麺、ごはん、パンの三大主食をカバー
日清食品が即席麺事業に並ぶ第二の柱とすべく、ビヨンドフードに注力している。2022年から「完全メシ」ブランドを始動。順調に販売数を増やし、つい先日3月23日には「完全メシ カップごはん」を発売したことで、麺、ごはん、パンという三大主食をカバーすることになった。
「完全メシ」シリーズの累計販売食数は6500万食を突破。2025年度の売り上げは100億円突破を見込む。まさにイケイケなブランドとなっている。
新製品「完全メシ BREAD チョコクリーム」「完全メシ BREAD カレー」は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」で設定されたビタミン、ミネラルなど33種類の栄養素とおいしさのバランスを追求した”ウマイ健康食“なのだ。
さっそく実食しよう
サイズ感は大人の手のひら程度。ずっしり重いというよりは適度なボリュームと言える。パン生地は同一でふわっと軽い食感。チョコは優しい甘さ、カレーはスパイスが利いていて後を引く辛さがある。いずれもレンジで30秒程度あたためるとより美味しくいただける。メーカー希望小売価格はともに298円+消費税で、関東甲信越エリアのコンビニエンスストアやスーパー、ドラッグストアで販売をスタート。日清食品のオンラインストアでも取り扱う。
またブランド初となるデザート「冷凍 完全メシ DELI ジェラート」も登場。こちらは日清食品のオンラインストア限定の取り扱いで、3袋セレクトセット(1袋2個入り)セットで2583円(税込)、6袋セレクトセットで4128円となる(いずれも+送料1200円)。
デニーズ×「完全メシ」のインパクト!
そして「完全メシ」ワールドを拡張する取り組みも。ブランドとしては初の全国規模の外食チェーンのグランドメニューとして、あのデニーズで「完全メシ」が登場するというのだ。
デニーズの商品部長でメニュー開発を統括する須藤良一さんは、
「実はお話をいただくまで『完全メシ』のことを完全には理解していなかったのですが、矢島さんからお話を伺うにつれ、商品のすごさや日清食品のこだわりが伝わってきました。デニーズには新しいことへの挑戦を推奨する風土があることもあり、今回のコラボが実現した次第です」
対する矢島さんは、
「僕自身がデニーズファンだったことも大きい(笑)のですが、ファミリーレストランというさまざまな世代の方が利用する場で『完全メシ』を発売することにどのくらいの可能性があるのか、ぜひ挑戦してみたかった」
美味しくしようと味に手を加えると栄養素のバランスが崩れ、栄養素のバランスを整えると今度は味に影響が出てしまう……そんな極めて難しいバランスを追求した末に生まれた今回のデニーズ×「完全メシ」のコラボメニュー2種が、「完全メシ ジャンバラヤ」(税込1419円)、「完全メシ 海老グラタン」(税込1199円)だ。いずれも「一般社団法人 日本最適化栄養食協会」から最適化栄養食と認定を受けたスグレモノである。
「完全メシ」の課題解決力
日清食品はなぜにして「完全メシ」を推進するのか。その背景にあるのは、単に売上を増やしたい、カップ麺並ぶ新たな事業の柱を打ち立てたいという事業戦略だけではない。コトはより壮大である。
矢島さんは言う。
「まだどの国も達成していない“未病対策先進国の実現”に向けて、『完全メシ』はまい進していく」。
忙しい日々の中でも栄養バランスが調整された食事をとりたい人はもちろん、シニアのフレイル、若年女性の隠れ栄養失調、ヤングケアラーや障がい者の支援、災害支援など、社会の様々な課題を食によって解決するために、「完全メシ」を提案していきたいというのだ。
「ちょっと小腹が空いたな」という時、「完全メシ BREAD」を選んでみる。「ジャンクなものが食べたいけど最近栄養が気になる」のであれば「完全メシ 汁なしカップヌードル」を手に取る。そうして「完全メシ」を選んだこと、手に取ったことが、将来の未病対策に意味をもつとしたら……。
日清食品のTVCMはノリがいい。何ならふざけているようにも見える。しかし根はマジメで、ふざける時も真剣にふざける、それが日清食品なのだと勝手ながら推察できる。
マジメな日清食品の、マジメ過ぎる「完全メシ」。もしかしたら「完全メシ」は、昭和の漫画に描かれた未来食品そのものなのかも知れない。
文/前田賢紀
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