今春、卒園する子どもたちは、2019年~2020年生まれのコロナ禍で育った「令和キッズ」だ。
この「令和キッズ」と、保護者の子どもの時代(昭和・平成キッズ)では、健康意識にどれほどの差があるのだろうか?
キリンホールディングスはこのほど、今年の3月に幼稚園・保育園を卒園する子どもとその保護者1,000組を対象に、「子どもの健康管理」に関する意識・実態調査を行い、その結果を発表した。
保護者の子どもの時代(昭和・平成キッズ)と、我が子(令和キッズ)を比べると、健康意識が高いのは「令和キッズ」と回答した人は「昭和・平成キッズ」の9.8倍に
我が子(令和キッズ)と、昭和・平成生まれの保護者自身が子どもの頃(昭和・平成キッズ)と比べ、どちらが健康意識が高いか5段階で回答した結果、62.4%が「令和キッズのほうが健康意識が高い」と回答した。一方で「昭和・平成キッズのほうが健康意識が高い」と回答した人は6.4%にとどまり、9.8倍もの大きな差が見られた。
また、健康習慣については「どちらもできていない」を含む6段階で比較したところ、「手洗い・うがいの習慣化」(令和キッズ57.2%:昭和・平成キッズ8.7%)は6.6倍、「せきエチケット」(令和キッズ52.6%:昭和・平成キッズ9.5%)は5.5倍、「周囲の体調を気づかう」(令和キッズ45.7%:昭和・平成キッズ8.6%)は5.3倍と、令和キッズが上回った[図1]。
この春卒園の子どもの94.1%が「手洗い・うがい」を習慣化
次に子どもの健康意識・健康習慣について、保護者を対象に「できているかどうか」を4段階で調査した(とてもできている/できている/まあできている/全くできていない)。
「とてもできている」「できている」「まあできている」を合算した結果、94.1%が「手洗い・うがいが習慣化している」と回答し、9割以上の子どもが手洗い・うがいの習慣を身につけていることが明らかになった。また自身の体調管理にとどまらず、93.9%が「周囲の体調を気づかうことができている」、88.2%が「せきエチケットができている」と回答するなど、他者への配慮を含めた健康行動も高い水準にある。
さらに、「健康への意識が高い」は86.7%、「自分の体調について言葉にすることができている」は96.5%と、ほとんどの子どもが自身の体調を自覚し、表現できていることが明らかになった[図2]。この春に卒園を迎える子どもたちは、健康意識の高い健康優良園児と言えそうだ。
そこで、子ども自身に普段行っていることを聞くと、70.6%が「手洗い・うがい」を実践し、自分が元気でいるために大事なこととして約半数が「手洗い・うがい」(47.8%)を挙げた[図3]。
この春卒園の令和キッズ、「手洗い・うがい」だけでなく「早寝・早起き」も「せきエチケット」も能動的に行動
実践している健康行動について、「自分から行動することが多いか」「誰かに言われてから行動することが多いか」を子どもたちに尋ねた。その結果、「帰宅時の手洗い・うがい」(62.3%)、「せきエチケット」(58.0%)、「早寝・早起き」(56.0%)のいずれにおいても、過半数の子どもたちが「自分から行動することが多い」と回答し、高い自主性がうかがえる結果となっている。
同様の設問を保護者にも行い、「我が子が実践できていると思う行動」について回答してもらったところ、手洗い・うがいについては約半数(47.7%)が「自分から行動することが多い」と回答した。
また、「せきエチケット」(34.8%)や「早寝・早起き」(37.6%)についても、3人に1人以上の保護者が「自分から行動することが多い」と答えている。いずれの項目においても、「言われてから行動する」子どもは半数以下にとどまり、保護者の回答からも、令和キッズが能動的に健康行動に取り組んでいる様子がうかがえた[図4]。
この春卒園の令和キッズは健康行動をする理由まできちんと理解
健康行動には行う理由があるが、子どもはその理由まで理解しているのか、保護者に聞いた。「帰宅時の手洗い・うがい」について、保護者の49.8%が「理由を理解して行っていると思う」、43.4%が「どちらかといえば、理由を理解して行っていると思う」と回答した。これらを合計すると、93.2%の保護者が、子どもは手洗い・うがいを行う理由を理解していると捉えていることがわかった。
実際に子ども自身に「なぜ手洗い・うがいをするのか」を聞いたところ、75.1%が「ばい菌を落とすため」、61.3%が「風邪や病気を予防するため」と回答した。一方で、「家族や先生に言われているから」と答えた子どもは18.1%にとどまり、多くの子どもが目的を理解したうえで行動している様子がうかがえる。
同様に「せきエチケット」についても、保護者の91.3%が「子どもは理由を理解して行っていると思う」と回答した。子ども自身の回答では、約4人に3人(75.9%)が「周りの友だちにうつさないため」と答えており、他者への配慮を含めた理解が進んでいることが明らかになった[図5]。
この春卒園の令和キッズは、自分だけでなく周りの人にも免疫ケアを広める「免疫ケアリーダー」に
健康行動の理由まで理解し、免疫の視点を身につけている今の令和キッズたち。実は、自分自身の体調管理にとどまらず、周囲の人にも健康行動を促す「免疫ケアリーダー」としての一面も見せている。
保護者に対し、子どもから「手洗い・うがい」を促された経験があるかどうかを聞いたところ、13.2%が「よくある」、43.9%が「たまにある」と回答し、計57.1%と、約6割の保護者が子どもから「手洗い・うがい」を提案された経験があることがわかった。
また、子どもがお友だちに対して手洗い・うがいを促している様子を見聞きしたことがあるかを尋ねると、10.1%が「よくある」、37.7%が「たまにある」と回答し、約半数(47.8%)の子どもが、お友だちにも免疫ケアを呼びかけていることが明らかになった。
さらに、子どもから「具合が悪いときは休まないといけない」と言われた経験がある保護者は54.0%にのぼり、お友だちに対しても46.0%が休養を勧めていると回答している[図6]。
この春卒園の令和キッズ、「健康」「栄養」の言葉の認知率は9割超え「免疫」という言葉も約6割が聞いたことがあり、約6人に1人は理解までしている
免疫という概念を理解し、「免疫ケアリーダー」としての一面も見せる令和キッズたち。そこで、健康に関する言葉の認知率について調査を行った。「健康」という言葉は62.0%が「何のことか知っている」と回答し、「何のことかは知らないが、聞いたことはある」(30.9%)を合わせると92.9%が言葉を認知している結果となった。
同様に「栄養」についても61.7%が「何のことか知っている」、30.6%が「何のことかは知らないが、聞いたことはある」と回答し、認知率は92.3%にのぼっている。一方で「免疫」は「何のことか知っている」が16.5%と他の用語に比べて低くなるが、42.7%が「何のことかは知らないが、聞いたことはある」と回答し、計59.2%が「免疫」という言葉を認知していることが明らかになった[図7]。







DIME MAGAZINE



















