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1000人に聞いた「断捨離して後悔したもの」TOP3、3位CD・DVD・ゲーム、2位本・雑誌・漫画、1位は?

2026.04.07

近年、物価上昇や住環境の見直しに加え、フリマアプリや買取サービスの普及によって、生活者の「持ち方」と「手放し方」はこれまで以上に多様化している。単に物を減らすだけでなく、「捨てる」「売る」「残す」をどう判断するかまで含めて、断捨離は暮らし方や消費意識を映す行動の一つになりつつある。

こうした状況を受けてネオマーケティングはこのほど、全国の20歳以上の男女で断捨離をしたことがある1,000名を対象に「断捨離」をテーマにインターネットリサーチを実施し、その結果を発表した。

最近「断捨離(不用品の整理・処分)」をしたか(n= 1,000)

はじめに、最近「断捨離(不用品の整理・処分)」を行ったかを聞いた。以下は、スクリーニングを通過した人(断捨離経験者)の回答をグラフ化したものだ。

全体では、断捨離経験者のうち直近1年以内に実施した人が63.2%を占め、断捨離が“数年に一度の大掃除”というより、比較的短い周期で繰り返されやすい行動であることが読み取れる。

性年代別に見ると、女性は若年層ほど直近1年以内の実施率が高く、生活の変化や持ち物の更新に合わせて小まめに見直す動きが起きやすいようだ。

一方、男性は30~40代で直近実施が高め(男性30代67.5%、男性40代68.5%)で、仕事環境や家族構成などの変化が整理のきっかけになっている可能性がある。

「断捨離をしたい」と思うきっかけ(n= 1,000)

「断捨離をしたい」と思うきっかけと、その中でも最もあてはまるきっかけを聞いた。

全体では、「断捨離をしたい」と思うきっかけとして「部屋の汚れや散らかりが気になったとき」が56.2%で突出し、「収納スペースが限界に達したとき」が39.0%、「年末の大掃除や衣替えの時期」が38.7%で続いた。

最もあてはまるきっかけとしても「部屋の汚れや散らかりが気になったとき」が28.0%でトップとなっており、引越しなどの行事や季節の節目よりも、“モノが増えすぎた”や“生活空間にゆとりがなくなってきた”という日常の実感が、断捨離のスイッチになりやすいようだ。

性年代別では、女性20代で「部屋の汚れや散らかりが気になったとき」が76.4%、最もあてはまるものでも45.5%と特に高く、視界や空間の乱れへの感度が高い様子がうかがえる。

一方、女性60代は「遺品整理や終活を意識したとき」が32.1%、最もあてはまるものでも23.7%と目立ち、年代によって断捨離の意味合いが変わる点も特徴的だ。

直近で断捨離(処分)したもののジャンル(n= 1,000)

直近で断捨離(処分)したもののジャンルについて聞いた。

全体では、直近で処分したものは「衣類・バッグ・靴」(75.1%)が突出し、次いで「本・雑誌・漫画」(49.1%)、「書類・手紙・写真」(31.4%)となった。まずは日常的に数が増えやすく、収納の圧迫を実感しやすいものから整理されているようだ。

性年代別に見ると、衣類系はおおむね年代が上がるほど高まり、女性40代87.5%、女性50代86.8%、女性60代88.5%と特に高水準となった。

一方で若年男性は処分ジャンルがやや異なり、男性30代では「CD・DVD・ゲーム」(46.8%)、男性20代では「趣味のグッズ・コレクション品」(32.3%)が目立つ。

断捨離をする際、どのような方法を利用することが多いかを聞いた。
以下は、各ジャンルのTOP5までをランキング化したものだ。

断捨離の方法は、どのジャンルでもまず「自治体のゴミ回収に出す」がトップとなった。

特に、衣類・バッグ・靴では77.8%、書類・手紙・写真では87.3%、食器・キッチン用品でも68.2%が「自治体のゴミ回収に出す」と回答しており、手間をかけずに片づけられる方法が選ばれやすい実態がうかがえる。

