長野県の私立高校で「アイドル部」が誕生する。2026年4月、長野日本大学高校で学校公認の「アイドル部」が活動を開始する予定だ。
歌やダンスだけでなく、ライブ活動や楽曲リリースなど、プロ同様の活動を行うという。
普通の女子高生がアイドル活動をするーーまるで人気TVアニメ『ラブライブ!』シリーズのような出来事が現実でも始まろうとしている。
プロ事務所がマネジメントに協力、ライブ・楽曲リリースも予定
近年、個性豊かな部活動が増えたが、「アイドル部」は全国的に見てもまだまだめずらしい。
長野日大高校の添谷芳久校長はアイドル部について次のように話す。
「昔に比べて子どもたちにとってアイドルは身近な存在になりました。テレビや雑誌だけでなくSNSを通じて活動をするアイドルも多く、SNSネイティブ世代の高校生にとって”推し”でもあり、身近な”憧れ”でもあります。
また、2013年度から高校の体育でダンスが必修になり、音楽の授業でも最近のJPOPやKPOPなどを学ぶ機会があります。アイドルに欠かせない歌や踊りは、学校で学んだことの延長線上にあると私どもは考えています。
こうした背景と校内外から希望する声に応える形で今回、アイドル部を設立することを決めました」
アイドル部に入部するのは今年度入学をする新高校1年生の女子生徒たちだ。昨年、10月に発表をして以降、説明会や体験レッスンを経て、数名の生徒が入部を希望している。 。
「アイドル部は、歌やダンスのレッスンだけでなく、配信活動、ライブ、イベント出演、楽曲のリリースなどプロのアイドルたちと同様の活動を行っていく予定です。今回、自分の意思で『挑戦したい』と一歩を踏み出した子たちを精一杯、学校としても応援をしていくつもりです」
レッスンや楽曲の提供、マネジメントなど、教員だけでサポートできない領域はタレント事務所Bloom Musicがサポートをする。同社は、長野県佐久長聖高校のパフォーミングアーツコースのスクールアイドル「7限目のフルール」をマネジメントする実績を持つ。

しかしながらアイドル部の生徒は、名前や学校が明かした上でのアイドル活動をすることになる。彼女たちの活動に危険性は生じないのか。
「基本的に彼女たちが校外で活動する際はドアtoドアで送り迎えを行います。また警備会社と契約をして通学路の安全の確保、地域住民との連携など生徒の安全と安心して活動できる環境は提供していく予定です。また、生徒にもSNSの使い方やファンとの接し方など教えてトラブル対策にも徹底していきます」
『ラブライブ!』では全国のスクールアイドルが、スクールアイドルの甲子園「ラブライブ!」を目指すというストーリーだ。添谷校長は「仲間を募集中です」と全国の高校に呼びかける。
「彼女たちは、これからのアイドル部の活動を非常に楽しみにしています。3年間という限られた期間を自分の大好きなことに打ち込みたいという思いは他の部活動と違いはありません。彼女たちがたくさんの経験ができるように、全国の高校でアイドル部が設立され、一緒に盛り上がっていくことができれば思います。アイドル部の子たちの活動も温かく見守って、応援していただければ幸いです」
具体的なデビュー日やグループ名はまだ決まっていない。スクールアイドルという新たな挑戦が、地方の高校からどのように広がっていくのか。長野発の”リアル・ラブライブ!”の今後に注目が集まりそうだ。
取材・文/峯亮佑







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