2026年4月から社会保険料に上乗せされる「子ども・子育て支援金」は、一部で“独身税”とも呼ばれている。
株式会社スガワラくんはこのほど、20歳以上60歳未満の子なし未婚者・子持ち既婚者636名を対象に「子ども・子育て支援金(通称・独身税)の理解度と意識」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
独身税について「内容までよく知っている」人の割合、子なし未婚者と子持ち既婚者で大きな差
「2026年4月から社会保険料に上乗せされる『子ども・子育て支援金(通称・独身税)』について、どの程度知っているか?」を聞いたところ、「内容までよく知っている」と回答した人は子持ち既婚で2割超(22.2%)だったのに対し、子なし未婚者は1割未満(8.1%)と、認知の面で大きな差が見られた。
一方で、「内容はある程度知っている」(子なし未婚者:27.8%、子持ち既婚者:23.7%)、「名前だけ聞いたことがある」(子なし未婚者:28.8%、子持ち既婚者:22.8%)という回答も一定数存在しており、制度の名称は徐々に広がりつつある様子もうかがえる。
しかし、「知らない」と回答した人も既婚者・未婚者ともに3割超(子なし未婚者:35.3%、子持ち既婚者:31.3%)おり、制度の内容が広く浸透しているとはいい難い状況が浮き彫りになった。
独身税=全国民が負担する制度であると、既婚者・未婚者ともに2割程度が「知っていた」と回答
「『子ども・子育て支援金(通称・独身税)』社会保険料に上乗せして徴収され、全国民が負担する制度であることを知っていたか?」を聞いたところ、「知っていた」と回答した人は既婚者・未婚者ともに2割程度(子なし未婚者:19.1%、子持ち既婚者:23.1%)となった。
「なんとなく知っていた」(子なし未婚者:31.9%、子持ち既婚者:34.2%)を含めると、制度の仕組みをある程度知っている人は半数程度になるが、「知らなかった」と回答した人も4~5割(子なし未婚者:49.1%、子持ち既婚者:42.7%)存在した。
未婚者の8割が「独身税に納得できない」
「『子ども・子育て支援金(通称・独身税)』が社会保険料に上乗せして徴収されることについてどう思うか?」を聞いた。子持ち既婚者では「納得できる」(14.9%)、「どちらかといえば納得できる」(31.0%)と回答した人は半数弱(45.9%)存在したが、子なし未婚者では「納得できない」(49.7%)が半数おり、「あまり納得できない」(30.0%)を含めると8割(79.7%)が制度に対して否定的な見方をしていることがわかった。
未婚者の約7割が「独身税は不公平」と回答
「『子ども・子育て支援金(通称・独身税)』の子どもがいない人も含めて広く負担する仕組みについてどう感じるか?」を聞いたところ、未婚者では「不公平だと思う」と回答した人が約半数(48.1%)と最も多く、「やや不公平だと思う」(21.6%)を含めると7割(69.7%)に達した。
一方、子持ち既婚者では「仕方ないと思う」と回答した人が4割弱(38.0%)と最多となり、制度の受け止め方に大きな違いが見られた。
「独身税」という呼び方、約4割が「適切な呼び方ではないと思う」と回答
「『子ども・子育て支援金』が一部で“独身税”と呼ばれていることについてどう思うか?」を聞いたところ、既婚者・未婚者ともに最も多かった回答は「適切な呼び方ではないと思う」(子なし未婚者:41.6%、子持ち既婚者:39.9%)となった。
一方で、「実態を表している呼び方だと思う」(子なし未婚者:18.4%、子持ち既婚者:16.5%)または「ある程度は仕方ない呼び方だと思う」(子なし未婚者:22.2%、子持ち既婚者:29.1%)と回答した人も一定数存在しており、制度の呼称については賛否が分かれる結果となった。
今回の調査から、「子ども・子育て支援金(通称・独身税)」に対する受け止め方は、子どもがいる既婚者と子どもがいない未婚者の間で大きな違いがあることが明らかになった。
特に、未婚者では制度への納得感が低く、負担の公平性に疑問を持つ人も多い結果となった。一方で、制度の仕組みそのものを十分に理解している人は多いとは言えず、社会保険料を通じて広く負担される制度であることを知らなかったという声も少なくなかった。
全国民が負担する制度だからこそ、その仕組みや負担を正しく理解することが重要だ。
<調査概要>
調査期間:2026年3月12日
調査手法:インターネット調査
調査対象:全国の20歳以上60歳未満の正社員(子なし未婚男女/子持ち既婚男女)
有効回答者数:子なし未婚者320名・子持ち既婚者316名
(5歳刻みに男女各20名の均等割付、但し20歳以上25歳未満の子持ち既婚男性のみ16名)
調査機関:Freeasy
出典元:脱・税理士スガワラくん 調べ
構成/こじへい







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