Suicaの進化が発表され、今後目が離せない鉄道サービス。現在発売中の雑誌『DIME』5月号では、「シン鉄道ビジネス」を大特集している。
今回、その中から紹介するのは、最盛期の約400社から約80社にまで減少した駅弁メーカー。国内では長期的な駅弁ブームが続くが、国内需要のキャパにも限界がある。海外進出で駅弁を未来につなげる!

まねき食品 代表取締役社長
竹田典高さん
創業明治21年、姫路の老舗駅弁屋6代目。日本の「弁当」が世界の「BENTO」になることを目指し、積極的なチャレンジを続ける。
鉄道の発達する欧州で、日本の食文化〝駅弁〟を発信
国内の老舗駅弁メーカー3社が協同し、スイス最大の駅舎で駅弁のポップアップ販売を行なった「EKIBEN WORLD TEAM」(以下、EWT)。遠方からわざわざ訪れる人もいるほどの話題を集め、連日売り切れの大盛況!
「秋田県の老舗・花善さんに『駅弁文化を世界に広めよう』と誘われ、大使館などの協力も得て開催しました。3社とも100年超えの老舗なので、例えるならば『日本にピエール・エルメが来た!』くらいのインパクトがあったようです」と話す、まねき食品の竹田さん。
まねき食品は、フランス・パリに常設店を1月にオープン
それに続き、大阪・関西万博での経験を経てパリに常設店をオープン。その構想と目標は?

「EWTをまたスイスで、イタリアでも開催を、などの声をいただいています。ヨーロッパは鉄道網が発達し、親日家も多く、需要ははかりしれません。実店舗があればEWTの拠点にもなりますし、パリで流行ったという実績は今後の欧州展開にも役立ちます。花見や観劇など文化としての弁当を世界に発信していきたいですね」
『鶏の照り焼き弁当』
パリではスイスの2倍の量にしたほうがいいというアドバイスを受け、おかずを増量!

『鮭の西京焼き弁当』
海苔弁に鮭とだし巻き卵、ひじき煮、切り干し大根、しいたけの煮物を添えた古典的な弁当。

駅弁3社がスイス・チューリッヒ中央駅で試験販売

2025年2月、3週間限定で駅構内に出店。大使館や農林水産省の後押しのほか、口コミで話題沸騰! 「このクオリティーで安すぎる、だからすぐ売り切れる」という声が多々寄せられた。
『スイス牛の牛めし』
販売価格は22.5スイスフラン(日本円で当時約4000円)。冷凍で運んだごはん以外は現地で調達。

取材・文/嶺月香里 撮影/大崎あゆみ 編集/寺田剛治
Suica誕生から25年、キーワードで読み解く鉄道ビジネスの最新事情
25年前にSuicaが誕生してから、各鉄道会社は旅客輸送以外の分野を含め、新たなサービスの提供を進めてきた。ここ最近ではさらに進化し、「貨物新幹線」「無人運転」「推し活」など時代に合わせたサービスや事業を拡大している。中でもJR東日本は「Suica Renaissance」を掲げ、Suicaのアップデートを進めている。今月号のDIMEでもそんな進化する鉄道を大特集、注目のキーワードと共に紹介している。
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