株主優待を利用して0円で温泉を楽しめる?
日本企業は3月決算も多く、今、とにかくお疲れのビジネスマンも多いと思うが、そんな時に行きたいのが温泉や温浴施設で、実は、株主優待で「0円風呂」を楽しめたりもする。そう言われると、「株主優待でお金を払わず楽しめるならいいな」と思うのではないだろうか。
風呂に入れば「いい湯だな」などと声が出て、最近では、サウナで「ととのう」ビジネスマンも多いという──。よし、名づけて「温泉優待」を考えてみよう。
3大温泉銘柄は、極楽湯(2340)とニフティライフスタイル(4262)、テルマー湯ホールディングス(3521)で、これらは、株主優待で0円利用ができる。それ以外にも温浴施設を楽しむ時に割引になる銘柄がある。疲れを癒して、たまには自分を労わり、明日への活力にしていこう。※株価は2026年3月9日終値
「温浴施設を楽しめる内容」を株主優待にする企業
無料で温浴施設を楽しめる銘柄から、割引で楽しめる銘柄まで、一気に紹介する。
■極楽湯ホールディングス(2340)(株価487円、4万8,700円)の株主優待は…
まずは王道、極楽湯ホールディングスだ。
極楽湯ホールディングスの権利月は9月。1年以上の”修行”が必要で、100株だと、1年以上4枚、2年以上6枚の無料入浴券がもらえる。もし、300株以上なら、1年以上6枚、2年以上8枚がもらえ、保有株数に応じて増えていく。
対象の極楽湯で大人1人利用につき1枚の消費で利用できる。写真の「RAKU SPA GARDEN 名古屋」では大人1人あたり2枚必要だが、漫画コーナーや岩盤浴もあり、館内着や岩盤浴用のタオルもインクルーシブ。長時間ゆったり過ごせる。※リラクゼーション施設料金、ヘアカット代などは別料金
■ニフティライフスタイル(4262)(株価1,459円、14万5,900円)の株主優待は…
ニフティライフスタイルは、「ニフティ温泉」掲載の対象温浴施設の優待券が電子チケットでもらえる。権利月は3月。100株では2,000円相当、300株では4,000円相当、500株では6,000円相当がもらえる。
2025年3月度では、「SPA-HERBS(埼玉県)」や「有馬温泉 太閤の湯(兵庫県)」、「東京豊洲 万葉倶楽部(東京都)」、「天然温泉 かきつばた(愛知県)」など、全国合計42施設から選べた。1施設を選び申し込むと、電子チケットを受け取れる。施設によって1名利用チケット、2名利用チケットと違いがあった。
こちらの株主優待のメリットは、温浴施設のチケット以外にもPontaポイントなどの電子ギフトが選べたこと。電子ギフトの額面は温浴施設利用分よりも下がってしまうが、自分の住んでいる地域に施設が少なく、利用しにくいと感じたら電子ギフトをもらう選択肢もある。
■テルマー湯ホールディングス(3521)(株価173円、5万1,900円※300株購入時)の株主優待は…
予算が約5万円で株主優待を手に入れられるのがテルマー湯ホールディングス。権利月は3月だ。株主優待は、温浴施設の「テルマー湯」で使える優待券で、300株以上で新宿店、西麻布店、各1枚がもらえる。
平日優待券なので、土曜日、日曜日、祝日、そのほか特定日は利用できないが、現在の株価は173円。300株、5万円程度で、2枚の無料招待券がもらえるのはアツい。
■ベルーナ(9997)(株価927円、9万2,700円)の株主優待は…
ベルーナの株主優待の権利月は3月と9月。100株だと、梅干しや大福などから好きなものを選んで1点がもらえるのだが、それ以外にもベルーナグループが運営する施設割引券が株主優待の封筒に入っているので確認してみてほしい。割引券を使うことで銀座にある「SPA&SAUNA コリドーの湯」を安く利用できる。
100株保有では半期ごとに券面1,000円割引券が2枚。1人1枚ずつ使える。「コリドーの湯」では平日60分コース1,900円で、株主優待券を使えば1,000円割引で利用できるため、1回あたり900円になる。銀座駅や新橋駅から近い温浴施設。暑い夏の日、仕事帰りにさっと入ることも可能で、なんだかデキるビジネスマンっぽい(「24時間戦えますか」のフレーズを思い出したのは、私だけじゃなかろう。)。
■共立メンテナンス(9616)(株価2,582.5円、25万8,250円)の株主優待は…
共立メンテナンスの株主優待は、100株では2,000円分(年4,000円分)の株主優待割引券、リゾートホテル優待券1枚がもらえ、権利月は3月と9月。この株主優待割引券は、運営している温浴施設でも利用できる。
「ドーミーイン」などホテルのほか、温浴施設「風風の湯(京都)」や、「ちゅらーゆ(沖縄)」、「明神の湯(東京)」でも利用できる。「ドーミーイン」の宿泊に使うには足りない額でも、温浴施設の割引なら節約効果を感じられそうだ。電話で聞いてみたところ回数券には使えなかったが、都度払いをする際に、割引できたらきっと嬉しいことだろう。
「明神の湯(東京)」で試算してみると、大人(中学生以上)、平日、10時~17時に入館すると1人900円、小学生なら600円。例えば、親子3人(大人2人、小学生1人)で行くなら2,400円。2,000円分の株主優待券があるなら支払い400円で利用できるわけだ。
■タカチホ(8225)(株価3,625円、36万2,500円)の株主優待は…
長野県にある「まめじま 湯ったり苑」の割引ができるのはタカチホ。国内旅行のおみやげを販売する会社だが、温浴施設も運営し、100株保有で、温浴施設「まめじま湯ったり苑」の無料入浴券5枚、または自社オリジナル商品として菓子詰め合わせ2,500円分かどちらかを選べる。権利月は3月。500株、5,000株と株数が増えるごとにもらえる内容が増える。
「まめじま 湯ったり苑」の入浴料は、平日大人(中学生以上)だと800円なので、5枚分は4,000円。近くで利用することができるなら、自社オリジナル商品(2,500円相当)よりも「まめじま 湯ったり苑」の入浴券をもらった方が金額としては高い。
■名古屋鉄道(9048)(株価1,770.5円、35万4,100円※200株購入時)の株主優待は…
名古屋鉄道の株主優待は、権利月3月と9月。600株保有で、電車線の片道乗車証2枚(年間4枚)がもらえるものだが、200株3月権利では「ゆのゆ」の割引のほか、「リトルワールド」などの入場招待券などがもらえ、使いこなせば、ファミリーでめいっぱい遊べる内容だ。
200株、3月権利では、入浴料と岩盤浴セットで1,100円になる「ゆのゆ TOYOHASHI」の割引券がついてくる。通常、平日大人料金は900円、岩盤浴は700円なので合計1,600円するところ、500円引きで利用できる。入浴料のために名古屋鉄道の株をわざわざ買う人は少数派かもしれないが、電車線の片道乗車証を使うついでに豊橋駅から路面電車に乗り、「ゆのゆ TOYOHASHI」にも立ち寄ってひとっ風呂。食事処やリラクゼーション施設もあるので、時間が許せば、そのまま長居してもよい。
文/谷口 久美子
最近のスーパー銭湯・温浴施設における館内設備の充実ぶりは、目を見張るものがある。そのため、行きつけの施設にサウナや岩盤浴、美味しい食事を目的に足しげく通う人は多…







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