、空間に緩やかな境界を⽣み出せる「シェルフ(棚)をベースとした什器」が最適であるとの結論に至り、⼩松ウオール⼯業が有する⾼度な製作・施⼯技術と融合させることで、製品化が実現した。
■「KICHI+」の特徴
・W2,400mm×H2,400mm が生み出す高い空間効率
W2,400×H2,400mm という、一般的なパーティションと同等の高さを持ちながら、圧迫感を与えない「抜け感のあるプロポーション」を実現。複数人で囲む作業にも、1 人で広く使う活動にも対応できるサイズ感となっている。
立体活用:上部の棚を活用することで、限られた床面積でも収納量を最大化する。
抜け感:W2,400 という大きなスパンとメッシュ棚により、視線や光、空気が通り抜ける。これにより、個人の集中を守りながらも、周囲の気配を感じられる「程よい距離感」を生み出す。
・必要最小限に削ぎ落としたデザイン
基本構造だけを残したシンプルな構成により、どのような空間にも馴染む。木目の天板(シナ合板)とスチールの異素材ミックスが、無機質な執務空間に温かみをプラス。細い構造体ながら十分な耐荷重を担保している。
・直感的な操作で棚の高さが変えられる「スナップボタン方式」
従来、業務用什器の棚板変更には専門業者の手配や工具が必要だが、「KICHI+」はオリジナルのスナップボタン方式を採用。ボタンを外すことでユーザー自身が手軽に高さを変更できるため、使用環境や用途の変化に柔軟に対応できる。
■「KICHI+」の製品概要(1ユニットあたり)
製品名:KICHI+(キチタス)
サイズ:W2,400mm×H2,400mm×D1,260mm
材質:本体 スチール(焼付塗装) / 天板 シナ合板(クリア塗装)
重量:211kg (2台1セット)
耐荷重:棚1段あたり100kg(等分布)
想定ターゲット:セットアップオフィス、研究・制作スペース、教育・学習スペース、商業施設・ホテルのバックオフィスなど
製品情報
https://www.komatsuwall.co.jp/special/200.html
構成/立原尚子







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