一方で、売却・買取行動が迫るジャンルもある。例えば、CD・DVD・ゲームは自治体回収38.7%に対しリサイクルショップ持ち込み35.1%、趣味のグッズ・コレクション品も自治体回収41.2%に対し、フリマアプリ31.3%、持ち込み買取29.2%となった。

この結果から、基本は「捨てる」が優勢である一方、価値が残ると感じやすいものほど“そのまま捨てるのは惜しい”という意識が働いていることがわかる。

とはいえ、そうしたジャンルでも売却・買取行動を自治体回収が上回っていることを踏まえると、買取・再販サービスには「もっと手軽なら使いたい」と感じている層が、なお残っている可能性がありそうだ。

断捨離をする前の「情報収集」(n= 1,000)

断捨離をする前の「情報収集」として行っていることを聞いた。

全体の約60%は、断捨離前に何らかの下調べをしていることが明らかになった(「特に情報収集はしない」39.4%より)。

その中では「自治体のホームページで捨て方を確認する」(26.8%)がトップだったが、性年代別に見ると20~30代では「フリマアプリで似た商品の売値を確認する」が強く、女性20代41.8%、男性30代39.0%、女性30代34.6%、男性20代35.5%と高水準となった。

また、若年層ほどSNS、AI、YouTubeなど複数の手段を横断して調べる傾向があり、単に捨てるのではなく“(そもそも)売れるものなのか”や“捨てるより売った方が良いのか”を見極めた上で処分方法を選ぼうとする姿勢がうかがえる。

一方で中高年層では、「自治体のホームページで捨て方を確認する」の比重が高まっており、価値を見極めて売ることよりも、確実に処分することを優先する傾向が見られた。

断捨離をしようとしてやめた経験(n= 1,000)

断捨離をしようとして、やめたことはあるかを聞いた。

全体の40%以上が、一度は手を止めた経験を持っていた。

断捨離は“思い立ったらすぐに捨て切る”行動ばかりではなく、実際には迷いやためらいを伴いやすいテーマだとわかる。

性年代別に見ると、特に高いのは男性30代53.2%、女性20代50.9%、女性30代48.6%で、若年~働き盛り層ほど中断経験が目立つ。

断捨離をやめた理由(n= 431)

前掲した設問【断捨離をしようとしてやめた経験】にて、断捨離をやめたことがあると回答した人に対し、その理由を聞いた。

断捨離をやめた理由は、全体では「買取価格が安くてショックを受けたから」(29.9%)が最多で、「使えるものを捨てることに罪悪感があるから」(29.2%)、「梱包や発送の手間が面倒だったから」(29.0%)がほぼ並んだ。単に処分が進まないというより、「値段への納得感」「まだ使えるものを手放す心理的抵抗」「手間」の3つが、断捨離のストッパーになっているようだ。

性年代別では、男性30代の「買取価格が安くてショックを受けたから」が53.7%と突出しており、他の層よりも、想定より安かったことへの失望が断念理由になりやすいことがわかる。

前掲設問【直近で断捨離(処分)したもののジャンル】では男性30代で「CD・DVD・ゲーム」「趣味のグッズ・コレクション品」の処分率が高くなっていたが、価格がつきやすく思い入れも乗りやすいジャンルを手放しているぶん、査定額への落差が響きやすいのかもしれない。

一方、女性20代は「処分手続きが煩雑だから」(46.4%)、女性60代は「使えるものを捨てることに罪悪感があるから」(35.5%)が目立ち、断捨離を止める理由は年代によって異なる。

現状、断捨離は“勢いで捨てる行動”というより、手間・価格・感情の折り合いをつけながら進める行為だと言えそうだ。

Author
1986年、神奈川県生まれ。ライター歴は15年目で、現在は主にPR、芸能、YouTube関連の記事を執筆しています。

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