人は「情熱的な恋愛」を生涯で何度体験するのか
結婚から何年目に離婚に到るのかはケースバイケースだが、たとえば2024年人口動態統計によると、2024年の年間の婚姻件数は48万5063件で、離婚件数は18万5895件である。この年の結婚数の約3割近くの夫婦が離婚していることになる。厚生労働省によると日本の2024年の離婚率は人口1000人あたり約1.55%で、ちなみに同年のアメリカの離婚率は2.4%だ。
気になるのは離婚の理由だが、弁護士法人デイライト法律事務所が全国の離婚相談窓口への相談データを基に集計した2025年の調査で「性格の不一致」が最も多い離婚理由であることが明らかになっている。
その一方、離婚理由として「異性関係」は女性で3位、男性で4位と無視できない割合を占めており、つまるところ関係決裂に到る〝不倫〟はそれなりに多いのだ。
もちろん不倫は咎められるべきものだが、興味深い科学的データもある。多くの人は一生のうちに二度、情熱的な恋に落ちるというのである。
米インディアナ大学キンゼイ研究所をはじめとする研究チームが今年2月に「Interpersona」で発表では、人は生涯のうちで燃えるような恋愛を何度体験するのかを広範な調査で探っている。
研究チームはアメリカ国内の18歳から99歳までの1万36人の独身の成人を対象に調査を行い、「情熱的な恋愛」の経験数を調査し、性別、年齢、性的指向によって情熱的な恋愛の経験数がどのように異なるかを分析した。
「情熱的な恋愛」は生涯で平均2.05回

心理学者のロバート・スタンバーグが1986年に提唱した「愛の三角形理論(Triangular Theory of Love)」は、愛が親密さ、情熱、コミットメントという3つの要素から構成されるというモデルに基づいているのだが、交際の初期には情熱のレベルが高いものの、カップルが親密になるにつれて情熱が薄れていくことが示唆されている。関係が成熟するにつれて、情熱的な恋愛から生活を共にするバランスのとれた包括的な愛へと熟していくという。
しかしそのような包括的で永続的な愛へと発展しなかった場合、この情熱的な恋愛は人生のさまざまな段階で何度も起こる可能性がある。
回答データを分析した結果、人々は平均すると情熱的な恋愛の感情を2.05回経験していた。この数字は平均的な人にとって情熱的な恋愛感情はレアな出来事であり、100年の人生で数回しか起こらないライフイベントということになる。情熱的な恋愛の経験についての具体的な数字は次の通りだ。
●一度もない:14.2%
●1回:27.8%
●2回:30.3%
●3回:16.8%
●4回以上:10.9%
人々の多くは情熱的な恋愛を人生で2度体験するということは、ある意味では一度の破局や離婚は大いにあり得ることにもなる。残念なことだが珍しいことではないのだ。







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