■食事シーンでの利用はやや癖を感じる
利用者が多いであろう、食事シーンでの撮影もいくつかチェックしよう。こちらも赤みが強い形でエモい雰囲気が演出されている。色味のバランスの関係から、料理によってはあまりおいしそうに見えないことがあるのも事実だが、ラーメンに浮かぶ油まで鮮明に捉えられているのには驚いた。
Leitzphoneはポートレートモードを使用しなくても、被写体をしっかりと認識し、背景を比較的強くぼかす印象。そのため、画面いっぱいに料理の写真を収めようとすると、後ろ側が強くぼけてしまい、思うような仕上がりにならないケースがある。これはLeitzphoneの癖のようなものなので、Proモードで自ら微調整をするか、癖を利用した画角を見つけるかが求められる。
■ポートレートモードは圧巻の仕上がり
背景のボケ感について触れたので、ポートレートモードで撮影した写真もいくつか見ていこう。
被写体をバチっと捉え、背景を強くぼかす演出は「さすがライカ」の一言に尽きる。一眼レフカメラで撮影したような雰囲気のある写真が、手軽に撮影できることこそ、Leitzphoneの大きな魅力だと改めて感じられる。
■「黒」の描画がスマート
Leitzphoneを使っていて特に気に入っているのが、夜景といった暗い場所での撮影だ。近年のスマホは「暗い場所でも明るく撮影できること」に注力しているが、Leitzphoneは、明るく写したい場所はしっかりと明るくしながら、暗い場所は深い黒色を表現できる。
ライカらしいモノクロ調でも撮影も含め、明暗のコントラストが美しく描画できるのが特徴。カメラに詳しくない人であっても、本格的なカメラレンズを使ったかのように表現が手軽にできるだろう。
癖はあるがカメラ初心者にも試してほしい1台
Leitzphoneを使っていると、細かな設定がいらないスマホカメラの特徴と、ライカオリジナルのフィルターを含む多彩な表現方法が絶妙にマッチした端末であることを実感できる。
ボケ感やカメラリングの仕様など、慣れが必要な癖があるのも事実だが、「カメラ兼スマホ」として認識すると、もはやお買い得なのではないかと思うほど、強烈な個性を持ったデバイスに仕上がっている。今回は言及していないが、カメラ以外のスペックも、2026年上半期のフラッグシップ仕様をしっかりと押さえているため、使い勝手に不満が出るシーンはほぼないだろう。
日本ではベースモデルのXiaomi 17 Ultraも販売されており、価格差は5万円となる。本体デザインも含め、ライカのオリジナル要素に5万円分の価値を感じられるかは人それぞれだろうが、カメラ初心者であっても、写真撮影がうまくなったと錯覚するほどの仕上がりになる不思議な体験は、なかなかユニークなものだ。
Xiaomiとライカのコラボがさらに進化!最新スマホ「Xiaomi 17 Ultra」と特別モデル「Leitzphone」の高い完成度
エントリーからハイエンドまで、幅広い価格帯に端末を揃えるXiaomiは、コスパに注目が集まりがちなメーカーである一方、近年の上位モデルにおいては、ライカカメラ社…
取材・文/佐藤文彦







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