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クマの被害に不安を感じる人の割合、関東は3割、東北では6割、地域で異なる「危機感」の温度差

2026.03.29

秋頃まで連日のように報じられたクマ出没のニュース。冬にはパタリと報道が止まったが、春になれば冬眠から目覚めてくる。北海道や東北などクマが頻繁に出没する地域に住む人は特に、本格的な活動期を迎える前に警戒を強めておく必要があるだろう。

ソニー損害保険はこのほど、全国10エリアの持ち家居住者かつ火災保険加入者1,000名を対象に「クマ被害と住まいの防衛意識調査」を実施し、その結果を発表した。

東北では6割以上がクマによる被害は身近な脅威に。エリアで分かれる「危機感の温度差」

直近1~2年以内に居住地域でクマの出没情報を耳にした人は、全体平均で36.7%にのぼるが、地域による格差が非常に顕著に現れている。特に北海道、東北、北陸、甲信越の4エリアでは、2人に1人以上が出没情報を耳にしており、地域によってはクマの存在が身近な脅威となっている実態がうかがえる。

こうした出没頻度の高さは住民の心理にも大きな影響を与えており、自分が住む地域での被害発生について、全体の27.8%が不安を感じている中で、特に東北エリアでは66.0% (「非常に不安を感じる」23.0%、「やや不安を感じる」43.0%)もの人々が身近な脅威として危機感を募らせている。

結果から、出没情報を耳にする頻度が高い地域ほど、不安も高まっていることがわかる。特に東北エリアでは出没情報の認知が86.0%(「頻繁に聞いた」38.0%、「時々聞いた」40.0%、「一度だけ聞いた」8.0%)と全エリア中で最も高く、そのまま不安の高さに直結している点が特徴的だ。

「身体的被害」への不安が最多。住まいや敷地内への被害懸念も約2割に

具体的にどのような被害に不安を感じるかという問いに対しては、全体で「身体への被害(自分や家族、ペットのケガ)」が48.8%と半数近くに達し、最も高い結果となった。

これに次いで、「自宅(建物本体)への被害(18.3%)」や「自宅の敷地内(庭、物置、フェンス、車庫など)への被害(18.1%)」といった、生活の拠点となる住まいへの損害を懸念する声がそれぞれ約2割に及んでいる。特に、クマの出没情報を耳にする機会が多い北海道・東北・北陸・甲信越の4エリアでは、6割以上の人々が身体への危害を一番に挙げており、人里近くまでクマが迫っていることへの切迫した恐怖が浮き彫りになっている。

子どもの安全に不安を感じる親の4割以上が「無対策」の現状

小中高生(小学生~18歳)の子どもがいる世帯(n=327)を対象に、クマ被害による子どもへの影響や不安について調査したところ、全体の半数以上(51.7%)が不安を感じていることがわかった。そのうち、「不安を感じるが、対策はできていない」という回答は全体の23.9%にのぼり、不安を感じている層に限定すると、46.2%が「不安を感じつつも具体的な対策を実施できていない」実態が浮き彫りとなった。

クマなどの侵入を防ぐ住まいの対策、8割以上が「無対策」

クマなどの野生動物の侵入を防ぐ住まいの対策については、全体で83.8%の人が「特に何も行っていない」と回答しており、具体的な行動に移せていない実態が浮き彫りとなった。出没情報が多い東北エリアでは、「ゴミや果樹、ペットフードなどの管理(21.0%)」や「草刈り、廃材の撤去(25.0%)」といった一定の対策が見られるものの、57.0%の方が無対策の状態にある。

対策を行っていない理由として、全体では「自分の住む地域でクマ被害は起きないと思う(71.8%)」という回答が最多だが、出没多発地域では、「何をすればよいかわからない」という声が、東北で43.9%、北陸で35.6%と多い結果となり、対策方法がわからないため「無対策」となっている状況もうかがえた。

クマ被害が火災保険の補償対象になる可能性があることを9割以上が「知らない」と回答

火災保険の見直しの実態を詳しく見ると、「1年以内」に見直した人は14.4%に留まっている。一方で、「これまでに見直しをしたことがない(32.8%)」や「覚えていない・わからない(13.6%)」に加え、最後に実施してから「1年超」が経過している人(1~3年以内:14.4%、3~5年以内:9.5%、5年よりも前:15.3%)を合計すると8割以上(85.6%)に達しており、加入時のまま、補償内容が見直されていない実態が明らかとなった。

さらに、クマによる建物被害が火災保険で補償できる可能性があることについても、94.5%もの人が「知らない」と回答している。

昨今の全国的なクマ被害の増加を受け、今後の補償内容の確認・見直しをしたいかの意向については、全体では36.3%(「非常にそう思う」6.4%、「ややそう思う」29.9%)に留まるものの 、クマの出没数が多い地域では、東北で62.0%、北海道で52.0%、甲信越で49.0%が「確認・見直したい」と回答しており、被害が身近な脅威となっている地域ほど、補償内容を確認・見直したいという意向が顕著に現れている。

<調査概要:ソニー損保 クマ被害に関する意識調査>
調査対象者:持ち家家庭で火災保険に加入している人
調査方法:インターネット調査
サンプル数:1,000名
調査期間:2026年2月20日~2月25日

出典元:ソニー損害保険株式会社

構成/こじへい

Author
1986年、神奈川県生まれ。ライター歴は15年目で、現在は主にPR、芸能、YouTube関連の記事を執筆しています。

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