炊飯器を使った美味しい炊き方のポイント
続いては、炊飯器を使って最大限にごはんをおいしく炊くために、素朴な疑問を解消しておこう。
●炊飯器を使って美味しくごはんを炊くときのポイントは?
「お米を正しく計り、お米を軽く洗って水を入れたら、あとは炊飯器に任せるのが一番です。昨今販売されている炊飯器は『マイコン』が搭載されているものがほとんどです。マイコン搭載の炊飯器には吸水工程やむらし工程が含まれているので、基本的にお客様は『水と米を計量し、洗米してスイッチを押す』だけで大丈夫です。
食感の好みで炊き分けられる機能が搭載されているものもありますので、お好みや気分に合わせて変えていただくのもよいかもしれません」
「まずは水位線通りの水の量にし、食感の炊き分け機能を使ってみてもまだ物足りないという場合は、水の量の調整も有効です。例えば、やわらかすぎる、かたすぎる場合は、次のように水の量を調整してみてください」
例)
・新米などでべたつく場合:水位線よりも1~2mm程度、水の量を少なくする
・夏場にかたいと感じた場合:水位線よりも1~2mm程度、水の量を多めにする
●米を水に漬ける時間によって、炊飯器で炊いた後の食味は変わる?
「炊飯器には、自動で米に水を吸水させる工程が含まれていますので、炊く前に水に漬ける時間によって大きく食味は変わりません。乾燥しているお米などは事前の浸漬で食味の良化が望める場合もありますが、長時間、水に漬けすぎると、粒の表面が溶けてべたつきの原因になるので、事前の浸水は30分以内がおすすめです。
また、炊く前に冷蔵庫で浸水したり、氷を加えたりする工夫もよく聞かれますが、当社の炊飯器の場合はスイッチを入れてすぐに約50℃に加熱して浸漬させますので、食味が大きく変わることはありません」
●古米のおいしい炊き方のコツは?
「古米は、長期間の保存に伴い水分を失って乾燥している傾向があります。そのまま炊くとごはんがかたくなったりパサついたりするので、事前に20分程度浸水させることでお米の中心まで水分が浸透し、やわらかく炊き上がります。
また表面の脂質が酸化して嫌なニオイの原因となるため、いつもより一回、洗米回数を増やして洗い流すと、ニオイも抑えることができます。
当社の『ビストロ匠技AI』搭載の炊飯器であれば、圧力センサーがお米の吸水速度から鮮度を判断して炊き上げるため、調整は必要なく、お客様はスイッチを押すだけで炊飯器が自動でプログラムを調整し、ふっくら炊き上げてくれます」
●炊飯後にやるべきことは?
「炊き上がりブザーが鳴ったときが一番の食べ時ですので、炊き上がったらすぐにほぐしてください。粒をつぶさないように軽く持ち上げて空気を含ませ、適度に水分を飛ばすと、ツヤよくふっくらと仕上がります。すぐに食べないときにも一度ほぐしておくと、時間がたってもかたくならずにおいしさが続きます」
●よくSNSなどで見かける、煮物やスイーツの炊飯器調理は、炊飯器の使い方として問題ない?
「当社の炊飯器に限って言えば、調理コースがついていない機種で米以外を調理するのはおすすめしません。炊飯コースで米以外のものを調理すると、炊飯のためのセンサーがそれらを検知してしまい、うまく調理できないためです。米以外の調理の際は、機器ごとに搭載された専用の調理モードをご使用ください。
また、米以外のものを調理すると、パッキン等の本体に調理物のニオイがつき、米を炊飯した際にごはんのおいしさが損なわれることがあります。気になる場合は、パナソニックの炊飯器にはお手入れ機能が搭載されており、ニオイを飛ばせますので利用してみてください」
これから炊飯器を選ぶ際には、今回紹介された選び方のポイントを踏まえて選んでみよう。また、炊飯器を正しく利用して、おいしくご飯を炊こう。
取材・文/石原亜香利







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