小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

誕生から25年!アストンマーティン史上最強のフラッグシップモデル「ヴァンキッシュ」

2026.04.03

アストンマーティンは、25年前の3月、V12 Vanquish(ヴァンキッシュ)を初めて世界に披露した。新しい名を冠して登場した、すべてが新しいこのモデルは、アストンマーティンがそれまでに設計、開発、製造した中でも最も高度な、最先端技術のスポーツカーだった。

現在3代目となったヴァンキッシュは、今もアストンマーティンの名高いフロントエンジン・スポーツカーの最高峰です。社内に有する卓越した技術力を余すところなく示したこの3代目のスーパーGTは、最大出力835PS、最大トルク1000Nmを誇り、2024年のデビュー当時、アストンマーティンの輝かしい歴史における最強のフラッグシップモデルだった。

アストンマーティンのCEO、エイドリアン・ホールマーク氏は、次のように述べている。

「25年前に初めて登場して以来、ヴァンキッシュという名は特別な存在――野心的で個性的、大胆に挑む者――を象徴してきました。この間、ヴァンキッシュはアストンマーティンの真のアイコンへと成長し、2026年となった今、傑出した英国ブランドであるアストンマーティンが創り出せる頂点をまさしく象徴するモデルであり続けています。2001年以降、幸運にも3世代のヴァンキッシュを1台、またはそれ以上、ご自身のコレクションに加えたオーナーの皆様と同じように、私もこのモデルが象徴するものを大いに誇りに思っています」

現行モデルがアストンマーティンのフロントエンジン・スポーツカーの最高峰に位置する一方で、驚異的なV12の5.2リッター・ツインターボを搭載する現在のヘイローモデルの原型の感動と憧れの基となったモデルは、今から四半世紀前に開発され、2001年のジュネーブ・モーターショーで栄えあるヴァンキッシュの名を冠する初のアストンマーティンとして公開された。

V12ヴァンキッシュ(2001-2007)

ニューポートパグネルにあったアストンマーティンの本社工場が、ウォリックシャーのゲイドンに移転する前に最後に生産されるモデルとなったV12ヴァンキッシュは、ドライブバイワイヤのスロットル制御、F1スタイルの指先で操作するパドルシフトなど、当時の最先端技術を搭載し、技術的な野心と圧倒的な実力の両面で、未来への道筋を明らかに示していた。

この「Vanquish」の称号を授けられた最初のアストンマーティンは、460hpの新型6.0リッターV12エンジンと、 F1にインスピレーションを得たパドルシフトのギアボックスを搭載していた。最先端のアルミニウム製タブと複合素材のボディパネルを採用したこのモデルは、アストンマーティンというラグジュアリーブランドのデザインと技術の両方における大きな飛躍を体現していた。

そのボディ構造は、フロアとフロントおよびリアのバルクヘッドを含め、中央のカーボン製トランスミッショントンネルを中心に接合、リベット止めされたアルミ押出形材で構成されていた。一体型の複合素材製インナーボディ・サイドセクションとカーボンファイバー製フロントピラーも中央の構造体に接合され、高強度のセーフティセルを実現していた。

これらの構造体を製造するには、当時のアストンマーティンにとっては製造面における大きな変革となる、精密な、コンピュータ制御された製造プロセスが必要で、その開発は米国カリフォルニア州シリコンバレーのクペルティーノと英国のノッティンガム大学で進められた。

極めて野心的な新型モデルの華やかな登場は、メディアからも大いに称賛を浴び、V12ヴァンキッシュと、その後登場したさらに強力なV12ヴァンキッシュS、そして最後のV12ヴァンキッシュS アルティメット・エディショは、今世紀初頭のアストンマーティンの伝説に欠くことのできない一部となった。

ヴァンキッシュ(2012-2018)

2012年、翌年の生産開始を前に2代目ヴァンキッシュが初公開されると、自動車の世界はその魅力に再び魅了された。2代目ヴァンキッシュの独特な特徴をもって、アストンマーティンのデザインの精神は新世代に突入した。一新されたエクステリアはハイパーカー「One-77」の影響を受け、カーボンファイバー製のボディパネルが引き締まったアグレッシブさを感じさせる形状を描いていた。

どの外装パネルにも、純粋な表面の形成と、その美しいデザインを実現する精度の確保に不可欠な、航空グレードのカーボンファイバーが使用されていた。このことは、先代のDBSよりボディ重量を25%軽減することにもつながった。

エレガントなボンネットの下には、大きくなったスロットルボディ、アストンマーティン初のデュアル可変バルブタイミング、新しい燃料ポンプとエアボックスなど、大幅に改良が加えられた6.0リッターV12エンジンが鎮座していた。それは565hpという並外れた最大出力と620Nmのトルクを生み出し、0-100km/h加速は4.1秒、さらに最高速度は295km/hに達した。ブレーキに採用されたカーボンセラミックマトリックスは減速時のフェードを抑制し、放熱性を向上させた。

