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安定した長距離飛行を新技術で実現したエアロネクストの物流ドローン試作機

2026.03.31

エアロネクストは、安定した飛行を維持しながら長距離飛行を可能にする新技術「ActiveWing」を搭載した新型物流ドローンの試作機を開発した。

可動する補助翼付きマルチコプターにより高効率な長距離飛行を実現

本試作機は、エアロネクストの新技術「ActiveWing」を搭載し、補助翼を備えたマルチコプター構造により飛行時に揚力を補助することで、従来のマルチコプター型ドローンに比べ長距離飛行と高効率な輸送性能を実現。同社では、物流用途を中心に、監視、点検、空撮など幅広い用途で活用可能なマルチユース機体として開発を進めている。

また本試作機には、エアロネクスト独自の機体構造設計技術「4D GRAVITY」を採用し、空力特性を最適化。安定性・効率性・機動性といった産業用ドローンの基本性能を向上させるとともに、物流用途における運搬性能を高めている。

なお、本試作機は、イームズロボティクスと共同で研究開発を進め、2026年秋頃より、エアロネクストと子会社であるNEXT DELIVERYが国内複数地域で推進する新スマート物流 SkyHubの実装地域や各地の実証実験、SPL(SkyHub Provider License)事業者のドローンデポなど、ドローン物流の現場に順次投入していく予定だ。

■開発背景

近年、物流分野におけるドローン活用への期待が高まる一方で、一般的なマルチコプター型ドローンでは航続距離や運搬重量、輸送効率の向上が課題とされている。

エアロネクストは、ドローンの研究開発において空力特性の最適化に注力し、その技術力を活かして、特に物流ドローンに求められる効率性と安定性を兼ね備えた飛行性能の実現に取り組んできた。

本試作機は、こうした研究開発の成果として空力特性を徹底的に追求し、エアロネクスト独自の新技術を搭載した最新モデルとなる。

■新型物流ドローンの特徴

・新技術「ActiveWing」による長距離飛行性能

「ActiveWing」は、マルチコプターに補助翼を組み合わせることで飛行時の揚力を補助するエアロネクストの新技術。機体が傾いた場合でも補助翼の仰角が一定に保たれる設計により、安定した飛行を維持しながら長距離飛行を可能にする。

・「4D GRAVITY」による高い安定性と輸送性能

エアロネクスト独自の機体構造設計技術「4D GRAVITY」により、飛行姿勢や状態に依存しないモーター回転の均一化や重心制御を実現。安定性・効率性・機動性を高め、物流用途に求められる高い運搬性能を実現する。

・物流用途に最適化された機体設計

本試作機は荷物の上入れ下置き機構を採用しており、置き配など柔軟な配送オペレーションに対応できる。また、防水仕様の機体設計により、さまざまな環境下での運用が可能。さらに、多数機自動遠隔運航にも対応し、将来的には物流だけでなく、広域監視、設備・インフラ点検、空撮など多様な用途での活用を想定している。

関連情報
https://aeronext.co.jp/

構成/立原尚子

東京都出身。出版社勤務を経て、現在はフリーライターとして活動中。好きなジャンルは家電まわり。最新ガジェットから暮らしに役立つアイテムまで、読みやすくて、ちょっとためになる記事を目指して執筆中。

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