タイヤの空気圧や積みっぱなしの荷物も再確認を
タイヤの空気圧不足も燃費悪化に直結する。国土交通省の調査では、タイヤの空気圧が適正値より30%低下すると燃費は最大20%も悪化するというデータがある。30%も低下しているとすれば、止まっているクルマのタイヤを見ればすぐに分かりそうなものだが、うっかりしていると見逃してしまうかも知れない。そしてタイヤに入っている空気は、適正値まで入れたとしても、1か月ぐらいで自然に減っていくものだから、マメにタイヤの空気圧をチェックしたい。これはガソリンスタンドやディーラーで空気を充填してもらえば0円で行える”燃費低下”対策である。
そして、思い荷物の積みっぱなしも燃費悪化につながる。ECCJ(一般財団法人省エネルギーセンター)が2Lセダンで行った実験によれば、荷物などでクルマの重さが110kg増加すると一般道で3.4%、郊外路で5.4%、高速道路で3.3%燃費が悪化するという。軽い身の回り品、安全安心のためのアイテムを下ろす必要はないものの、アウトドア用品、ゴルフバッグ、旅行用キャリーケース、ベビー&ドッグカートなど重量級の荷物は使う時だけ積み込むようにするべきだろう。110kg の荷物の増加で3.3%~5.4%の燃費悪化とはいえ、積りに積もればガソリン価格高騰の時代に太刀打ちできなくなってしまうかも知れない。
もちろん、エコを意識した運転も不可欠。不要なアイドリングをせず、急加速を避け、スムーズなアクセルコントロールを心掛けたい。そこで威力を発揮してくれると思っているのが、メーターに表示可能な平均燃費計だ。これを常に表示しつつ意識して走ると、筆者がそうしているように、燃費のいい走りが可能になる。例えば、平均燃費計が16.9km/Lを示していたとすれば、運転、アクセルコントロールの仕方でなんとか17km/L台に乗せたい・・・という燃費向上欲!?がわき、エコな運転、走り方、アクセル操作を自然に行えるようになるというわけだ。
筆者の愛車は1.4Lガソリンターボエンジン搭載でWLTCモード燃費が約15km/Lなのだが、常時エコモード、1か月に1度のタイヤ空気圧チェック、重い荷物を載せない、エコにこだわった走りをする・・・とした結果、短距離の市街地走行で12km/L前後、高速走行で18km/L前後(東京~南房総往復/ACC使用)、最高21.0km/L(東京~八ヶ岳往復/ACC使用)の平均燃費を記録している。アクセルをラフに踏むクセのある人で、愛車にACC(アダプティブクルーズコントロール)が付いているなら、ACCで走ると無駄なアクセル操作、ブレーキ操作を回避でき、高速走行での燃費向上につながる場合もある(一概に言えないが)。
2025年の真夏、新型クラウン・エステートで外気温35度越えの中、山中湖を、3名、1泊2日の荷物(キャリーケース3個)、アイスボックス、ペットカートなどを積み、エアコン25度設定で往復したときの実燃費はWLTCモード燃費20.3km/Lに対して17.8km/L(約88%)を達成している。HVとはいえ、大型ステーションワゴンに荷物満載で18km/L前後の燃費は立派。これもクラウン・エステートに相応しい、ゆったりとした運転とACC=レーダークルーズコントロール、適切なエアコン温度設定などが功を奏したと思っている。







DIME MAGAZINE





















