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肩こり腰痛の原因は足元にあり!?1万6000円の高級インソールの効果を試してみた

2026.03.20

何を隠そう私、ホリック気味のワーカーである。平日の残業は当たり前として、休日を返上して働くのも別に苦ではない。むしろ完全に仕事から離れることがストレスになってしまったりする。

ただし、そのほとんどがデスクワークのため、体へのダメージは深刻だ。もとより姿勢が悪いこともあり、肩も腰も悲鳴を上げている。その痛みに耐えきれなくなると、通院あるいはマッサージを受けてその場を凌ぐ。そう、その場しのぎなので痛みはまたやってくる。

おそらく死ぬまで、このイタチごっこを楽しんでいくしかないのだろうなと思っていた。そんな中、知人から「インソールを試してみたら?」という提案が。なぜ肩や腰の痛みにインソール?と疑問を持ちつつ、インソールの開発・販売を手がけるAyoi株式会社を訪ねることにした。

というわけで本記事では、Ayoi株式会社の代表取締役・久保諭樹氏を取材した内容を交えつつ、同社が展開するインソール「ASHITO INSOLE for Medical」のレビューをお届けする。

足元の歪みを補正する3つの特徴

正直、半信半疑である。「足元から肩腰を改善」とだけ聞くと、足ツボとか気功とかそう言うやつね、とハスに構えてしまう。

しかし久保氏の説明を聞いて妙に納得する。建物で考えれば、土台が傾けば建物全体が傾くのは当然のことだ。人もそれは同じなのだが、建物以上に精巧にできている人の体は厄介なことに体のさまざまな部位によってバランスを取ろうとする。つまり足元が歪むと、膝、股関節、腰、背中、首も歪む。逆に言えば、体の痛みの根本原因は足元の歪みにある可能性がある、ということだ。

「ASHITO INSOLE for Medical」は、この「足元の歪み」という根本原因にアプローチするために設計されている。特徴は大まかに以下の3つ。

1. 「硬さ」による安定性の確保

インソールというと、厚みがあって柔らかく、いわばクッションのようなもの。しかし「ASHITO INSOLE for Medical」は驚くほど硬い。最初に手に取ったとき、モックかと思ったほどだ。

コンクリートに押し当てても曲がらないくらいハードな仕様。

久保氏によると、インソールが柔らかすぎると不安定な足元をさらにぐらつかせ、体のズレを助長してしまうという。勘違いしてほしくないのは、硬さが重要なのはインソールであって、アウトソールはむしろ柔らかくていいということ。

補足だが、インソール全体が一枚の板のよう、というわけではない。自然な歩行ができるよう、つま先部分には柔軟性がある(ガシガシ履き込んだのでつま先が汚れていて恥ずかしい。「ASHITO INSOLE for Medical」は丸洗いに対応しているので、筆者も近々…)

たとえるなら車のタイヤだ。路面に触れる部分(アウトソール)は柔軟性のあるゴムだが、それを支えるホイール(インソール)はアルミやスチールといったハードな素材でなければ力を伝えることができない。

2. 深いヒールカップによる踵の補正

人間の足は、歩行時に踵から着地する。この最初の接地点である踵が歪んでいると、その後の体重移動もすべて歪み、結果的に全身の歪みへとつながっていく。

そこで「ASHITO INSOLE for Medical」は、踵を包み込む深さのあるヒールカップを採用している。

深いヒールカップ。踵がしっかりとホールドされる。

3. 独自のテクスチャ

「ASHITO INSOLE for Medical」の表面には、細かな突起が配置されている。この凹凸が足裏を刺激することで、自然と姿勢の改善など効果を発揮するという。

0.8mm高の凹凸。慣れるまで、足裏にザラッとした感覚がある。しかし決して不快感はない。

約1カ月、試した結果。肩腰の痛みは発生せず。

「ASHITO INSOLE for Medical」をスニーカーに装着して、約1カ月が経ったその間、深夜残業、休日出勤となかなかハードに働いてきたが、いつもなら確実に襲ってきている肩腰の気配がない。もちろん痛みも出ていない。36協定のギリギリを攻める働き方をしているのだが。

今回の検証に際して間が悪いのだが、2026年に入ってからウォーキングを習慣化しているため、それが運動不足解消につながり、体に痛みが出ていない可能性もある。しかしそれにしても快調だ。なお、ウォーキング時にも「ASHITO INSOLE for Medical」を使用しているため、運動不足の体がウォーキングで悲鳴を上げていない点でも恩恵を感じる。

さて、一応気になる点も挙げておくと、「ASHITO INSOLE for Medical」の硬さは使い始めてしばらくは違和感があると思う(筆者の場合は数時間で慣れた)。また、靴紐はしっかり結んで靴と足をフィットさせておいたほうがいい。

筆者は当初、履き潰しかけているスニーカーに「ASHITO INSOLE for Medical」をセットして使っていた。ヨレヨレのアッパー、繰り返された脱ぎ履きによる緩んだ靴紐。そのせいでスニーカーの中で足が幾分遊んでいた。

そんな状態で長距離を歩いたところ、そして「ASHITO INSOLE for Medical」の凹凸のテクスチャで靴下と足裏に摩擦が生じ、若干の痛みを覚えた(血が出るほどではない)。ただし、そこであらためて靴紐を結んでからは解消した。もし本記事を読んで試す方がいるなら、筆者と同じ轍は踏まないようにしていただきたい。

1万6000円も高くない?

さて、久保氏によると「ASHITO INSOLE for Medical」は1年程度は機能が持続するという。1万6000円のインソールというと確かに高価だが、筆者の場合、年にかかる整骨院やマッサージ代と比較するとトントンくらい。それ以前に、そもそも痛みが出ないと言うのは大きく、時間も取られないのは大きな利点だ。

筆者と同じく、慢性的な首肩腰の痛みに対し、対処療法で誤魔化し誤魔化し生きている読者がいれば、ぜひ「ASHITO INSOLE for Medical」を体験してみてほしい。継続的な効果検証は必要だが、この1カ月、間違いなく快適ではある。

製品情報
– 商品名: ASHITO INSOLE for Medical
– 開発・販売: Ayoi株式会社
– 価格: 1万6000円
– サイズ:S(22.0~23.5cm)/M(24.0~25.5cm)/L(26.0~27.5cm)/XL(28.0~29.5cm)※自身でカットしてサイズ調整することも可能。
– 販売場所: 全国の提携整骨院・治療院、公式オンラインストアなど

文/関口大起

副業ライター。本業は某専門誌の副編集長。商社→制作会社→出版社と渡り歩いてきたキャリアと趣味の知識を活かし、多様なジャンルの記事を執筆。メインは、デジタルガジェットのレビュー、クリエイター(主に漫画家)/著名人へのインタビュー。そのほか、基幹システムの会報誌で取材・執筆を担当するなど、“お固め”の仕事も多数。夢は「このマンガがすごい!」の選者になること。コミックスは紙原理主義で、3000冊以上所有。日々収納場所の確保に格闘中。

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