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高性能スポーツカー並みの加速力!ボルボのコンパクトBEV「EX30 Ultra Twin Motor Perfomance」の実力検証

2026.03.19

2023年に日本に導入された、ボルボ最小、最新のテクノロジーを満載したSUV×BEV(電気自動車)が、2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストカーに選出されたEX30。

ボルボEX30最速のUltra Twin Motor Performanceを試乗

後輪駆動モデルとして一充電航続距離560kmと最も長いEX30 Ultra Single Motor Extended Range、ボルボBEVの入門車種となる一充電航続距離390kmのEX30 Plus Single Motor、そして2026年モデルとして加わった一充電航続距離535kmのEX30 Ultra Twin Motor Performance(4WD)、クロスカントリーモデルとして最低地上高に余裕を持たせた一充電航続距離500kmのEX30 Cross Country Ultra Twin Motor Performance(4WD)の5車種が揃い、これまで@DIMEではEX30 Ultra Single Motor Extended Range、EX30 Cross Country Ultra Twin Motor Performanceの雪道を含む試乗を行ってきたが、今回はEX30最速のEX30 Ultra Twin Motor Performanceの試乗レポートをお届けしたい。

改めてEX30について紹介すると、ボルボ最小である全長4235×全幅1835×全高1550mmの日本の路上、駐車環境でも扱いやすさ抜群のボディサイズとスタイリッシュなエクステリアデザインを備え、インテリアも北欧モダンと言える洗練されたスカンジナビアデザインでまとめられたフルエレクトリック=電気自動車である。

北欧モダン感覚溢れるインテリアの仕立ての良さもEX30の見所

インテリアのモダンですっきりとした印象は、メーター&インフォテイメント&各種操作機能をインパネ中央の12.3インチタブレット型センターディスプレーに集約しているからで、スピードメーター、ナビ機能、時計、外気温時計、エアコンやオーディオ操作、ドアミラー調整、2026年モデルでオフ/低/高の3モードが選べるようになった完全停止まで行えるワンペダルモードなどの各種機能、操作がそこに配置されている。

前席優先パッケージながら後席も実用的

ボルボ最小サイズと聞くと、室内の広さが心配になるかも知れないが、身長172cmの筆者のドライビングポジション基準で前席頭上に230mm(ガラスルーフ)、後席頭上に150mm、後席膝回りに120mmのスペースがある。例えばレクサス最小のSUVであるLBXが、同195mm、110mm、120mmだから、頭上方向ではEX30が圧倒し、後席膝回りは同等ということになる。いずれにしても、ボルボのラインナップの中では前席優先パッケージの1台ということになるものの、大人でも後席に無理なく乗車できることは確かである。

加速性能は電動コンパクトSUVにしてポルシェ911カレラS並み!!

驚くべきはそのパフォーマンスだ。電気自動車として一充電走行距離535kmは十分。その上で4輪駆動のモーター出力は前156ps、後272ps。トルクは前20.4kg-m、後35.0kg-m。システム最高出力422psと超強力。0-100km/h加速は3.6秒と、コンパクトフル電動SUVにして、ポルシェ911カレラS/911カレラ4S(3.5秒)と同等のハイパフォーマンスを発揮してくれるのだからすごすぎる!!

ボンネット内には収納も完備する
中には充電コードなどが収納できる

ところで、EX30にはこのUltra Twin Motor Performanceと同じ電動パワーユニットを積むクロスカントリーモデルのEX30 Cross Country Ultra Twin Motor Performanceも用意されているのだが、こちらの最低地上高を高めた足回りはよりソフトな、乗り心地と走破性にこだわった専用サスペンション(スプリング)とアンチロールバーに改められ、19インチタイヤを装着。すでに@DIMEで報告しているように、ボルボ史上最速のパフォーマンスとボルボ史上最上の乗り心地を味わうことができる1台だと断言できる。

クロスオーバーモデル 撮影 青山尚暉

EX30最大の20インチタイヤを履く乗り心地はいかに

さて、デジタルキーを携帯していれば、クルマに近づくだけでドアがアンロックされ(クルマから離れると自動でロックされる)、運転席に乗り込み、パワースイッチを押すことなく”電源ON”となって走り出せるのは、EX30全車の共通点。日本車ならウインカーレバーに相当するレバーがシフターとなり、Dレンジに入れればOKだ。

EX30最大の245/40R20サイズの大径タイヤを履くUltra Twin Motor Performanceを走らせれば、どのEX30と変わらない運転のしやすさ、取り回し性の良さがある一方、「もしかすると0-100km/h加速3.6秒」のスポーツカー並みの加速力を得るため、乗り心地は多少、犠牲になっているのではないか・・・という不安もあったのだが、まったくそんなことはなかった。

最低地上高を上げ、19インチタイヤとなるEX30 Cross Countryのソフト感、ストローク感ある乗り心地こそやや薄まるものの、良路での電動パワーユニットならではの滑るような乗り味は当然として、荒れた路面、道路のジョイントの通過でもドシリとした、フラットで角が丸められた快適な乗り心地を味わせてくれるのだ。今回は東京~茨城県大洗間の往復約250kmを走破したのだが、2026年モデルで前席の座面長を伸ばしたシートのかけ心地、フィット感の良さ、そしてボルボ最新、最先端の運転支援機能の充実ぶりもあって運転にかかわるストレスは最小限。低重心を生かした高速レーンチェンジ、カーブでの盤石の安定感もあって、まったく疲れなかった(つい最近、EX30 Cross Country Ultra Twin Motor Performanceで新潟~東京間約400kmを走り抜いたときも同様)。気になる一充電走行距離はWLTCモードで535km。もっとも経済的な普通充電による満充電で出発すれば、東京~茨城県大洗間の往復約250kmでは途中充電も目的地充電も不要だから心強い。

2026年モデルで進化した部分が数多いEX30

普段の市街地走行では、航続距離を伸ばす「レンジ」、デフォルトの「ノーマル」、最大のパフォーマンスを発揮してくれる「パフォーマンス」から選べるドライブモードを「ノーマル」にセットしていれば、EX30の基本駆動方式であるFR、つまりほぼ後輪のモーターで走り、状況によって前輪のモーターがアシストするため、電費を稼げるわけだ。加えて、ワンペダルドライブが2026年モデルではOFF、低、高の3段階に調整できるようになり、低、高での扱いやすさ(回生による減速感)が向上。いわゆるワンペダル的な走行がよりしやすくなっていることを確認できた。

高速走行での直進性、安定感の高さでロングドライブもストレスフリー

大洗に向かう常磐道の速度制限110km/h区間では、コンパクトなボディにして4WDの効果もあり、矢のような直進性を披露。乗り心地の良さ、シートのかけ心地の良さとともに、リラックスしきった運転が可能で、ロングドライブでも疲れない要因となりうる。

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