【コウチワタルのMONO ZAKKA 探訪】
日常生活の合間に「今の時間は?」「今日の歩数は?」と気になり、ポケットからスマートフォンを取り出した瞬間、SNSの通知やメールに気が付いてしまい、気づけば本来の目的を忘れて数分が経過していた……。そんな経験はないだろうか。もしくは、健康管理のためにスマートウォッチを導入しても、今度は手首に伝わる絶え間ない振動や、毎日の充電作業、そして就寝時の装着感に「ウェアラブル疲れ」を感じている人も少なくない
そんな情報過多な(?)日常に辟易としているなら、Ola Esporteから発売されているスマートリング『R13スマートリング』をぜひチェックしてほしい。指輪という最小限の本体に情報を表示するディスプレイまで搭載という絶妙な仕掛けが私たちのデジタルライフを驚くほど身軽に変えてくれるはずだ。
『R13 スマートリング』とは
『R13』は、時刻、ヘルスモニタリングの閲覧を厚さわずか2.7mm、重さ約7gというステンレス製の超軽量ボディに凝縮した最新鋭のスマートリングである。
最大の特筆すべき点は、従来のスマートリングの弱点であったデータ確認にはスマホアプリを開く必要があるという手間を、本体に「マルチファンクション・ディスプレイ(LCD画面)」を搭載することで解消したことにある。時刻、歩数、心拍数、さらにはバッテリー残量までも、指元をタップするだけでその場で確認できるのだ。
個人的に最も大きな恩恵を感じたのは、リング自体にディスプレイがあることで、最小限の動作で時間を確認できる点である。特に、クライアントとの面談中や重要な会議中など、あからさまに腕時計に目をやることが憚られる場面は多い。そんな時、指元をサッと見るだけでスマートに状況を把握できるのは非常に便利だ。このスマホや時計への“寄り道”を物理的にカットできる設計は、現代のビジネスパーソンが求める真のミニマリズムといえるだろう。
『R13』の特徴:指元で完結する「情報の取捨選択」
実際に手に取って驚かされるのは、サイドに配置されたタッチボタンの利便性である。タッチする回数とその際に表示される情報は下記の通りである。
1回タッチ: 現在時刻の表示
2回タッチ: 今日の歩数
3回タッチ: 心拍数の測定
4回タッチ: バッテリー残量の確認
例えば歩数の表示の際は脇に緑のランプが点灯するなど、表示の意味を分かりやすくする工夫も見られる。
この直感的なインターフェースにより、必要な情報へ即座にアクセスできる点が秀逸である。また、本製品は専用の「ECTRI」アプリで簡単な設定を行うことでスマート機能を利用することも可能だ。例えば、スマホのカメラを遠隔で起動し、指を振るだけでシャッターを切る「リモート撮影」や、TikTokなどのショート動画アプリを指先の操作だけでスクロールさせることも可能だ。個人的にはスマホで電子書籍アプリを使用している際に、わざわざスマホを操作しなくても、本製品を着けた指で膝を叩く動作をするだけでページめくりできるのが嬉しい。
継続を支えるバッテリー内蔵の専用ケース
ウェアラブルデバイスの宿命である充電」に関しても、本製品は非常にスマートな解決策を提示している。本製品にはバッテリー内蔵の専用ケースが付属しており、これが極めて優秀である。
特筆すべきは、充電ケース自体にバッテリーが内蔵されている点だ。これにより、コンセントがない外出先でも、リングをケースに収めるだけで充電が可能になる。感覚としては3日程度であればこのケースがあればバッテリー切れになることはなさそうである。出張や移動の多いビジネスパーソンにとって、これだけ持ち出せば数日間の運用に困らない機動力は大きな武器になるだろう。
さらに、充電ケースへの給電にはUSB Type-C端子が採用されている。
昨今のノートPCやスマートフォンの充電ケーブルと兼用できるため、デスク周りに余計な専用ケーブルを増やす必要がなく、導入の負担は最小限で済む。1回のフル充電には最短30分かかり、実感として2日程度は充電無しでもバッテリーは持続する。
実体験から導き出した「装着のベストアンサー」
スマートリングを運用する上で避けて通れないのが「どの指に着けるか」という問題である。本製品はサイズ#8から#13までの展開があり、センサー精度のためにスナッグ・フィット(ぴったりとした装着)が求められる。一般的にスマートリングを装着する指は人差し指、中指、薬指になると思う。確かに人差し指なら親指でタッチセンサーを操作しやすく、ジェスチャー操作もスムーズだ。
しかし、実体験に基づくと、“利き手と逆の薬指”への装着を強く薦めたい。理由は単純で、日常生活への影響が一番少ないからである。人差し指に装着した場合、ドアノブを握る、カバンを掴む、あるいは重いモノを持つといった動作のたびに、リングが対象物に接触して「カチッ」と音を立てる。
これが意外と耳につき、煩わしく感じることが多い。一方、薬指であればこうした物理的な干渉が最小限に抑えられ、仕事中も装着していることを忘れるほど自然に馴染む。24時間のライフログ取得を目指すなら、このノイズの少なさと快適性こそが継続の鍵となる。
『R13 スマートリング』を購入するには
価格は税込み2,500~3,500円程度となっており、Amazon等のECサイトから購入することができる。逆に大型家電量販店等の実店舗で目にする機会はほぼない。専用充電器付きのフルセットであることを鑑みても非常にリーズナブルな製品である。高額なスマートリングの中には、詳細なデータ分析のために月額1,000円程度のサブスクリプション費用が発生するものも多いが、R13は本体代金のみの買い切り型のため追加費用なく使用できる。
もちろん使用するうちに機能に不足を覚えて、将来的により高価格帯の製品に乗り換える、ということはあるかもしれないが、圧倒的なコストパフォーマンスの高さは、スマートリングという新しいカテゴリーに触れてみたい初心者にとって、最高のエントリーモデルとなるだろうし、機能を割り切って使用したい人にとってはこの製品がベストアンサーとなる可能性もあるだろう。是非検討してもらいたい。
■関連情報
https://ja.manuals.plus/ae/1005009921269026
文/Wataru KOUCHI
趣味は合唱、読書、語学、旅行、美術館巡り、雑貨屋探索etc…。日本、海外の雑貨やガジェット、デザインコンセプトの中から思わず「それ、いただき!」と言ってしまうモノ達を紹介!







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