バッグの中のスパゲッティを解消!ケーブル内蔵型充電器「TORRAS FlexLine 67W」が提案するスマートな充電体験
2026.03.20
【コウチワタルのMONO ZAKKA 探訪】
外出先で仕事をしようとカバンを開けた瞬間、思わず溜め息をついたことはないだろうか。ノートPC、スマートフォン、モバイルバッテリー……それらから伸びる充電ケーブルたちが、カバンの中で複雑に絡み合い、スパゲッティのように無秩序な塊となっている光景に。
現代の私たちにとって、デバイスの充電は避けては通れない日常である。しかし、アダプタを取り出し、指先に引っかかる絡まったケーブルを解き、毎回付けては外す一連の作業は、私たちの時間と気分を確実に削り取っている。この小さなストレスの積み重ねこそが、デジタルライフにおける隠れたノイズといえるだろう。
もし、そんなストレスから解放されたいと思うなら今回紹介する『TORRAS FlexLine 67W』をぜひチェックしてほしい。
充電器とケーブルを「一体化」させるというシンプルな解が、これほどまでに生活の質を変えるのかと驚かされるはずだ。
『TORRAS FlexLine 67W』とは
『TORRAS FlexLine 67W』は、楽創天成株式会社が展開するブランド「TORRAS」から発売されている自動巻き取り式ケーブル内蔵型の急速充電器である。
本製品の特徴は、最大67Wという高出力性能を維持しながら、1mの長さのUSB Type-Cケーブルをそのコンパクトな筐体に収納している点にある。サイズは約58 × 34 × 73mm、質量は約150g。これはiPhone 16 Pro(約199g)よりも遥かに軽く、従来の65Wクラスの充電アダプタ単体と遜色ない、あるいはそれ以下のボリューム感だ。
他社の競合製品が200gを超えることも珍しくない中で、この軽量化は特筆に値するだろう。独自技術「TORRAS GaNIII」の採用により、高効率と小型化を両立。まさにミニマリズムを体現した、次世代の充電ソリューションといえるだろう。
『TORRAS FlexLine 67W』の特徴
◆所有欲を満たすスマートなデザイン
まずはその佇まいから触れていきたい。本製品のボディは角を落とした丸みのあるフォルムで、全面が光沢のあるピュアホワイトで仕上げられている。
その質感はApple製品に通ずるスマートさがあり、ビジネスの場面で使用しても洗練された印象を与える。特筆すべきは、ケーブル収納時の精密な設計だ。端子部分が本体の窪みにフラットに収まる構造になっており、カバンの中で他のガジェットを傷つけるような突起が一切存在しない。
ガジェットポーチに収めた際の「収まりの良さ」は、道具としての完成度の高さを無言で語っている。
◆1mの自由度と、クセになる「自動巻き取り」ケーブル
一体型充電器の弱点とされてきたのが「ケーブルの短さ」だったが、本製品は業界最長クラスの「1m」を確保している。この差は大きい。例えば、新幹線の足元にあるコンセントや、カフェのデスク下にある電源から手元のPCまで、余裕を持って給電することが可能だ。
さらに無段階調節機能により、必要な分だけスルスルと引き出せば、余ったケーブルがデスクを散らかすこともない。常にちょうどいい長さで使える自由度は、一度体験すると元の長さ固定の世界には戻れなくなる。個人的に気に入っているのは、その操作感だ。ケーブルを軽く引くと、本体へ「シュルル」と小気味良い音を立てて吸い込まれていく。このアナログ時計のような精密な巻き取りの感触は、単なる機能を超えて、使うたびに一種の心地よさを提供してくれる。20,000回の巻き取りテストをクリアした耐久性が、この軽快な体験を長く保証してくれる点も心強い。
◆ノートPCも駆動する67Wのパワー
見た目のエレガントさに反して、中身は極めてパワフルだ。単ポート最大67Wの出力は、MacBook Proを50分で50%まで充電可能な実力を持ち、iPhone 16であれば30分で60%まで回復させるスピードを誇る。これを支えるのが、独自の「TORRAS GaNIII」技術だ。従来のシリコン半導体に比べエネルギー効率を飛躍的に高め、さらに「超伝導フィン」と呼ばれる物理的な放熱構造を採用することで、充電中の表面温度を従来比で最大10℃も低減させている。高出力充電器にありがちな「触れないほど熱くなる」不安を排除し、大切なデバイスのバッテリー寿命を守る思想が徹底されているのだ。
また、内蔵ケーブルの隣にはもう一つのUSB-Cポートが用意されている。2台同時充電時には「45W+20W」に電力が最適分配されるため、ノートPCとスマートフォンを同時に急速充電するという、現代のノマドワークに理想的な環境がこれ一台で完結する。もちろん、日本のPSE認証も取得済み。プロの道具として、安全性への妥協は一切見られない。
購入する際の注意点
非常に優れたこの製品だが、個人的に気がかりな点も幾つかあるので最後に触れておく。まず「1m」のケーブルの長さはデスクの上にコンセントがある場合は問題ないが、カフェなどで足元のコンセントから電源をとる時は長さに物足りなさを感じる点だ。今のスタイルを鑑みて1mで十分かどうかはよく検討する必要がある。
また、充電器自体をコンセントに挿す仕様なので、場所によってはコンセントの他の穴を塞いでしまう点にも注意が必要だ。
すでに他の製品でコンセントを使用している場合はうまく調整できるか考える必要がある。
最後に、ケーブルと充電器が一体型なのでケーブルが断線した時点で製品として使えなくなってしまう点も気にはなっている。もちろん耐久テストは実施されているとのことだが、自分の使用スタイルや使用頻度でコストパフォーマンスが高いと判断できるかどうかは今後見極めたいと思っている。
『TORRAS FlexLine 67W』を購入するには
価格は税込で約8,990円~9,999円程度。TORRASの公式オンラインストアのほか、Amazonや楽天市場といった主要ECサイトで購入が可能だ。一見、充電器としては高価に思えるかもしれないが、「高品質な67W充電器」と「実用性の高い1mの自動巻き取り式ケーブル」をセットで購入すると考えれば、極めて賢い投資であると断言できる。
文/Wataru KOUCHI
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