Google Pixelの「Aシリーズ」といえば、手に取りやすい価格帯でありながら、上位モデルと共通のチップセットを搭載するといった「いいとこどり」のモデルとして、日本でも非常に高い人気を誇るシリーズ。今回、満を持して「Google Pixel 10a(以下Pixel 10a)」の日本市場投入が発表された。
今回登場したPixel 10aは、Aシリーズで初めてカメラバーの出っ張りをなくした「完全フラットデザイン」を採用。見た目や持ちやすさが進化したとされるさらに、Pixel 9シリーズと共通の「Tensor G4」を搭載したことで、AIアシスタント「Gemini」とのシームレスな連携や、ハイエンドモデル譲りの高度なAIカメラ機能など、日常を劇的に便利にするテクノロジーが詰め込まれている。
さらに、Pixel誕生10周年を記念し、福祉実験ユニット「ヘラルボニー」と共創した日本限定の特別カラー「Isai Blue」もラインアップされた。
本記事では、この春大注目の「Google Pixel 10a」について、前モデルからのアップデートポイントやAI機能、価格や発売日などの詳細を紹介していく。
Pixel 10aの基本情報
Pixel 10aは、手を出しやすい価格でありながら、上位モデルに近い体験を提供するスマホとなる。価格は128GBモデルが7万9900円、256GBモデルが9万4900円となる。
4月7日より予約を開始し、4月14日に発売。カラーバリエーションはLavender、Berry、Fog、Obsidianの4色に加え、株式会社ヘラルボニーと共創した日本限定の特別モデル「Isai Blue(256GBのみ)」の全5色展開となる。なお、日本限定モデルは5月20日に発売される。
Google Storeに加え、ドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリアでも取り扱われる。iPhone、Galaxyに続き、キャリア間での価格競争にも注目の1台となる。
■チップセットやメモリ、バッテリーはまさかの前モデル据え置きに
Pixel Aシリーズは従来、およそ半年前に発売された標準モデルと共通のチップセットを搭載することで、「半年遅れだけど最新チップを安く提供する」というスタンスを守ってきた。しかし、今回のPixel 10aでは、さらに1世代前のTensor G4を搭載する。
Tensor G4を搭載する理由について、グーグルは安定したパフォーマンス、汎用性といった観点を上げ、「性能、機能、コストのバランスを保ちつつ、ユーザーに最適な体験を提供するため」としている。
チップセットのほか、メモリも8GB、ストレージも128GB、256GBの2モデルで、Pixel 9aから据え置きとなる。ただし、新しいモデムの採用、ソフトウエアチューニングにより、Webブラウジングのスピードは向上しているとのことだ。
バッテリーも5100mAhで共通となり、通常で30時間以上、スーパーバッテリーセーバー使用時は最長120時間駆動する。また、7年間のOS、セキュリティ、新機能(Pixel Drop)のアップデートが保証など、前モデルと変わらず、長く安心して使用できるのも特徴だ。
■背面カメラは完全フラットに
前モデルから進化したのが、ハードウェアやデザイン。Aシリーズとしては初めて、カメラバーの突起をなくした完全フラットな背面デザインを採用。手に馴染み、ポケットへの出し入れがスムーズなうえ、机などの平らな場所に置いてもぐらつかない点をメリットとする。
ディスプレイは6.3インチのActuaディスプレイを搭載し、ピーク輝度は3000ニトと前モデルから11%明るくなった。最大120Hzのスムーズディスプレイに対応し、スクロールやアプリの切り替えもスムーズだ。
Aシリーズ史上最も優れた耐久性を誇り、ディスプレイには傷や落下に強い「Corning Gorilla Glass 7i」を採用。IP68準拠の防水・防塵性能も備える。さらに、フレームに100%リサイクルアルミニウムを使用し、梱包材は完全プラスチックフリーを実現するなど、環境への配慮も行われている。
■PixelらしいAI機能も搭載
Pixelシリーズの強みでもあるAI機能についても見ていこう。グーグルのスマホらしく、AIアシスタント「Gemini」が標準で搭載されており、Googleマップやカレンダーなどと連携したタスク処理ができる。
Gemini Liveでは、文字入力不要でハンズフリーの自然な会話が可能。カメラを共有することで、目の前にあるものについてリアルタイムでアドバイスをもらうこともできる。画面上の気になるものを指で丸く囲むだけで、画像検索やバーチャル試着などが素早く行なえる「かこって検索」も利用可能だ。
注目はAシリーズとして初めて搭載される「オートベストテイク」。集合写真を撮影する際、自動で複数フレームを解析し、瞬きやよそ見をしてしまった写真から、全員が最高の表情をしている1枚を自動合成して作り出せる。
また、Geminiを活用し、照明や構図のアドバイスをリアルタイムで画面上に表示する「カメラコーチ」も利用や、撮影者も後から集合写真に追加できる「一緒に写る」機能も利用できる。
一部のAI機能は、Pixel 10シリーズにて新登場したもの。当初はPixel 10シリーズに搭載されるTensor G5のパワーを持って実現する機能とされていたが、チューニングにより、Tensor G4を搭載するPixel 10aでも利用できるとされる。







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