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会社員必読!4月1日からの国民年金保険料値上げに備えて得する裏ワザ

2026.04.01

値上げに備える「裏ワザ」まとめ。2年前納・クレカポイント・付加年金・iDeCo

国民年金保険料の値上げをそのままにしておくのは、スマートではありません。

そこで、値上げに備える「裏ワザ」をまとめてみました。

■口座振替なら1万7370円お得な「2年前納」の仕組み

まず知っておきたいのが、国民年金の保険料をまとめて納付する「前納」制度です。

6か月前納、1年前納、2年前納があり、口座振替の場合、6か月前納では1220円、1年前納では4510円が割引されます。中でも2年前納は令和8年度と令和9年度の保険料をまとめて納付することで、1万7370円割引されます。

■クレジットカード払いでポイント還元

国民年金の保険料は、口座振替以外にも現金やクレジットカード、決済アプリでの納付が可能です。

さらに、クレジットカードを利用すれば、0.2~1.2%前後のポイントが還元されるタイプがあります(2026年4月現在)。

たとえば、国民年金の保険料の支払いで1%ポイント還元されるクレジットカードなら、月額1万7920円に対して1%のため、約179ポイントが付与されます。

そして、現金やクレジットカード納付でも前納が可能。2年前納なら1万6010円が割引されます。

さらに、納付額41万8510円に対してポイント還元1%が適用されるなら4185ポイントがたまります。

割引の1万6010円+4185ポイント=実質2万195円相当がお得になる計算です。

なお、「d払い」「auPAY」「PayPay」「楽天ペイ」「AEON Pay」「PayB」などの決済アプリでも国民年金の保険料支払いは可能です。

ただし、2026年4月現在は各社ポイント還元を原則行っていません。そこで、チャージする際にクレジットカードを利用することでポイント還元を紐付けるのも、裏ワザの1つです。

■「付加年金」を利用して受け取り額を増やすのもアリ

支払い額を減らすことが保険料の値上げ対策とは限りません。「受け取り額を増やす」のも裏ワザの1つ。

「付加年金」が候補となります。

付加年金とは、自営業、フリーランス、農業者、学生、無職などの「第1号被保険者」や、60歳以上65歳未満で老齢基礎年金の繰上支給を受けていない人が対象となる「任意加入被保険者」が、月額400円の付加保険料を納付する制度です。

この付加年金の受け取り額は、200円×付加保険料納付月数となっており、2年で元が取れると言われています。

たとえば2年加入すれば、200円×24か月=4800円が毎年、老齢基礎年金に加算されて生涯支給されます。

2年間で納付する保険料は400円×24か月=9600円となるので、受給が2年経つと4800円×2=9600円となり、元が取れる計算です。

保険料の値上げを直接減らすわけではありませんが、受け取り額を増やすことで相殺するのも賢い対策ではないでしょうか。

■「iDeCo」の税制優遇を活用

みなさんはもう、iDeCo(イデコ)を始めてますよね?

iDeCoとは個人型確定拠出年金のことです。自分できめた掛金を積み立てて運用して、60歳以降に受け取る私的年金のことで「もうひとつの年金」と呼ばれています。

iDeCoのメリットの1つが、掛金全額が所得控除(小規模企業共済等掛金控除)の対象となることです。

もし、毎月の掛金を1万円としているなら、所得税(10%)、住民税(10%)とするならば、年間2万4000円の税金が軽減される計算となります。

また、運用益に対しても、iDeCoなら非課税で再投資できますし、年金で受け取る場合は「公的年金等控除」が可能。一時金として受け取る場合は「退職所得控除」の対象となるのもメリットです。

【参考】iDeCoの概要|厚生労働省

ここまで、国民年金の保険料の値上げに伴う対策をご紹介してきました。

令和8年度の値上がりに続き、令和9年度以降も保険料が引き上げられる可能性があります。インフレ局面となれば、値上がりの傾向は続く可能性が高いです。

ビジネスパーソンにとって、知識の差が20年後の豊かさの差に直結します。ここに挙げた裏ワザを参考に、スマートな家計を目指してください。

国民年金の保険料値上げでよくある質問【FAQ】

■Q.2026年度(令和8年度)から国民年金保険料はいくらになりますか?

A.月額1万7920円となります。前年度(1万7510円)から月額で410円、年間で4920円の値上げとなります。これは名目手取り賃金変動率(2.1%)などに基づいて改定されました。

■Q.会社員ですが、今回の国民年金の値上げは関係ありますか?

A.関係あります。会社員や公務員(第2号被保険者)は、厚生年金とあわせて国民年金(基礎年金)にも加入しているため、制度全体の改定の影響を受けます。

■Q.保険料を安く抑える「前納制度」とはどのようなものですか?

A.保険料をまとめて先に支払うことで割引が受けられる制度です。6か月、1年、2年の単位があり、最もお得な「2年前納」を口座振替で利用した場合1万7370円の割引となります。

■Q.クレジットカードで支払うメリットは何ですか?

A.前納による割引に加えて、クレジットカードのポイント還元が受けられる点です。

例:2年前納(現金・クレジットカードなどの割引額1万6010円)を1%還元されるクレジットカードで支払った場合、割引とポイントを合わせて実質2万195円分がお得になる計算です。

■Q.将来の受取額を増やす「付加年金」とはどういう仕組みですか?

A.第1号被保険者などが、月額400円の付加保険料を上乗せして支払う制度です。受給開始から2年経てば支払った元が取れる計算(年金受取額に「200円×納付月数」が毎年加算)になり、生涯支給されるため、値上げ分を実質的に相殺する対策として有効です。

■Q.iDeCo(イデコ)を利用すると、なぜ値上げ対策になるのですか?

A.強力な税制優遇があるためです。掛金の全額が所得控除の対象となり、所得税や住民税が軽減されます。

例:毎月1万円(年12万円)を積み立てる場合、所得税・住民税が各10%とすると、年間で2万4000円の税金が軽減され、家計の負担をカバーできます。

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慶應義塾大学卒業後、野村證券にて勤務。アメリカンカルチャー誌編集長、モノ情報誌編集を歴任。iPhone、iPad登場時よりスマホ実務に携わる。

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