“共同口座”を持たない妻の59.6%が「夫は卵1パック、牛乳1本などの日常的に購入する食料品の相場を把握していない」と回答
妻から見て、「卵1パック、牛乳1本などの日常的に購入する食料品の相場」を夫がどの程度把握しているかを質問したところ、“共同口座”を持たない妻では、「あまり把握していないと思う」(39.4%)、「全く把握していないと思う」(20.2%)と合わせて59.6%が「(夫は食料品の相場を)把握していないと思う」と回答した。
“共同口座”を持つ妻では、「あまり把握していないと思う」(27.0%)、「全く把握していないと思う」(14.4%)と合わせて41.4%が「(夫は食料品の相場を)把握していないと思う」と回答し、“共同口座”を持たない妻は、“共同口座”を持つ妻と比べて夫の相場把握度を18.2ポイント低く評価していることがわかった。
AI家計簿「ワンバンク」リサーチャー・瀧本はろか氏によるコメント
今回の調査から、“共同口座”を活用してふたりでお金を管理することが、夫婦の貯蓄や資産形成にプラスの影響を与えていることがわかりました。
「“共同口座”を持つ夫婦は、持たない夫婦に比べて月平均の貯蓄額が約1.2倍、投資額が約1.6倍多い」という結果の背景には、お互いの状況を把握し、生活を共にして家事育児を助け合う環境ができていることが影響していると考えられます。
調査でも、“共同口座”を持つ夫婦の85.1%が「配偶者は家計のやりくりに協力的」と実感していることがわかっています。生活費や貯蓄をふたりで一つの口座で管理することで、夫婦間でお金の流れが”見える化”され、結果としてお金に対する会話が増えるなど、適切な支出配分が促され貯蓄額の増加につながっているのでしょう。
また、“共同口座”を始めるきっかけの第2位に「将来に向けて効率よく貯蓄・運用したいため(22.1%)」が挙がっているように、投資額が約1.6倍多い背景には「夫婦で目標を合わせやすくなる」点が大きく関わっていると考えられます。
別々の口座では世帯全体でどれくらい資金に余裕があるのか分かりづらく、お互いが気にかけたり話すきっかけを失いがちですが、“共同口座”でふたりの生活費や貯蓄を管理していれば、「毎月いくらまでなら投資に回せるか」という具体的な話し合いがしやすくなります。これが、将来に向けた前向きな資産運用への一歩を後押ししていると推測されます。
昨今の物価高により、日々のやりくりの難易度は高まっています。お金の管理は負担になりがちですが、アプリなどのデジタルツールを活用して、無理なくふたりで生活費や貯蓄を管理できる仕組みを作ること。それがお金の不安を減らし、夫婦で協力して資産を築いていくための第一歩となるでしょう。
株式会社スマートバンク UXリサーチャー
瀧本はろか氏
2022年4月より株式会社スマートバンクにUXリサーチャーとして入社。年間100件を超える生活者へのインタビューを担当し、これまでに累計約500世帯を超える家庭の暮らしについてインタビューをおこなってきた。著書に『UXリサーチの活かし方 ユーザー視点を意思決定につなげるためにできること』(翔泳社)。プライベートでは2児のママ。
<調査概要>
調査名 :夫婦の共同口座と家計の実態調査
調査期間 :2026年3月3日(火)~2026年3月5日(木)
調査対象 :配偶者と同居をしている25歳~59歳までの既婚男女441名
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社スマートバンク
留意事項 :小数点第二位以下四捨五入
出典元:株式会社スマートバンク
構成/こじへい







DIME MAGAZINE














