近年、旅行者にとってサステナビリティは環境への配慮にとどまらず、地域社会への貢献や旅行先の文化・自然環境の保全につながる行動としても認識されるようになっている。
こうした中、デジタル旅行プラットフォーム・アゴダを運営するAgoda Company Pte. Ltd.はこのほど、アジアの旅行者を対象に実施した「2026年サステナブル・トラベル調査 : Eco Deals」の結果を発表した。
本調査は、アジア8市場(インド、インドネシア、日本、マレーシア、韓国、台湾、タイ、ベトナム)の1,036名の旅行者を対象に、2026年2月に実施された。
アジアの旅行者調査で、持続可能な旅行への関心の高まりが明らかに
本調査によると、持続可能な旅行は、アジアの旅行者が旅行を計画・予約する際に、ますます重要な要素となっていることが明らかになった。2026年の旅行先選びにおいて、アジアの旅行者の77%がサステナビリティを重要視していると回答しており、これは昨年の68%から増加している。
調査対象となった市場の中では、タイが最も高い関心を示し、95%が旅行先を選ぶ際にサステナビリティを重要視すると回答した。一方、日本では54%がサステナビリティを重視すると回答し、昨年の39%から大きく増加しており、日本の旅行者の間でも持続可能な旅行への意識が高まりつつあることが示されている。
日本の旅行者、サステナブル旅行で「地域社会への貢献」を重視
日本の旅行者の間では、サステナブル旅行の目的として地域社会への貢献が最も重要な要素として挙げられた。約40%の回答者が、「旅行の支出が地域社会に還元されること」が、より持続可能な旅行の最も重要な成果であると回答している。
次いで、「旅行先とのより深い関係性を築くこと」や「自然景観や野生生物を将来世代のために守ること」(24%)が挙げられた。これらの結果は、日本の旅行者がサステナビリティを単なる環境配慮としてだけでなく、地域社会に具体的な価値をもたらし、より意味のある旅行体験を生み出すものとして捉え始めていることを示している。
旅行のあらゆる場面で、よりサステナブルな選択肢を求める日本の旅行者
旅行中に地域社会や旅行先への貢献に加え、日本の旅行者の27%が、環境負荷の少ない交通手段などに関心を示しており、より責任ある移動手段への関心が高まっていることがうかがえる。
また、サステナビリティ認証を取得した宿泊施設(22%)や、環境保護や地域社会を支援するツアー・体験(21%)にも注目が集まっている。これらの結果は、日本の旅行者が、旅行計画のあらゆる段階において、より持続可能な選択肢を提供する旅行商品への需要を高めていることを示している。
日本の旅行者にとって最も一般的なサステナブル行動は「オフピーク旅行」
日本の旅行者は、旅行をより持続可能なものにするための実践的な行動も取り入れている。その中で最も一般的だったのが、混雑する時期を避けて旅行する「オフピーク旅行」だった。人気観光地の過度な混雑を避け、観光地への負担を軽減したいという意識が背景にある。
次いで多かったのが、地域経済を支える行動で、地元の店舗を利用したり、地域主体の観光体験に参加したりする旅行者が多く見られた。さらに、サステナビリティ認証を取得した宿泊施設を選ぶことも上位に挙げられ、快適性と環境配慮を両立した宿泊体験への関心が高まっていることがわかる。
出典元:Agoda International Japan 株式会社
構成/こじへい







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