アラスカ航空は2026年3月31日(米国時間)、欧州およびアジア路線の拡大に合わせ、今春より開始する長距離国際線向けプレミアムサービス「国際線ビジネスクラス・スイート」を発表した。
今回の発表は、同社が米国西海岸を代表するグローバルキャリアへと進化を遂げ、シアトル発の国際線市場における存在感を一段と高めるうえで大きな節目となるものだ。
長距離移動に最適な新世代の国際線ビジネスクラス
新たな「国際線ビジネスクラス・スイート」は、長距離移動に求められる快適性と、アラスカ航空らしい米国西海岸ならではの温かみのあるおもてなしを融合させたサービスだ。機種は新たなデザインのボーイング787-9型ドリームライナーで、以下のような特徴を備えている。
■個室型フルフラットスイート
プライバシードアを備え、全席通路に面したラウンジスタイルのゆとりある座席を実現。さらに1500本超の映画やテレビ番組を観ることができる18インチHDモニターに加え、ノイズ低減ヘッドセット、個別電源、ワイヤレス充電など、最新の機内設備となっている。

■充実の機内食
米国西海岸のエッセンスと就航都市の魅力を取り入れたメニュー構成により、複数コースによる上質なダイニングを楽しめる。
<ウェルカムサービス>
アラスカ航空の象徴的なメニューである「フルーツとチーズのプラッター」を洗練されたスタイルで再構成したチーズ&シャルキュトリーボードを提供。併せてスタッグス・リープやロデレールのシャンパンなどの米国西海岸や欧州産ワイン、クラフトカクテル、西海岸のクラフトビール、ミネラルウォーター、淹れたてのStumptownコーヒーなどを提供していく。
<メインディッシュ>
路線ごとに最大6種類のメインディッシュから選べるメニューを展開。例えばローマ線ではローストチキンとカルボナーラパスタ、韓国の仁川線では伝統的なバンチャンを添えたコチュジャンチキンなど、就航都市の個性を感じられるメニューが提供される予定だ。さらに、シアトルの受賞歴あるシェフ、ブレイディ・イシワタ・ウィリアムズ氏と開発した「Chef’s (Tray) Table」メニューも選ぶことができ、クリンゲマン・ファームズ産ショートリブを使った同氏のシグネチャー料理を味わうことができる。
機内食のメニューはアラスカ航空のアプリの事前注文機能を通じて、あらかじめ選択することも可能だ。

<デザートなど>
食後には、カスタマイズ可能なSalt & Strawのサンデーを中心とした新たなデザートカートを提供。到着前には、目的地に着想を得た軽食とともに、リフレッシュ用のドリンクも用意される。例えばロンドン線ではイギリス式の朝食を楽しめる。

■寝具やアメニティ
米国太平洋岸北西部を代表するブランドFilsonとの協業による高級寝具を採用。厚手のマットレスパッドや柔らかな枕、ランバー/ラウンジ用ピロー、大判デュベに加え、アラスカ航空限定のFilson製アメニティバッグが提供される。

各キットには、Salt&Stoneのスキンケア製品やトラベル必需品が含まれるほか、PATH Waterとの提携による再利用可能な特製ウォーターボトルも付属する。

■プレミアムラウンジ
アラスカ航空のラウンジネットワークに加え、世界各地のoneworld提携ラウンジも利用可能だ。そこでは快適な空間、新鮮で高品質な食材を使った季節の料理、プレミアムバープログラム、本格的なバリスタバーが用意されている。さらに、oneworldエメラルド会員は搭乗クラスにかかわらずファーストクラスラウンジを利用できる。これはoneworldの最上位会員のみに提供される特典だ。
■機内Wi-Fiサービス「Starlink」
今秋より、アラスカ航空の787-9型機へStarlinkのWi-Fiサービスが搭載される予定だ。すでに一部機材では利用が始まっており、5月以降はStarlink搭載機材にて、Atmos Rewards会員番号でサインインすることにより、Wi-Fiを利用できるようになる。T-Mobileとの提携により、Starlinkは無料で提供される。
サービス開始時期について
この新サービスは、アラスカ航空の国際線ネットワーク拡大に合わせて導入される。シアトル発ローマ行きの直行便をスタートとして、4月からはシアトル発ソウル行きの便でも提供される予定だ。レイキャビク行きの便は飛行時間が7時間強で、ボーイング737 MAX 8型機で運航され、同路線向けに最適化したプレミアム体験が提供される。なお、シアトル-成田線については、2026年秋から提供開始の予定だ。
アラスカ航空のシアトル発ローマ行き新路線が4月28日に就航するのに続き、5月21日にロンドン線、5月28日にアイスランドのレイキャビクへの路線が開設される(日付はいずれも米国太平洋時間)。
■アラスカ航空はoneworld加盟5周年
今回の新たな長距離国際線ビジネスクラスの導入は、アラスカ航空のoneworldアライアンス加盟5周年に合わせて発表された。アラスカ航空は、2021年3月31日の加盟以来、提携各社と共に、単一航空券で世界900以上の目的地へのスムーズな接続を可能にしてきた。
ロンドン・ヒースロー空港からは、アムステルダムやアテネ、バルセロナ、パリ、ベネチアなどへの乗り継ぎも容易で、手荷物は最終目的地までスルーでチェックインされる。
また、Atmos Rewardsおよびoneworldの上級会員資格は加盟航空会社全体で認められており、優先サービスや追加手荷物、プレミアムラウンジ利用といった特典を受けることができる。なお、2026年4月23日(日本時間)には、アラスカ航空グループのハワイアン航空もoneworldに加盟する予定だ。
関連情報
https://www.alaskaair.com/ja-jp/
https://www.hawaiianairlines.co.jp/
構成/清水眞希







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