以前は「ブルートレイン」や「ムーンライト」など多くの夜行列車が走っていたが、次々に姿を消し、旅好きを悲しませた。しかし、新たな夜行の時代が訪れようとしている。
東北方面への夜行列車が復活か
高速バスやLCCの影響で廃止されてきた夜行列車が奇跡の復活を遂げる。JR東日本は、来年春から新たな夜行特急列車を導入すると発表した。
JR東日本が全席グリーン車で個室タイプの夜行特急列車を2027年春に導入へ
JR東日本はグループ経営ビジョン「変革2027」に掲げる「移動を楽しく、快適・便利に」の実現に向け、乗ること自体も目的となるような新たな夜行特急列車を2027年…
E657系電車10両1編成を全席グリーン車指定の個室タイプに改造。首都圏と北東北エリアで運行する。なぜ今、夜行列車を復活させるのか。JR東日本の担当者に話を聞いた。
「夜行列車による日常を離れた旅の体験を通じ、鉄道で旅をするワクワクした気持ちを多くのお客様に思い起こしていただくとともに、運行を通じてJR東日本エリアの豊かな自然や文化を国内外に発信し、観光の活性化を目指していきます」
運行ルートなどは検討中とのこと。移動の手段から乗ること自体を目的へ。役割を変えて帰ってくる夜行列車が楽しみだ。
夜行特急列車(E657系改造)
交直流車両ですべての電化路線を走行できる。車体は夜をイメージした明るい青と濃紺に、夜明け前の一瞬の輝きを表現した白を配置。


画像提供:JR東日本
まだまだ乗れる!今年も運行予定の夜行列車たち
絶滅したかに見える夜行列車だが、臨時列車として今も生き残っている。大井川鐵道では12系客車を電気機関車がけん引する「夜行急行」を不定期で運行。東武鉄道は6月から10月の週末を中心に、尾瀬へと向かう列車を走らせている。今でも夜行列車の雰囲気を味わうことができるのだ。
大井川鐵道 夜行急行(写真は『星空列車』のもの)
msks / PIXTA(ピクスタ)

夜8時頃出発し、翌日9時30分まで、大井川本線を複数回往復。昔の夜行列車の雰囲気を、これでもかと味わうことができる。
東武鉄道『尾瀬夜行23:45』
石(@ishi_ae86) / PIXTA(ピクスタ)

夜に浅草を出て、翌日夜明け前に尾瀬に到着。尾瀬観光にぴったりの夜行列車だ。車両は特急リバティで、快適な旅ができる。
取材・文/金子長武
Suica誕生から25年、キーワードで読み解く鉄道ビジネスの最新事情
25年前にSuicaが誕生してから、各鉄道会社は旅客輸送以外の分野を含め、新たなサービスの提供を進めてきた。ここ最近ではさらに進化し、「貨物新幹線」「無人運転」「推し活」など時代に合わせたサービスや事業を拡大している。中でもJR東日本は「Suica Renaissance」を掲げ、Suicaのアップデートを進めている。今月号のDIMEでもそんな進化する鉄道を大特集、注目のキーワードと共に紹介している。
Amazonで購入 7netで購入






DIME MAGAZINE













