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ビールはNGで、ワインはOK?同じ酒量でも「種類」によって寿命が変わる可能性

2026.04.08

アルコールの健康への影響、同じ量でも種類によって異なる

種類にかかわりなくアルコールの過剰摂取は健康に悪影響を及ぼすが、その影響の大きさは種類によって異なる可能性が新たな研究で示唆された。

ビール、シードル、蒸留酒はいずれも、低摂取や中等量の摂取でも全死因死亡リスクの上昇と関連する一方で、同程度のワインの摂取は、心血管疾患による死亡リスクの低下と関連することが示された。

中南大学湘雅第二病院(中国)のZhangling Chen氏らによるこの研究は、米国心臓病学会年次学術集会(ACC 2026、3月28~30日、米ニューオーリンズ)で発表された。

この研究では、UKバイオバンク参加者34万924人を対象に、飲酒習慣と死亡との関連が検討された。参加者は試験登録時に食事に関する質問表に回答しており、アルコール摂取量に基づき、飲まない/たまに飲む(週20g未満)、低摂取(男性:週20g以上かつ1日20g以下、女性:週20g以上かつ1日10g以下)、中等量摂取(男性:1日20~40g、女性:1日10~20g)、高摂取(男性:1日40g超、女性:1日20g超)の4群に分類された。参考として、純アルコール約14gは、350mL缶ビール、150mLのワイン、45mLの蒸留酒に相当する。

その結果、高摂取群は、飲まない/たまに飲む群と比べて、全死因死亡リスクが24%、がんによる死亡リスクが36%、心血管疾患による死亡リスクが14%高いことが示された。

アルコールの種類別に検討したところ、死亡リスクと有意な関連を示したのは低摂取群と中等量摂取群で、ビール、シードル、蒸留酒ではリスクが上昇したのに対し、ワインではリスクの低下が認められた。

例えば、心血管疾患による死亡では、ワインの中等量摂取群では飲まない/たまに飲む群と比べてリスクが21%低下していた。これに対し、蒸留酒、ビール、シードルでは、低摂取群でも9%のリスク上昇が認められた。

こうした結果を受けてChen氏は、「これらの結果から、アルコールの種類、飲み方、そして関連する生活習慣が、死亡リスクの違いに影響していると考えられる」と述べている。

Chen氏はまた、「これらの結果は、少量から中等量のアルコール摂取に関するこれまでの一貫性のないエビデンスを明確にするものだ。アルコールの摂取が健康にもたらすリスクは、摂取量だけでなく種類も影響することを示しており、今後の指針の改善に資する可能性がある」と述べている。

研究グループは、赤ワインに含まれるポリフェノールなどの特定の化合物は、心臓の健康に有益である可能性を示唆している。また、ワインは食事とともに摂取されることが多く、より健康的な食生活やライフスタイルを持つ人に好まれる傾向があるとも指摘している。

一方、蒸留酒やビール、シードルは食間に摂取されることが多く、低い食事の質や運動不足、喫煙といった他のリスク要因を有する人に好まれる傾向があるとしている。

なお、学会で発表された研究結果は、査読を受けて医学誌に掲載されるまでは一般に予備的なものと見なされる。(HealthDay News 2026年3月24日)

Copyright (C) 2026 HealthDay. All rights reserved.
Photo Credit: Adobe Stock

(参考情報)
Press Release
https://www.acc.org/about-acc/press-releases/2026/03/18/20/23/the-health-impacts-of-alcohol-depend-on-what-you-drink-and-how-much

構成/DIME編集部

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