人間はどれくらいおならをしているのか?
リモートワーク日や休みの日など一日中自宅にいれば自分が放つおならは自覚しやすいが、外出して移動が多いと自分のおならには無自覚になりそうだ。
人間誰しもおならをするが、どれくらいの頻度でおならをするかについてこれまで客観的にはあまりよくわかっていなかった。
おならの頻度には体質的な個人差もあり、食べた物の影響などもあるが、科学的調査においてその回数は自己申告になり、睡眠中のおならなどは当人にもわからないためかなり曖昧にならざるを得ない。これまでの医学文献でよく報告されていたのは1日14回(±6)という指標であった。
そうはいっても自己申告では不注意や記憶違いといった致命的な問題があり、また内臓感覚の感受性は個人差が大きいといわれており、同じ量のガスを出してもその感じ方が異なっていてもおかしくない。
しかし最近になってこの問題の画期的な解決策がようやく(!?)登場した。おならを客観的に測定できる「スマート下着」が開発されたのだ。
おならを検知する「スマート下着」
米メリーランド大学カレッジパーク校の研究チームが2025年10月に「Biosensors and Bioelectronics: X」で発表した研究では、おならに含まれる水素成分を追跡できる25セント硬貨(直径約24m)ほどの大きさの小型水素センサーで、通常の下着に装着することで実現した「スマート下着」が紹介されている。
研究チームの微生物学者ブラントリー・ホール氏らは、腸内微生物の代謝を研究しているのだが、彼らは酸素のないチャンバー内でセンサーを使って腸内微生物からの水素生成量を測定しようと試みたが、うまくいかないことがあったという。
そこである日ホール氏はこのセンサーでおならを測定してみたらどうなるのかを思いつき、その場で実行したのだ。ホール氏は自分のズボンの中にセンサーを突っ込みおならをすると、センサーは明確なシグナルを表示した。
このことをきっかけにスマート下着を開発したホール氏らは、さっそく人々がどれくらいの頻度でおならをしているのかの検証に取り組んだのである。







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