2+0または2+2のシート構成で368Lのトランク容量を備えるスーパーGTのヴァンキッシュは、当然ながらアストンマーティンの市販スポーツカーの頂点に君臨し、先代同様、その後にはオープントップのヴォランテと、生産サイクルの発展に伴い強力な600hp、630Nmの「S」バージョンも続いた。

ヴァンキッシュ(2024-現在)

再び時を進めると、アストンマーティン史上最も圧巻の現行モデル、ヴァンキッシュが2024年にデビュー。真にクラス最高峰を名乗るにふさわしい技術的な傑作であるヴァンキッシュは、アストンマーティンの名高いフロントエンジン・スポーツカーの頂点に座し、アストンマーティンが社内に有する卓越した技術力を余すところなく示す新たなレジェンドとして、ヴァンキッシュの血統を見事に継承している。

3代目ヴァンキッシュは、画期的な実力を持つ世界最高レベルのV12エンジン、最先端のダイナミクス技術の詰まった専用シャシー、比類ない存在感を放つカーボンファイバー製ボディワーク、モダン・ラグジュアリーに新たな基準を打ち立てるインテリアを誇り、年間1000台以下の限定生産で、ウルトラ・ラグジュアリーの特別なアイコンとして王座に君臨している。

その心臓部には、驚異的な最大出力835PS、最大トルク1000Nmを発揮する新型5.2リッター・ツインターボV12エンジンを搭載し、並外れたインギア加速で3.3秒の0-100km加速を実現した。345kmの最高速度は、デビュー当時、アストンマーティン量産モデル最速を極めていた。

名高い歴代モデルのDB12やVantage(ヴァンテージ)と同様、3代目ヴァンキッシュも、接合アルミシャシーにダブルウィッシュボーン式フロントサスペンションとマルチリンク式リアサスペンションを備えている。また、アストンマーティンのフラッグシップ・スポーツカーとして、カーボンセラミック・ブレーキを標準装備。フロント410mm、リア360mmのディスクから構成されるCCBシステムによって、ブレーキ性能の向上、最大800°Cまでのフェード抑制、バネ下重量の大幅な軽量化を実現している。

どのアストンマーティンでも当然のことではあるが、ヴァンキッシュも技術的な実力に見合った美しさを誇る。外観のデザイン言語を一新したヴァンキッシュは、引き締まった体格、広々としたたたずまい、流れるような曲線で現代的なエレガンスを表現している。人の心を惹きつけてやまない魅力的な存在感を生み出す鍵は、長くなったホイールベースにある。Aピラーとフロントアクスルとの間の距離が80mm長くなったことでボンネットが伸び、粋でドラマチックな輪郭を描き出している。

現在までの3世代にわたるヴァンキッシュと、四半世紀前に名付けられたその名が持つ重要な意味を振り返り、アストンマーティンの歴史専門家であるスティーヴ・ワディンガム氏は、次のように語った。

「辞書で『vanquish』と引いてみると、個人的な意見ではありますが、英語という言語において最も素晴らしい語義を見ることができます。類義語としてはconquer(征服する)やoverwhelm(圧倒する)などが挙げられますが、広い意味で言えば、これこそがこの名を授けられた最初のアストンマーティンが、競合相手についても、オーナーとなる人々の心についても、目指したものでした。

この類まれなるアストンマーティンのフラッグシップ・スーパーGTの2代目、そして現在の3代目も、その目標を満たすモデルであり続けています。この25年間、ヴァンキッシュと関わってきたすべての人が、自分たちの生み出した車に誇りを持っていいと思います。どのアストンマーティンも、言うまでもなく、希少で特別な存在です。ですが、ヴァンキッシュのようにそれぞれに個性がある、極めて優れた3つの世代を通して成長し、発展することは、さらに格別な功績であり、今このフラッグシップモデルの25周年を祝うのは、至極当然のことだと思います」

関連情報:https://www.astonmartin.com/ja/models/vanquish

構成/土屋嘉久

「CanCam」「Oggi」「Domani」などのファッション誌やサイトの編集に長年にわたり携わりながら、編集プロダクション「ADVOX株式会社」を設立。同時に、広告のクリエイティブディレクター&ライターとしても活動。近年は、DIMEをはじめとする情報誌やサイト、ラジオ番組などで、クルマや家電、美容、健康、グルメ、ファッション情報を発信。さらに現在では、クルマ好きが高じてWワークで超高級スーパーカーブランドにて車両移動する業務に携わり、毎日、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェ、マクラーレン、アストンマーチン、マセラティ、ロータス、ベントレー、ロールスロイスなど、様々なクルマの運転を満喫中。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2026年3月16日(月) 発売

やっぱり野球が好きだ!『MIX』の立花投馬が表紙を飾る最新号のDIMEはプロ野球・高校野球から球場グルメ、あだち充作品の魅力まで野球愛を全方位に深掘り。さらにSuicaの変革や各鉄道の新ビジネスを幅広く取材したシン鉄道ビジネス特集も。

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。